おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
5月17日(月)・18日(火) の2日間の身辺雑記を書き連ねます。
続いていた研修は、オフの2日間でした。
さて、ポイントは、次の2つです。
1.被災地(石巻)のアベさんからのメール
2.映画鑑賞:『英国王のスピーチ』
1.被災地(石巻)のアベさんからのメール
久しぶりに「被災地のアベさん」のお話です。
最近ヒューマン・ギルドでお預かりしていた支援物資をアベさんにお送りしたら、アベさんから私宛にメールが届き、近況もお伝えいただきました。
被災の日から70日ほどになった時点で心理面の変化もあるようです。
アベさんの許可を得ておりますので、以下にご紹介します。
岩井俊憲様
お世話様です。
先日も、様々な支援物資を送っていただき、ありがとうございました。
せっかくの支援物資ですので、誰に渡せば喜んでいただけるかを妻と相談しながら配布しております。
お陰様で、学校の方にも、全国から沢山の支援物資が届けられ、子供たちが使う文具類はだいぶ充実してまいりました。
また、SMILEの同窓会を企画されたSさんのご主人様のご尽力で、ピアニストの河野康弘さんが2週間後に勤務校でコンサートをしてくださることとなりました。
Sさんのご主人様とは、昨年の8月末の「SMILE同窓会」に参加させていただいた際に、知り合いました。「竹ちゃん」にて席が隣になり、楽しく話をさせていただいたご縁です(あの時も、私は飲み過ぎて大変でしたが)。
私自身は、新しい勤務校となり1ヶ月が経過しましたが、まだ暗室にでも入っているようで、手探りの日々です。と、言うよりも、何をどのように段取りして進めていけばよいのかよく分からず、まぁなるようになると思い、ぼぉーとしながら過ごしております(わざと考えないようにしているのかもしれませんが)。
テレビを観ていても、途中で居眠りをすることも多いです(でも、晩酌をしないで済ませられる日も増えたので、ストレスはうまく解消しているのかも?)。
先ほどは、テレビを観ながら居眠りをしていると、NN口大先輩から電話をいただきました。久しぶりに明るく元気なお声で、現在の仕事の様子等を生き生きと話されていました。着実に成果を挙げておられる様子に、ただただ感心させられ、よい刺激をいただきました。
つくづくよい仲間に見守られ、ヒューマン・ギルド様にて、ありがたいご縁をいただけたと感謝をしております(しかし、つい甘えてしまし、いろいろと支援をいただきながら、きちんとお礼をしていない方もいますので、申し訳ないなあと思っております)。
先生も、ますますお忙しく過ごされることと思いますので、お体をお大事になさってください。
それでは、これにて失礼させていただきます。
◎「被災地のアベさん」のシリーズは次のとおりです。
3月21日 被災地のアベさん
3月29日 続・被災地のアベさん
4月7日 続々・被災地のアベさん
4月11日 被災地のアベさん その4
4月15日 被災地のアベさん その5
4月19日 被災地のアベさん その6
4月21日 被災地のアベさん その7
2.映画鑑賞:『英国王のスピーチ』
5月18日(水)は、カミさんと新宿で待ち合わせて『英国王のスピーチ』を観に行きました。
話題作でもありますし、5月12日に観た『マーラー 君に捧げるアダージョ』に不満足感を持っていただけに、映画で満たされたい気持ちもありました。
現イギリス女王エリザベス2世の父ジョージ6世の伝記をコリン・ファース主演で映画化した歴史ドラマ。
きつ音障害を抱えた内気なジョージ6世(コリン・ファース)が、言語療法士(ジェフリー・ラッシュ)の助けを借りて障害を克服し、第2次世界大戦開戦にあたって国民を勇気づける見事なスピーチを披露して人心を得るまでを描く。
出演:コリン・ファース、ジェフリー・ラッシュ、ヘレナ・ボナム・カーター
監督・脚本:トム・フーパー
とありましたが、私の印象に残ったことは、きつ音で悩むジョージ6世と言語療法士の治療関係と友情(ヨコの関係)でした。
言語療法士は、相手が国王であっても毅然とした態度を貫き、困難に直面する場面で勇気づける姿に涙が出そうになりました。
ラストシーン近くで流れるベートヴェンの交響曲第7番とピアノ協奏曲第5番(皇帝)の、それぞれ第2楽章が映像にぴたりと合っていました。
やはり私は、マーラーよりもベートヴェンの方がずっと好きなようです。
『英国王のスピーチ』を強くお勧めします。
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