JR直営の印刷場名は国鉄時代の印刷場名を使用します。
10年以上前に御紹介した券も再度御紹介しようかと思います。
古紙蒐集雑記帖
広島電鉄の券売機券
このたび、Tatsumi様のブログ「切符展示館 ブログ版」とホームページ「たつみんの路面電車と切符と旅行貯金のページ」および、広てつ様のブログ「広てつの走り書き」と、それぞれリンクを張らせて戴きました。よろしくお願いいたします。
広てつ様のお名前に因んで、今回は広島電鉄の自販機券を御紹介します。
御紹介しますのは、すべて昭和63年9月に購入してきたものですが、記載されている内容に特徴はないのですが、なんといっても券紙の地紋に驚かされます。
まずは、宮島駅で購入した自販機券です。これは真っ白の券紙を使用したもので、特に何もコメントするようなものには見えません。券面のレイアウトも特に変わったことは無く、全国的に見ても良くある、定番のレイアウトです。ですが、裏を見るとびっくり!!
社紋を挟んで「広電広電広電…」「電車…」と、「これは広電のきっぷですよっ」と自己主張しています
下の「電車」はどのように言葉が続いているのかわかりませんが、なかなか捨てがたい逸品です。
次に御紹介するのは、西広島駅の自販機券です。
レイアウトは宮島駅のものと同一ですが、券紙には社紋を並べた地紋があり、発行日の記載の仕方が、関西地区によくある、年号省略型である点が異なります。関東では見られませんが、関西地区の私鉄の自販機券には、年号が省略されたものがよくあります。この券の特徴はこれだけではありません。やっぱり、これも裏を見てみるとびっくり!!
なんと、裏にもびっしりと地紋が印刷されているのです。やっぱりこれも、「これは広電のきっぷですよっ」と自己主張されております。
では次に、自販機券ではありませんが、路面電車区間である市内線内を乗り継ぐときに発行される乗継券です。
(つの様・広てつ様より、この券は西広島駅で発売されていたものとご教示いただきました。ここに訂正させていただきます。)
レイアウトは乗車券とは違いますが、券紙は駅の立ち喰いそば屋の食券なんかに使われそうな、点々が並んでいる平凡な地紋です。でも、今までのパターンを見ていると、何だか気になります。やっぱり、これも裏を見てみるとびっくり!!
これも広電社紋がびっしりと印刷されており、みんなと同じように「これは広電のきっぷですよっ」と自己主張されております
しかも片隅に「広島電鉄」の文字が…
これら特徴のある券たちも19年が経ち、感熱式時代になった今、恐らく存在していないものと思われます。
しかし、なぜ裏で自己主張しているんだろう…