アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。新宿区神楽坂で研修&カウンセリングの事業を営む ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

昨日(12月23日)は、ヒューマン・ギルドで第18期 ELM勇気づけトレーナー養成講座 が行われていました。

私は、16:00近くにオフィスに行きました。

Mビルのエレベーター脇にはクリスマス飾りが。

私がオフィスで仕事をしていたら、感想発表が始まろうとしていました。

研修室に入り、1人ひとりの感想をお聞きしました。

テキストの構成がいいなどの高評価の感想でした。

その後は、小倉玄さんと鈴木三穂子さんから締めのごあいさつと修了証授与。

8人の方がめでたく修了。
お疲れ様でした。


ところで、ELM勇気づけは、リーダーシップにも有効です。
教師が児童・生徒に使えますし、職場や家庭でも生かせます。

リーダーシップと言えば、12月22日の読売新聞の夕刊の「よみうり寸評」にこんな話が載っていました。

信頼関係を築くうえで何に気を付けるか。サッカー解説者で、アテネ五輪日本代表監督を務めた山本昌邦さんは「主語の使い方」だという。

チームが目標を達成した時は「お前たち」「君たち」と呼びかける。たとえ監督(上司)の戦略が実を結んだ結果だとしても、選手(部下)たちを主語にして功績をたたえる。

逆に悔しい結果に終わった時には、「お前たちはああすれば良かった」と言わず、主語を「我々」「私たち」にする。

それにより、上司も責任を共有していると部下は感じ、失敗の原因を素直に受け入れるのだそうだ。

山本昌邦さんは民主的リーダーの典型です。

『やる気を引き出す教師の技量』(ルドルフ・ドライカース/パール・キャッセル著、松田荘吉訳、一光社)という教育者向けの本から独裁的リーダーと民主的リーダーとして、次の対比がありました。

やる気を引き出す教師の技量―管理・強制教師から民主的グループ・リーダーへ
松田 荘吉
一光社

独裁的リーダー

ボス
声が鋭い
命令

圧力
協働を要求する
あなたがどうすべきかを告げる
考えを押しつける
支配
批判
間違い捜し
罰する
私があなたに告げる
私が決めて、あなたが従う
ボスの単独の責任

民主的リーダー

リーダー
声に親しみがある
勧誘
信望
鼓舞
協働に引きつける
私がどうするかを告げる
考えを売り込む
案内・指導
勇気づけ
達成を認める
援助する
討議する
私は示唆して、決めるのを助ける
チームに責任を分ける

さて、あなたはどちらのリーダーのタイプですか?

◆アドラー心理学によるリーダーシップ論の本として、私は『勇気づけのリーダーシップ心理学』(学事出版、1,600円+税)を書いています。
是非、お読みください。

勇気づけのリーダーシップ心理学
岩井 俊憲
学事出版

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