井内利彰

競馬に携わってます

クラシックも意識して

2009-07-10 | Weblog
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今朝は調教師スタンドで見掛けた安田隆調教師にシンメイフジのおめでとうございましたコメントから入りました。
「審議になった時はうちの馬じゃないかと思ってヒヤっとしましたけど、違ったのでよかったです。正味1Fしか競馬していないのに強い競馬でしたね」と振り返ってもらいました。

今後については「昨日放牧に出ました。次はダリア賞に使います」とのこと。
僕の方から「距離は長くても良さそうですね」って質問すると、先生から「牧場が『母は長いところで走ったからこの馬も』って話していたんですが、調教をやっているとそんな感じはなかったんです。でも調教とは全然違っていたので、やっぱり牧場が言うようにもっと長い距離の方が良さが出るかも知れませんね」と来年のクラシックに向けては楽しみなコメントも出てきました。

そして今週は未出走のオーセロワとジュライSのレディルージュ。
「オーセロワは既走馬相手にどこまでやれるか。ここで勝てるようなら、3つくらいはポンポンと勝ってくれるかも。レディルージュは追い切りが抜群でした。この時期がいいのか、状態はぐんぐん上がっています。坂路の道悪は全く苦にしないので、芝の道悪でも全く問題ないんじゃないでしょうか」と強気のコメントでした。
とにかく勢いを感じる厩舎だけに、先週からの勢いは止まりそうにありません。

続いては池江パパにゲート試験に合格したリルダヴァルについて聞いてきました。
「順調にゲート試験も合格してくれたから、小倉の芝1800mあたりを目標にするよ」ということなので、8/2が濃厚でしょう。
ひょっとしたら新潟という話もありましたが、現状では小倉デビューで固まっているようですね。

そして来週入厩予定がメルヴェイユドール。
「後半の小倉で使うように仕上げていく」とのことですから、この夏にデビューするパパ新馬も多いようですね。

ちなみにヴェラブランカに関しては「オーナーの意向」が強かったようで芝1400mです。

今日は追い切りから2歳馬情報

2009-07-09 | Weblog
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追い切りの数も少なかった上、友道調教師に話しが聞けていないので情報量は少ないのですが、今朝の追い切りで目立ったカガミサンデーについて。

崎山厩舎に入厩している2歳では一番攻め駆けする馬で、今週の追い切りは3歳クレバーアグネスとやることに。
内を回っていたとはいえ、2馬身ほど追走する形でバックストレッチを走って、コーナーを利して並走する形へ持っていきました。

最初は先着するかと思わせる手応えでしたが、さすがにアグネスには先着することができず、結局は1馬身の遅れ。
全体の時計も87.1-69.0-52.7-38.1-12.0と決して速くありませんでしたが、年上と併せたことで走りのグレードは上がったはず。
どうやら札幌でデビューするようなので、今後の追い切りを見ることができないのは残念ですが、忘れないように注目しておきたい一頭です。

今日は佐々木厩舎の2歳馬

2009-07-08 | Weblog
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まずは佐々木調教師の期待馬ダノンスパシーバですが、5月の時点で入厩直前まで事が運んでいましたが、入厩前日になって捻挫してしまいキャンセル。
しかしその捻挫の症状も大事には至らず、今では順調だそうです。

先生は近々の札幌か函館への入厩も考えていたそうですが、産地馬体を受けていないということで栗東へ入れるしかない状況。
担当厩務員のことも考えれば、秋前に入厩することになるんじゃないかと思います。

その話しの続きで「これもいいよ」と出たのが、母フォルクローレのディアブラーダ。
こちらは函館に入厩させてゲート試験を受ける予定。その後順調なら使う可能性もありますが、今のところは試験に合格すれば放牧してから栗東へ再入厩の予定。

先週もお伝えしたサクシードは現在ゲート練習中。
とにかく淋しがりやで一頭になると鳴きまくります。
その割にはゲートにすんなり入ったので、あとは出ることができれば。

そしてマイネルラディウスは明日ゲート試験を受ける予定です。

今朝の調教も目立った馬だけピックアップしておきましょう。
まずはラジオNIKKEI賞で無念の除外を食らったアドマイヤメジャー。

すでに馬場も荒れた時間にスピード感抜群の動きで82.8-66.6-51.5-37.3-12.0は超優秀。
これまでの競馬っぷりから坂のある阪神に疑問は残りますが、体調は万全でしょう。

同厩ラプリマステラはフローズンダイキリとの併せ馬。
道中はラプリマの方が手応えが悪い感じですが、直線に向いて追い出すと全く逆。
上村騎手が跨っていたとはいえ、82.0-66.4-52.0-38.2-12.4は2歳としてはトップクラス。
追われるごとにこんな時計を出せるようになった点も将来性を感じさせてくれます。

今週の追い切りで驚いたといえばマイネアロマ。
3歳と併せて内を回ったとはいえども、81.5-66.5-52.2-38.5-12.7を持ったままの手応えで出してくるあたりは能力の高さでしょうか。
先週までこんな良い動きをしていなかったのですが、担当する立山厩務員いわく「先週は初めてやったから」ということで元々能力の高さは感じていたそうです。

実はヴェラブランカの追い切りも82.7-67.0-51.8-37.9-12.6ですから、2歳馬として上等な数字でしたが、1400mに出ても1800mに出ても前記2頭に劣っているような印象を受けます。

レース内容に期待

2009-07-04 | Weblog
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明日の阪神は芝1200mでメイクデビュー。
シンメイフジを避けたのか、芝1200mでは短いから来週の芝1400mに回ったのか、出走頭数が少なくなりました。

そのシンメイフジ。
スピード能力が高いのに、新馬から標準多め併用で仕上げてしまっただけに、今後の上積みが?ではありますが、レース内容に期待しましょう。

あと安田隆厩舎つながりでちょっと訂正です。
3歳未出走のオーセロワですが、僕の聞き間違いで来週土曜のダート1200mでした。
先生から「土曜の○混の1200」と聞いたので、勝手に勘違いしていました。
どうもすいません。

今日も2歳馬情報

2009-07-03 | Weblog
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まずは先週の阪神ダート1200mの新馬戦を使った2頭。

3着コスモファントムは「やっぱり距離が短かったかな?ずっと追っ付け通しだったもんね。それでも終いはいい脚で差してきてくれてるし、次は新潟(7/19・ダート1200m)に行くわ」と宮調教師。

5着トミケンパルテイは「最後はバテたね。次は小倉で使います」と坂口則調教師。7/25のダート1000mを予定しています。
POG指名しているY氏のために「芝は使わないんですか?」と聞きたかったんですが、次負けたら聞いてみますね。

その後は池江パパにイネオレオを聞きに厩舎へ。
「最初は3頭出しも考えていたけど、結局1頭になったね。欲張るなってことかな(笑)」と除外されたものの、3頭ともがそれぞれのレースへ出走することになったので、良い方向で考えると笑顔で答えてくれました。

そして先週の日曜、阪神競馬場で「福島で使うぞ」と意気込んでいたヴェラブランカも除外に。
「これも輸送して使うなってことやろ。来週の1400mか1800mに使うわ」ということで1800mが濃厚ですが、現時点では乗り役を探しているとのこと。

最後は佐々木厩舎の2歳。
ルクソールシチーがゲート試験に合格したので、明日放牧へ。
13.4-12.1-13.2というまだ速い時計も出していないのにこの動きができるんですから大したもの。
このひと夏で更に成長してくれれば、ひょっとしたらの大物になるかも。

この試験はマイネルラディウスと一緒に受けたんですが、こちらは不合格。
騎乗していた佐藤哲騎手は「また来週行ってくるわ」とサバサバしていましたが、今日の様子ならすぐに合格しそうです。

そして昨日入厩したのが母オルカインパルスのサクシード。
「産れて3日目に見て「これは!」って一目惚れした馬。順調に行けば、NHKマイルCちゃうか」と先生の評価は非常に高いのでびっくり。
入厩したばかりで無駄な暴れや嘶きを見せていますが、確かにトモあたりはしっかり。
これ、指名馬にした方が良かったかも、とやや後悔しています。

今日は2歳馬情報

2009-07-02 | Weblog
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まずは残念なお知らせから。
競馬王POG本など、多数のメディアで「西園厩舎のトップバッター」的に取り上げさせてもらっていたフィールドシャイン。

昨夜、北の工作員さんからメールをもらっていたので、その真相のほどを確認したら、やっぱり故障だそうです。
たぶん全治9ヵ月の診断になりそうですから、POG期間での活躍はほぼ不可能ですね。

逆に週を追うごとに良くなってる印象を受けるのがラプリマステラ。
今朝はフローズンダイキリ、スルージエアといった未勝利軍団とのCW3頭併せ対決でしたが、運動負荷も精神負荷も掛かる3頭の真ん中に位置。

内からスルージが追い付いてくるとラプリマも外ダイキリに併せて直線は並んで3頭。
バテるかと思いきや、なかなか渋太い伸び脚を見せて、最後はダイキリに大きく先着。
スルージとは同入でしたが、全体的な時計も内容もぐんぐん良くなっています。

この調子なら「勝っても負けても放牧」ではなく「勝って放牧」で大丈夫なのでは。

続いて先週もお知らせした橋口厩舎の新馬。
キラウエアがオーナー事情も考慮されて、7/19新潟芝1600mに変更。
乗り役は変わらずの小牧太騎手。

ローザミスティカは番組自体変わりませんが「週末の追い切りでどうするか決める」ということなので、現時点では結構良い動きをしないとデビュー延期の可能性が大。
これは日曜の追い切りに注目ですね。

そして栗東手前まで来ている新馬も続々。
その中には今年の私的期待馬シャイニーナイトもいます。

7/3に宇治田原の方へ入厩予定とのこと。
「すぐこっちへ連れてくるわけじゃないけど、ここまで来ておけばいつでも入厩できるから」と先生。
順調に来ていることがなによりです、ほんと。

今週は3歳初出走祭り?

2009-07-01 | Weblog
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今朝から5時乗り、そしてDW閉鎖でいつもとは少し違う様子でスタート。
一番乗りからCWでわんさと追い切ったので、坂路を見る暇は全くありませんでした。

しかし忙しいのも小倉が始まるまでの2週。
小倉も始まれば、本当のローカルモードになるでしょうから。

さて先週の競馬でN厩務員のレッドシャガーラが快勝。
どうもおめでとうございます。

今週は函館SSですので、それこそ北からの情報をお待ちしております。
特に男前助手の担当するビービーガルダンが気になっていますので、よろしくお願い致します。

そして栗東で気になったのは3歳未出走の2頭。
どちらも人気する要素を持っているだけに馬券でどこまでおいしい思いができるか分かりませんが、ひとまずまとめてみました。

オーセロワ 7/4 阪神芝1200m 武豊騎手

いつものように調教を見ていると、今朝は安田隆調教師から声を掛けていただきました。
「シンメイフジ、順調に来てますよ。今朝の動きもしっかりしていましたし。この馬が負けたら、うちで新馬勝ちできる馬はいませんから」とまたまた謙遜コメント。
しかしわざわざ先生から状況を教えてくれるということは、順調に仕上がった証拠でしょう。
また坂路で追い切りをやったダッシャーゴーゴーも順調だとか。こちらも先生の手応えはあるようですね。

そして「今週の未勝利に出走するんですが」と前置きして話してもらったのがオーセロワ。
今朝一番で追い切りをやって、時計自体は6F83秒そこそこだったんですが動きが抜群。
「いきなりから動けると思うんです。武豊くんに頼みましたし」とのこと。

その話しを聞いてから坂路で50.8秒で動いたことを確認したので、その件について聞いて見ると満面の笑みで「そうなんですよ」ととにかく文句ないことを表現してくれました。


アウサンガテ 7/5 阪神芝1600m 佐藤哲三騎手

以前にも紹介したインティライミの半弟。
その後も順調に調教を重ねていて、ここ2週は坂路での追い切り。
先週も動きは良かったんですが、さらに目立ったのが今週でした。

まずCWをキャンターで1周したんですが、その姿は前向きそのもの。
とにかく首を下げて、しっかりとした脚取りで駆けてきます。

そして坂路で1秒ほど2歳新馬アリエナイを追走しましたが、ラスト2F地点ではほぼ並びかける態勢となって、最後は相手を突き放す動きでした。
ラップが14.7-13.2-13.0-12.8ですが、その数字通りの徐々に加速する感じはとても未出走とは思えないセンスの良さ。
騎乗していた山田助手いわく「最後は一杯だった」ということですが、見た目にはまだまだ伸びそうな雰囲気でした。

もちろんこの動きを見た佐々木晶調教師も大満足。
なにしろ同じ時間帯でこの時計はなかなか出なかったので、それは価値のある時計だと思います。