井内利彰

競馬に携わってます

時計の出る馬場

2008-01-16 | Weblog
今朝のDWは跨っている攻め専も「走りやすかった」という状態。
もちろん時計も出やすい馬場でした。
前半14秒台で飛ばしても終いも13秒台では踏ん張れる馬場、だから83秒だと少し遅いくらい。
終い11秒台なんてザラにいました。

CWは若干掛かるのかなという印象。
それでも先週までが速すぎただけで、まだまだ平均的な時計よりは速い状態です。

坂路は遅くないけど、速くもない。
普通ってところでしょう。

そんな中、目立つ動きを見せていたのは京成杯に出走するリトルアマポーラ。
牝馬ですが、動きがしっかり。輸送さえこなせばチャンスは十分ありそうです。

あとは小倉の勝ちに行くフィッツロイ。
先週よりだいぶしっかりした動きができるようになりました。
中舘騎手を配して万全の態勢。

穴ならダートのマイネルクロイツ。
攻め馬だけ動けば未勝利はすぐ脱出できるはず。
豪腕川原正一に目一杯追ってもらいましょう。

痛恨です

2008-01-15 | Weblog
ウォーターオーレが思った以上の伸びを見せているのに、ウインルーセントは手前を替えず、もがき苦しんだまま。
結局、坂路調教馬が有利な馬場に伸びを欠いてしまいました。

ウインルーセントが標準トラックでは不利なのは分かっていましたが、それでも力が違うと過信したところが失敗。おいしい馬券を逃してしまいました。

逆に調教適性があっても好走できなかった馬は「力がない」「他の適性がない」と判断するべきでしょう。
それが朱竹賞のエイワイエヤス。坂路調教馬が好走できる馬場で見せ場のない惨敗。軽目坂路のバロンダンス、パッションローズがあそこまで走れたんですから、坂路調教馬に有利だった馬場は明らか。エイワイエヤスの適性はダートだったということでしょう。

先週の調教傾向は今週からnetkeibaでスタートする「調教Gメン研究所」でたっぷりと書いています。
特に気になるのは日経新春杯。こちらは「今週の調教Gメン」で掘り下げて書いていますが、先週の馬場傾向だと一杯系ですね。

雨に泣く

2008-01-12 | Weblog
いつものことながら雨競馬はあきません。
カスリもしてなかったような気がします。
天気になった明日こそ。

あしたの単勝

京都1◎ココシュニック
クロフネ産駒の坂路調教へのシフト。ブリンカーも着用して鉄板。
もちろん相手は一杯系。

京都7◎カシノダンク
標準少め坂路→一杯平均坂路。
今週の追い切りも好調時の時計が出ました。

京都10◎ウォーターオーレ
この距離ベストの標準多め坂路。相手は当然ウインルーセントだけ。


今朝は0℃

2008-01-11 | Weblog
今週末は雪の影響で関西馬の中山輸送に問題。
降雪による輸送到着遅延を心配して通常より早くこちらを出走しなくてはいけないようです。
大した影響はないように思えますが、これによっていつもとは違う形になることは確か。
今週の競馬でそのあたりの影響が微妙に出ないか気になるところです。

さて今朝はいつも通り、安達調教師に取材。
「馬券になる馬はいてないよ」と言いつつも色気がありそうなのはランドマッハ。
「地方の時計が速くないから自信はないけど」と前置きをしつつも「状態もいいし3着くらいはありそう」とのこと。
札幌で未勝利を勝ち上がる寸前まで走っているので中央転厩の初戦から走れそうな予感です。

あしたの単勝

中山11◎クラウニングワーク
これで内枠だったら最高なんですけど。先週のワイルドファイヤーと同じ調教タイプ。

中山12◎エムケイドリーム
こちらも内枠だったらよかったのに。休養明けが多く標準トラックはこの馬くらい。

降ってほしくない雨

2008-01-10 | Weblog
週末の空模様が怪しいようです。
東京では雪になる可能性まであるんですね。
京都ダートは調教量が多い馬が好走している先週。
乾いたダートなら間違いなくその傾向が続くんですが、雨が降ってしまうとまた違います。
なんとか、なんとか天気が保ってほしいところ。

ただ雨が降っても大丈夫そうなのは京都12◎フォルテピアノ
前走は休養明けで1本足りない状態での出走。
それが今回は叩いた効果歴然で運よく抽選も突破しました。
ここはアタマで勝負でしょう。

走りやすい坂路

2008-01-09 | Weblog
寒い寒いとはいえ雪こそ降らない栗東。
今朝も調教開始の頃を過ぎると徐々に暖かくなっていきました。

今朝の坂路は好時計が連発。
一番驚いたのはサイキョウワールドの時計。
50秒を切りながらもラストは12秒2。
「ちょっと太いから目一杯追ってもらってんけど」ということでしたが、それでも破格な数字です。
51秒台は連発していただけに、ここ数週間との比較をする際は気をつけた方がよいでしょう。

しかしDWは相変わらず時計の掛かる馬場状態。
そんな中でも動きが抜群だったのがナムラハーン。
さすがナムラマースの半弟といったところでしょうか。
とにかくストライドがキレイでスピード乗りが抜群です。
目一杯に追われてきましたから、スパルタ系が好走する京都のダートも苦にならないはずです。

調教終了後はいつものように厩舎まわり。

「うまく乗ってくれたから仕方ない」
と悔しいながらの言葉は京都金杯サクラメガワンダーの友道調教師。

「ユーイチも調教に乗って長くいい脚を使うことが分かっていたから4角先頭の競馬をしたんだけど。後ろからあれだけの脚を使われてはね。今日放牧に出ますが『距離は長い方がいい』ということなので予定では大阪杯から金鯱賞、宝塚記念のつもりです」

昨年はマイル路線でしたが、今年は中距離路線へ。
坂路調教馬が強い金鯱賞、今から狙っています。

いきなり反省

2008-01-08 | Weblog
先日、あしたの単勝として取り上げたシンボリユタカオー。
でしたが、中山芝は馬ナリ系不振じゃないですか。
そんなことをすっかり忘れている自分が情けなかったです。

とにかく傾向は大切。

そんなわけでnetkeibaで先週の回顧と今週の狙い目のコラムをスタートすることになりました。
来週1/15よりスタート。

そのテスト原稿が出来上がりましたので、一度読んでみてください。
来週もこんな感じで原稿を書く予定です。

まずは中山芝。調教傾向が顕著だったのは1200m。
1日目に行われた1000万下のレースでは坂路単一で調教された馬が3頭しか出走していませんでしたが、そのうちの2頭が2、3着。その人気が10、12番人気ですから、いかに調教適性があったかを示しています。そして1、2番人気はトラック調教馬で勝ち馬からは約1秒以上も負けています。
よって1200mは能力以上に調教適性が問われるレースといえます。この傾向は時計が速くなればなるほど続くと思われるので、この週末に雨さえ降らなければ「中山芝1200は坂路」で大丈夫でしょう。

続いて中山ダート。こちらは1800mの結果に注目。
2日目に行われた初茜賞は1~3着までトラック単一で本数多く調教された馬が独占しました。この調教タイプの馬は4頭しか出走していなかったので、決して数に物を言わせた結果ではありません。人気馬がこの調教タイプになれば、かなりの確率で馬券に絡むので穴狙いの方にはレースが荒れるか堅く収まるかの指標としてもお使いいただけるはずです。
今週、重賞のガーネットSが行われる1200mは基本的に坂路調教馬が有利の馬場だと思われます。ただトラック調教馬が好走しているレースもあるので、ガーネットSの前日にあるジャニュアリーSの傾向を見て「速報!調教Gメン」で結論を出します。

京都芝。開幕週とはいえ先行有利ではない結果が続きました。
それを顕著に示しているのが内まわり1200mで行われた新春S。シルクドラグーンは4角回って10番手の位置から2着まで届きました。サンクスアロットにいたっては最後方から大外を回してあわやの4着でした。ともに上がり33秒台を繰り出しています。もちろんこんな脚を使えるのは坂路調教馬です。直線が短い内まわりでこの結果ですから、外まわりではより一層速い上がりが要求されるでしょう。こうなれば坂路で本数多く調教を積んだ馬の天下です。
今週の重賞は外まわりで行われるシンザン記念。こちらは「今週の調教Gメン」でしっかり解説させていただきます。

今週、最も調教傾向が出ていたのは京都ダート。
特に1800mはトラック、坂路問わず、一杯に本数多く追われた馬が好走しました。先週行われた5鞍中、3勝がこの調教タイプ。ちなみに「一杯に追われた」に該当する17頭の単勝を買い続けると回収率は237%、大幅にプラス収支です。
これにワンステップ加えるとすれば「持ち時計」。1日目の500万下を勝った8番人気のヒシウィンザーはメンバー中2位の持ち時計でした。
今の時計の速い京都ダートを勝つには「目一杯の調教と持ち時計」。これを両立させなければなりません。

まだまだ開幕週

2008-01-06 | Weblog
昨日更新するつもりがすっかり忘れていました。

web競馬王のコラムで「5回中山ダ12はトラック有利だったので」と書くと1Rの牝馬限定戦から坂路調教馬が独占。
レース内容を観ていても明らかに坂路調教馬の脚力が力を発揮できる馬場でした。
3Rでは全くの人気薄ケイジージュニアーが追い込んで4着。
これで今開催の中山ダート12は確実に「坂路」有利と思いましたね。
こういった当日に分かることはモバイル競馬王の直前予想に書いています。
前日コラムでは無印にしていた馬を馬場の傾向から評価を変更している場合もあります。
初夢Sのレキシントンシチーがそれ。

あしたの単勝

中山1◎アメイジングレイス
坂路で速い時計が出せる馬が有利な中山ダ1200。ダート替わりもなんのその。

京都2◎メイショウユウシャ
京都ダ1800で土曜日のヒシと同じ厩舎、調教タイプ。

中山12◎シンボリユタカオー
内枠の坂路調教馬。展開さえ嵌れば。

はじめが肝心

2008-01-04 | Weblog
東西金杯。
人気のない馬に◎を打ちましたが、特に中山は自信があります。
調教タイプの適性が抜群なので。
ただ厩舎の中山実績がないところが心配です。

あしたの単勝

京都4◎ウィッシュアウェイ
ダートは全く問題なし。元気いっぱいでここが狙い目。

中山12◎コアレスソニック
年末年始にしっかり坂路で。もっと走れても。

あけましておめでとうございます

2008-01-02 | Weblog
2008年、今年もどうぞよろしくお願い致します。

昨年はいろんな出来事があった1年ですが、また今年も頑張りたいと思います。
競馬予想TV!は近々出演することになると思います。
復帰時には新たな予想ウエポンをひっさげて登場の予定。
調教Gメン的な要素なので、より一層予想の道を一本化してお届けします。

あとnetkeiba、競馬総合チャンネルで東西の金杯の展望を書かせていただいています。
少しでも皆様のお年玉になるように、と色気を持って原稿を書いたつもりなのでよろしければご一読を。

明日が2008年のトレセン初日になるので、また週末のことも含めて更新します。