井内利彰

競馬に携わってます

栗東2歳馬ニュース110715

2011-07-15 | Weblog
画像はいよいよ明日がデビュー戦となるクラレント。

今週の火曜日は一頭で乗られていましたが、さすがに落ち着きない様子も見せていましたが、こうやって慣れさせるってことも大切なんでしょうね。
そして今朝はコーダリーとともに芝コースでその感触を確かめるキャンター。

なんだか今年の橋口厩舎新馬は入念に仕上げているような気がしますが、そのあたりは今週末の結果が出たら先生に聞いてみることにしましょう。

まずは母ファレノプシスのアワーグラス。
こちらはデビューか放牧かという選択肢がありましたが「今週の追い切りで思ったほど動かなかったから放牧に出したよ。遅生まれでそんなに急いで使う馬じゃないし、使えば期待の大きい馬。それならちゃんと動けるようになってからってことで」と中竹先生。

期待されたファンの方も多かったと思いますが、ひとまず秋まで帰厩を待ちましょう。

そして明日、函館競馬場に入厩するのは母ミスフーバフーバ。
こちらは予定通りなので、あとはデビューまですんなりメニューをこなしてくれるだけです。

函館競馬場といえば、トウカイメロディの半弟キクノエクレールが入厩していましたが、一旦放牧に。野中先生から「ちょっと疲れも出たので放牧に。秋に栗東へ連れてくるよ」と今後の予定を聞くことができました。

デビュー組ではサトノインスパイアが惨敗後に放牧へ。
「もっと動けると思ったんですけどね。やっぱりダートがいいと思います」と村山先生で、北海道シリーズでもう一戦、次はダートでやってくれるはずです。

サラブレ8月号

2011-07-14 | Weblog
画像は今月発売のサラブレに別冊ブックとして付録されている「馬券に活かす厩舎別勝負パターン」の小冊子です。

この中の栗東所属厩舎の「トレセン発」と書かれた項目を担当させていただきました。

実はこれが原稿量にすると、かなりのもので、結構たいへんでした。
しかしながら、出来栄えは自分でもある程度の納得モノで「厩舎の調教特徴を知って馬券を買いたい」という方にはぜひとも読んでいただきたいと思ったので、ここで紹介させてもらうことにしました。

実際、この原稿を仕上げてから、コメント通りに激走したのがピースピース。
荒川厩舎は間隔を詰めてこそ、みたいに書いているのに、買ってませんでした…。

調教データとじっくりにらめっこしながら書いているので、説得力ある数字なんかも出せましたし、夏競馬だけと言わず、通年でお役に立てば。

また本誌の方では夏競馬に役立つ調教の見方も担当させていただいています。

告知になってしまいましたが、2歳馬情報はまた明日たっぷりと。

栗東2歳馬ニュース110713

2011-07-13 | Weblog
画像は(右)ウイニングサルート、(左)エターナルフェイムです。

この2頭は北海道遠征が決定しており、移動するのは来週。
その前の仕上げというわけではありませんが、今朝はこの2頭が坂路で併せ馬をしています。

動きはどちらも余力残し。
どちらも甲乙つけ難い、いい動きだったと思います。

この追い切りに先生も「いいですね」と笑顔。
ちなみに幹夫先生はあまり新馬を褒めるコメントがないだけに、この言葉で水準以上だと先生が感じていることが分かります。
またエターナルフェイムには「日曜は僕が乗ったんだけど、動きますね」と先生がコメントしたので、僕が先生のところに合う馬ってことでPOGで推奨しましたもん、ってちょっと自慢気に話すと「確かにそうかも知れない」と納得していました。

これなら競馬王POGにも入れておくべきだったかも知れませんね。

他の新馬では、先週デビュー予定だったテラノイロハが7.17京都芝1200mへスライド。
ハギノコメントは来週のダート1200mとなっています。

最後にリアルなオーナー、アンビータブルの今朝追い切り。
僕は見ることができなかったんですが、先生から「併せて少し先着。いい動きでしたよ」とのこと。
デビュー戦も兄と同じ番組になるようですし、いよいよ楽しみな感じになってきました。

安田厩舎2歳馬情報

2011-07-08 | Weblog
今週は厩舎限定の情報が多いんですが、今日は安田厩舎の2歳馬情報にしました。
※画像はアンビータブル。

まずは安田先生が「叱りつけたら入るようになったんですよ」と語るゲート練習の成果があったビキニブロンド。
「牝馬ってあまり叱ると駄目なケースがあるんですけど、この馬は素直でしたね。今朝もすんなり入ったので、来週試験を受けます」とのこと。この調子だと小倉でのデビューは十分間に合いますね。

先生が最近よく口にするのはオメガホームラン。
入厩からゲート試験合格まであっという間だったこともあり、とにかく順調とのこと。
函館デビューを予定していますが、その前に山元トレセンを経由するとのことだったので、ターフでその姿を目にするのはもう少し先になりそうです。

そして今日じっくりと調教の様子を見たのが母レディミューズ。
僕がいろんなところでイチオシしたことを知ってくれているので、先生も「今、角馬場にいます」とか「これから坂路です」とか丁寧に教えてくれます。

今日は坂路からゲートのメニューでしたが、坂路を駆け上がる姿は落ち着き十分。
脚の着地点が馬体の中心付近にあるので、すごくスマートなフットワーク。これを見ていてもいい感じが伝わります。

実は先生から「昨日ゲートに入れた時に立ち上がってしまって」と聞いていましたが、今朝はすんなり入って立ち上がることはありませんでした。
ただムズムズした仕草はしており、後から「後扉を蹴っていたみたいです。ゲートはしばった方がいいですね」と来週は特訓するようです。

気が悪いというよりも、ちょっと悪さをするくらいのイメージなのできっと大丈夫。
小倉の最後の芝1800mあたりには顔を出してくれると思います。

ごちそうさまでした

2011-07-07 | Weblog
画像の「田重田さん」はアーネストリーの担当厩務員。
昨日は宝塚記念の勝ち祝いに呼んでいただきました。

最初はみんな大人しかったんですが、徐々にピッチが上がると後半は大盛り上がり。
うまい食事においしいお酒と楽しい時間を過ごさせていただきました。

かなりお酒も進んでいたのに、今朝はみんなしっかりと仕事をしていました。
けっこうな歳なのに、みんなタフですね(笑)

田重田さん、本当にありがとうございました。

音無厩舎2歳馬情報

2011-07-06 | Weblog
昨日の友道厩舎に続き、今日は音無厩舎の2歳馬情報です。

現在はクランモンタナ(画像右)、クラヴェジーナといった厩舎の牡馬牝馬のトップ(と僕が勝手に思っているだけ)の2頭がいるにも関わらず、フォルトファーレンに対して「どうや、どっしり落ち着いて歩いてるやろ」と満足げ。

現時点での先生の評価としてはフォルトファーレン(画像左)がかなりいい雰囲気ですね。
デビューは新潟芝1600~1800mというあたりになりそう。
ただ今月中というよりは、8月初めくらいになるかも知れません。

クラヴェジーナは1回目の試験に落ちていますが、2回目はすんなり。
ただ「乗り手を見てるな」と少し悪さをしそうな気性が実戦でどう出ますか。
具体的なレースはまだ聞けなかったので、来週あたりに決まるんじゃないでしょう。

あと牧場組では「母ブリリアントベリーがいいぞ。ここ1ヶ月でぐんぐん良くなってるらしい」と先生。
逆に母アレキサンドリアは少しトーンダウンしていました。

最後に今朝の追い切りから速報でクラレント。
DPで3頭併せの大外でしたが、とにかく手応えが抜群。
テンから14.9~13.5~12.5秒とポリトラックとはいえ、3F目に速いラップを踏んだので止まるかも知れないと思いましたが、余裕の手応え。
ラスト1Fは13.8秒ですが、これは併せたコーダリーが止まったのに合わせていただけなので、まったく問題ありません。追えば間違いなく12秒台では上がっています。

ストライドの大きな走りをしますし、今朝の追い切りでカーブでの加速もしっかり練習できました。これならデビュー戦を勝たなきゃ嘘でしょ、くらいに思ってます。

友道厩舎2歳馬情報

2011-07-05 | Weblog
今朝の坂路小屋は橋口、音無、友道先生全員に「おめでとうございます」と声を掛けることができた先週の優秀な成績。
特に重賞勝ちの友道先生はいろんな人に声を掛けられていましたが、その間隙を突いて最近聞いていなかった2歳のことを聞きました。

まず栗東に入厩しているサクラエミネント、そして画像のハワイアンソルトについて。
エミネントはすでにゲートに合格しており、先週も坂路で順調に追い切っています。
先生からは「スピードタイプだから初戦から」とコメント、7.16京都芝1400mでデビューを予定しています。

ハワイアンは「今週にでもゲート試験を受けて、合格すれば放牧」とのこと。
しがらきに出して、秋の阪神開催に備えるそうです。

続いて函館組は先週ゲート試験に合格したアドマイヤキュート。
すでに先週金曜には放牧に出されており、デビュー戦は現在のところ、8.21札幌芝1500mを目指します。

ゲート試験に合格して放牧に出されていたラシンティランテは今週函館に入厩して、7.31函館芝1800mのデビューを予定。
そして母ハルーワスウィートは今週木曜に函館に入厩してゲート試験だけ受けるとのこと。

先週デビュー予定だったデビルシニスタは諸事情により、7.10函館芝1200mに岩田ジョッキーで予定。
先生は「先週はイワタに乗ってもらって、ちょっと重いって言ってたから、ちょうどよかったかも」とスライドを歓迎していました。

ドラ指名馬が入厩予定

2011-07-01 | Weblog
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まずはタイトルに関係ある話題。

安田先生から「サンライズシャトーが来週入ります」とうれしい情報を聞くことができました。
あらためて印象を聞いてみると「牧場の量りで490キロ。やっぱり雰囲気あるシルエットをしていますね」と評価の高さは変わりません。
入厩してゲート合格を目指すことになりますが、順調ならそのままデビューという運びになりそうです。

また中竹先生からは「7月中旬に母ミスフーバフーバを函館に入れる」とのこと。
こちらもゲート合格からデビューの流れになりそうですが、具体的に8.14札幌芝1800mが視野に入っているようですね。

あと、リアル二口のアンビータブルは順調に調教を消化。
先週は1400mあたりでのデビューになるかな?という感じで先生と話していましたが、今朝「トビが大きいみたいなので、できれば1800くらいを使いたいですね」とのこと。
具体的にどの番組とは決まっていませんが、そのあたりでデビューしてくれると先々が楽しみですね。