井内利彰

競馬に携わってます

激戦

2008-04-02 | Weblog
まず今朝の馬場。
先週と変わらず時計は出ます。
坂路でも51秒割れが続出していました。

調教中、ある競馬関係者の方に「2強で堅いですか?」と聞かれた大阪杯。
確かにメイショウサムソンとダイワスカーレットが強いことには違いありませんが、堅いかと言われると他馬の仕上がりも上々なので返答に迷いました。

メイショウサムソンは先週からの報道の通り、今朝は武豊騎手を背にDWで追い切り。
かなり追走する併せ馬になるかと思いましたが、テンから飛ばさず控えめな追い切りでした。
それでも6F80秒1の終い11秒9。
手前をすぐには替えなかったので、ちょっとモタついたようにも見えましたが、ラスト1Fを過ぎると矢のような伸び。
攻め走る馬とはいえ、やはり見映えします。

ダイワスカーレットは安藤騎手を背に坂路での追い切り。
こちらは単走でしたが、4F51秒1。馬の余力はたっぷり残っていました。
落ち着いて走ることができているだけにフェブラリーS回避の影響は考えるだけ無駄ではないでしょうか。

インティライミはハロー明けの坂路を佐藤哲三騎手で。
珍しい坂路追いですが、調教Gメン的には大歓迎。
本日2番時計となる50秒4は「ひょっとしてマイラー?」を思わせるような走り。

ヴィクトリーは松田博厩舎の2頭を壁にDWで。
先週までの動きと比べると???と判断の難しい直線の伸び。

逆にやっぱり追い切りでよく見えるのはサンライズマックス。
時計こそ6F83秒1と平凡ですが、終い11秒7の伸びはさすが。

と、こんなところが大阪杯。

桜花賞1週前の追い切りも行われましたが、トールポピーの動きは絶好。
頭が高く引っ掛かり気味にも見えますが、併せ馬で先着したことがなにより。
チューリップ惜敗は桜花賞へのベストステップですし。

特別ではDWで絶好の動きを見せたマイネルアラバンサ。
とにかくトビが大きく、キレイなストライドで見た目以上の時計を出します。
6F81秒7と速い時計にも関わらず、ラストの伸びも11秒7。
攻めだけ走ればとはこの馬のこと。