アドラー心理学に基づく勇気づけの研修(外部研修も)とカウンセリング、コンサルティングを行っています。
アドラー心理学による勇気づけ一筋40年 「勇気の伝道師」   ヒューマン・ギルド岩井俊憲の公式ブログ



おはようございます。ヒューマン・ギルド の岩井俊憲です。

著者の羽矢 辰夫先生(青森公立大学教授)から贈呈されて『ゴータマ・ブッダのメッセージ―「スッタニパータ」私抄』(大蔵出版、2,300円+税)を読みました。

ゴータマ・ブッダのメッセージ―『スッタニパータ』私抄
羽矢 辰夫
大蔵出版

原始仏典の『スッタニパータ』に関しては、岩波文庫でお馴染みですが、ゴータマ・ブッダの生涯にも触れながら、「ばらばらコスモロジー」から「つながりコスモロジー」へと意識を転換させる本です。

ブッダのことば―スッタニパータ (岩波文庫)
中村 元
岩波書店

私は、この本を読みながら何箇所にもマーカーで印を付けたのですが、それらを書くと、このブログの膨大なスペースを使うので、「あとがき」にある羽矢先生の言葉で、それらを代表することにしましょう。

ゴータマ・ブッダのの思想をみると、生きているうちに、みずからの苦しみを解決することが説かれています。さわやかに生きて、死ぬことができることを教えてくれます。生きる意味を問う者にとって大きなヒントとなる、現実に即した教えが随所に説かれています。

羽矢先生は、自ら瞑想を実践される方なので、第6章の「戒律・瞑想・智慧」の部分は、他の仏教学者の解説と違って、とりわけ説得力がありました。

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