おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。
著者の羽矢 辰夫先生(青森公立大学教授)から贈呈されて『ゴータマ・ブッダのメッセージ―「スッタニパータ」私抄』(大蔵出版、2,300円+税)を読みました。
原始仏典の『スッタニパータ』に関しては、岩波文庫でお馴染みですが、ゴータマ・ブッダの生涯にも触れながら、「ばらばらコスモロジー」から「つながりコスモロジー」へと意識を転換させる本です。
私は、この本を読みながら何箇所にもマーカーで印を付けたのですが、それらを書くと、このブログの膨大なスペースを使うので、「あとがき」にある羽矢先生の言葉で、それらを代表することにしましょう。
ゴータマ・ブッダのの思想をみると、生きているうちに、みずからの苦しみを解決することが説かれています。さわやかに生きて、死ぬことができることを教えてくれます。生きる意味を問う者にとって大きなヒントとなる、現実に即した教えが随所に説かれています。
羽矢先生は、自ら瞑想を実践される方なので、第6章の「戒律・瞑想・智慧」の部分は、他の仏教学者の解説と違って、とりわけ説得力がありました。
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