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マーケティング研究 他社事例 554 「無視できないスポーツテック2」 ~野球やサッカーの事例~

2020-05-12 08:36:51 | マーケティング
マーケティング研究 他社事例 554 「無視できないスポーツテック2」 ~野球やサッカーの事例~


プロ野球ではレーダーを使ってボールを追尾し、投球・打球データを計測する弾道測定装置の活用が進んでいます。

デンマークのトラックマンが開発した機器は広島東洋カープを除く11球団が採用し互いの球場で取得したデータを共有しています。

2019年、3年連続の日本一に輝いた福岡ソフトバンクホークスのデータ戦略は12球団一と言われています。

選手やスタッフが見られる独自アプリを開発し、試合や練習の映像、投球のリリースポイントや球速、回転数、打球の飛距離など様々な情報を閲覧できます。

プロ野球チームには球場で自チームや相手チームのデータを収集する「スコアラー」がいます。

1球ごとのコースや球速、球種、守備の動きなどを記録してきました。

その歴史は古いですが70年近くアナログでデータ分析をしてきたのです。

ホークスはスコアラーの作業についても、パソコンやスマホ、タブレットなどでデータを入力するなどデジタル化し、独自開発したアプリを使うと、試合の映像とトラックマンのデータ、スコアラーの記録を一緒に見られるようになっています。

監督や選手は試合前に独自アプリを見ながら相手チームの傾向を予習し、ミーティングで戦術を確認するなどしています。

練習でもデータを活用し、選手の動きや試合の映像をモニターで再生しながら、コーチと選手、スコアラーがコミュニケーションをとっています。

「こうした方がいい」と抽象的に言うのではなく、選手の動きや映像やデータで確認しながら具体的に指摘します。

ホークスが現在のアプリの原型を開発したのは2007年と10年以上前です。

2013年1月には主にスコアラー業務のIT担当として関本塁データ分析担当ディレクターが入団し、データ機能の拡充に力を注いで来ました。

2018年にはフューチャー傘下のライブリッツが開発した、グランドにいる選手全選手をAIで自動認識し、各選手の動きを分析するシステムを導入しました。

トラックマンで集めるデータは投手や打者に関するものが中心ですが、新システムによって野手や走者のデータも分析しやすくなったのでした。

「個々の選手のポテンシャルを開花させやすくなった」と関本ディレクターはデータ活用の効果を語ります。

さらに選手の能力の現状を把握し、目指すべき理想像を選手に理解させ、理想に近づく練習法をコーチと話し合うという今の形が出来上がったと言います。

「データに興味を持つ選手ほど成長速度が速い」と目を細めます。

サッカー界でもデータ活用が進みます。

日本代表やJ1トップクラブはもちろん、下位リーグのクラブもデータを戦力強化や選手育成につなげています。

奈良市に本拠を持つ、J3の下に位置する日本フットボールリーグ(JFL)の奈良クラブは2019年10月、「SAPサクセスファクターズ」を導入しました。

「SAPサクセスファクターズはSAPジャパンが提供する人材マネジメントのクラウドサービスです。

数多くの企業が人事管理に使いますが、選手の育成目的にサッカークラブが導入したのは世界初と言います。

奈良クラブはこれを使って、トップ選手からジュニアチームに所属する小学生までの能力を数値化したのでした。

さらに選手のプレースタイルを32のタイプに分けて、タイプごとに必要なスキルを定義しました。

奈良クラブは「10年以内のJ1昇格」を目標に掲げています。

データを使った育成システムはJ1昇格に向けた有力な武器です。

プロジェクトの推進支援とシステム導入をアビームコンサルティングが担当し、同システムを使って、10年後にはトップチームのユース出身者の割合を50%以上にすることも目指ていくとの事です。

奈良クラブの今後の活躍が楽しみですね。


下記は彩りプロジェクトのご紹介です。
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お問合せ https://www.fuudokaikaku.com/ホーム/お問い合わせ/

成長クリエイター 彩りプロジェクト 波田野 英嗣 


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