もう9月も終わりに近づいていますが・・・・
夏休み、チャレンジ国語の子どもたちは、
教室はお休みでしたが、
郵便でガウディア問題の添削のやりとりをしていました。
やる子は一日4枚ペース、
忙しい子は1日1枚以下でもOK。
ですがこの添削が本当に私にとって勉強になりました。
国語は私はド素人ですので
ガウディア教材について、成田のあっこ先生に指導を受けています。
その先生の添削指導が素晴らしいのです。
参考までに、あっこ先生のこちらはオリジナル教材の添削を了解を得て
ご紹介します。 (こちらは、算数です)
学習障害のある子だけではないと思いますが、
プリント問題にどう取り組むか、という姿勢から身についていない子が
多いように感じます。
どこからどこまで読んでどうするのか、というようなことです。
あっこ先生は、初期にはとにかく「見直そう」ということを伝え続けます。
(↓プリントの一番したまで見ると、書いてある・・・)
また、あっこ先生のプリントの宿題は必ず「先生から○○くんへ」という
気持ちが込められているのが伝わってきます。
不思議なものです。
名前が書いてあって、「○○くん、」と始まっているだけで
受け取る子どもの真剣度が変わります。
問題の表紙には、付せんが貼ってあって、
「無理はあかん!」
「全部やらなくてもいいんだよ」
「わからなかったら飛ばしてね」
なんて、先生の口から普通は聞かれないような言葉が書いてあります。
そしてこれを読んで子どもが「やめよう」と思うかというと
実際はそうではありませんでした。
次に、子どもが提出した課題の添削も、違っていました。
見ればわかりますが、
丸、バツだけじゃありません。
「パーフェクト! うれしい~~♡」
なんて表紙に書いてあると、「先生が、喜んでいる!」と
受け取った子が嬉しくなります。
また、「ふふふ、甘いな」とのコメントには、
「くそ~~!!」と、今度から気をつけるぞ!なんて気合いを入れています。
こうやって数回やりとりすると、
子どもが教材を通して、先生と「会話」をするような姿勢で問題を解くようになりました。
算数の添削でしたが実際に目の前で子どもの変化を見ていると
たかが添削とは言えない。
非常に参考になりました。。。。。
あっこ先生、ありがとうございます!
というわけで、
子どもの家庭学習こそ基礎ですから、
ガウディアの国語も、ひーこら言いながら、
あっこさんの真似をしてがんばってみました。
進度はそれぞれ違うのですが
同じプリントでも、Aくん、Bくん、Cくんそれぞれ
抱えている課題が違います。
例えば、語彙の少ないAくんであれば、
漢字の練習のあとに、読み例として、いくつか熟語や単語が書いてあります。
普通はきっと「ちらっ」と見るか読み飛ばすところですが、
そこを飛ばさせないようにします。
具体的には、
「夏」という漢字のところで「真夏日」「初夏」という言葉があれば、
*真夏日、って、気温が何度以上の日のこと?
*初夏、っていつくらいのこと?
というような、語彙の意味を問う質問を横に書いておきます。
子どもは最初はスルーするのですが、
「あれ?先生知りたかったな。わからなかったら辞書で引いてね。お母さんやお父さんに聞いても良いよ」と、添削のときに書きます。
すると次回から、辞書を引いて言葉を調べてくるようになりました。
それだけではなくて、
*この言葉を使って一文つくってね
と書くと、ちゃんと考えて文章を作ってくる。
また、挿絵があるのでそこに吹き出しを描いて、
*○△ちゃんのセリフをどうぞ
と書くと非常に面白いセリフを入れてくる。
間違えた部分についてはとても悩みました。
なぜこの間違いをするのかがわからないと、
次にどの問題を渡せば良いのか迷うからです。
ただ×だけではなくて、
ヒントを出した方が良いのか、
答えを与えた方が良いのか、
ヒントならどのくらいまで出そうか・・・
そういったことを、かなり試行錯誤しました。
その添削の一生懸命さが子どもにも伝わったのかな??
一人の生徒のお母さんから夏休み明けにメールを頂きました。
とても嬉しい内容でした。
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いつもお世話になりありがとうございます。
先日、担任の先生から、夏休み何かがんばりましたか?と聞かれました。
理科のテストで、どれも問題をよく読んで答えていて先生のサポートもなく結果
85点とれていました。
問われている答え方はすべて合っていたそうです。
思い当たるのはやはりガウディアしかありません。
かなり効果が表れているようで、先生も驚かれていました。
たまたまな部分もありますが、先生が何度もじっくり○付けをしてくださったお
かげです。
本当にありがとうございました。
また、そういう分析をしながら、変化に気づいてくださった担任の先生にも感謝
です。
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他には、いつもいつも見直しを忘れる子が
「先生、ぼくはこれからちゃんと見直します」
「ちゃんと読みます」
と、同じように付せんに書いていたり・・・。
ただの学習プリントじゃなくて、手紙を交換しているような、
心のやりとりを感じてくれたのかな。
添削、奥が深いです!
良い勉強になりました・・・・いや、現在も進行中です。
英語の添削も同じでしょうね。
プリントを渡す前に、
「この子にとって、この辺が難しいだろうな」と
予測を立てて、渡す。
なんだったら、線を引いたり、ちょっとだけコメントつけたりして渡す。
それだけでもずいぶん子どもの取り組み方が変わる。
手応えを感じています。
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