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区間変更券を愛すると地獄がはじまる!? ~その2

菅沼天虎様のブログ「菅沼天虎の紙屑談義」11月5日エントリーの「印刷発行機による区間変更券」にもありますように、区間変更券はいろいろなバージョンがあり、興味が尽きることがありません。…ってことは、やっぱり地獄のはじまりです

かつて、今のJRバスが「国鉄自動車線」であった頃、自動車線は鉄道の補完的な要素が強く、通しの乗車券が購入できたり、指定された地場の路線バスの他、東名・名神高速線(ハイウェィバス)も周遊券(もう死語になってしまいましたが…)で乗車することができました。
当時は現在のようにありとあらゆる方向へ夜行バス路線が張り巡らされていたわけではなく、東京駅からは名古屋行・京都行・大阪行のドリーム号が走っていたに過ぎず、また、車両も専用車ではなく、昼行便と共通の4列シート車両で運用されていたと記憶しています。
また、鉄道の乗車券でも差額を精算することにより、自動車線に振替えることもできました。そこで登場したのが自動車線の区間変更券です。

images(大阪行用) images(名古屋行用)

差額運賃が印刷されているものと、空欄のままのものの2種類が存在したようです。

images

有効期間は裏面に記載されておりますが、いずれも空欄のままとなっており、原券の有効期間に倣って記入されていました。
名古屋の券は頂き物なのですが、日付が未記入なのでどのように発行されたのかは不明ですが、それよりも、金額の書かれていない券をどのようにして売上管理していたのか、興味深いところです。

当時、ハイウェィバスにはいろいろと面白い硬券が存在していましたが、降車時にほぼ間違いなく回収されてしまいました。「集めているので欲しい」とお願いすると、ドライバーさんひとりの時は「貰ったこと言っちゃだめだよ」って言われながらも貰えたことがありましたが、ハイウェィバスはドライバーさんの他に駅の係員が立会いしており、まず貰えなかったです。今になってみれば、あんなに珍しい券が根こそぎ回収されてしまったことがとても残念です

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