丁度一週間ほど前から兵庫県立美術館で「美しき挑発 レンピッカ展」が開催されているので観覧して来ました。
<兵庫県立美術館>
この施設はかの安藤忠雄が設計した地下一階・地上四階と市街地にあるものとしては大きな美術館ではないのでしょうか。
単純明快な構成の中での複雑多様な空間体験を実現しています。
<エントランス>
今回の企画展示はレンピッカ以外のものも開催されていますが、チケット売り場、展示会場、ショップ(企画物&常設)などのオペレーションがいまいちお粗末で外観負けしている感じです。
レンピッカ自身は美貌(モデルでもある)で良家出身、欧州・米国における1920~30年代の社交界の華であり、極めて画家としての資質に恵まれた女性であります。
今日、日本でタレント・芸能人が美術方面で注目を集めているようなレベルでなく、むしろ逆で天性溢れるの画家だけどメチャ綺麗なお姐ーさんなのです。
それはクロッキーやデッサンを見ても一目瞭然であります。
今回の目玉は
<緑の服の女>画像拝借
この肖像画のモデルはレンビッカの娘キゼット。これほど娘を官能的で意気揚々とした姿で書く事が出来るのか!
ドレスは身体をぴったり包み、乳房とヘソをあらわに表現しているのはルネッサンスの画風に影響を受けているようです。
その他にも同年代あたりで半裸婦像も多数描いているが、これらは新古典主義のアングルを想起させるデフォルメ化された豊満な肉体が描かれています。
この「緑…」は彼女の最高傑作の一つと言われており、フランス政府が(現ポンピドゥーセンター用に)購入しています。
<ピンクの服を着たキゼット>画像拝借
これも娘の肖像。画面に収まるように丸めた体、人を挑発するようなまなざしや片方失われた靴が奇妙な印象を与えます。
この肖像画に限らず彼女描く女性は8頭身どころか10頭身ぐらいあるのではないか!おまけに肉感溢れているし。
<タデウシュ・ド・レンピッキの肖像>画像拝借
別れかけている旦那もクールに描いています。指輪をはめた左手は未完のまま残しており、これは描かれた方にもキツいですね。
他に見どころ満載ですが…
彼女が絶頂期と言われ、傑作と言われる作品が30歳代前後に集中しています。
40歳代以降晩年に至るまで苦悩が感じられる作品が多く実際鬱病にもなっています。
82歳で没するまで絶頂期時代を引きずりながら生きて行くのは芸術家としては酷ですね。
その点を考えるとピカソの様に常に画風を変遷させながら長寿を全うすることがどれ程凄い事か…。
日本でレンピッカを評価し紹介したのは1980頃のPARCOの広告で有名な石岡瑛子と言うのも恐れいります。
時代を創る女性と言うのは時代を超えて共鳴するのでしょうね。
さて見終わる頃にお昼すぎとなり、前に三宮に来た時に食べ損ねた洋食屋さんを訪ねる事にしました。
<グリル末松>
一階はカウンター席のみで狭いですが4人のシェフが忙しそうにしています。
<グリル末松・店内>
ランチメニューの中から
<ビーフカツランチ>
スープとライス(おかわりFree)で997円也。
肉質や揚げ方などに特筆する程の事はありませんが、カツにかけられたデミグラスソースがなかなか行けそうです。
次回来店する事があればシチュー系を注文するのも良いかもしれません。
<兵庫県立美術館>
この施設はかの安藤忠雄が設計した地下一階・地上四階と市街地にあるものとしては大きな美術館ではないのでしょうか。
単純明快な構成の中での複雑多様な空間体験を実現しています。
<エントランス>
今回の企画展示はレンピッカ以外のものも開催されていますが、チケット売り場、展示会場、ショップ(企画物&常設)などのオペレーションがいまいちお粗末で外観負けしている感じです。
レンピッカ自身は美貌(モデルでもある)で良家出身、欧州・米国における1920~30年代の社交界の華であり、極めて画家としての資質に恵まれた女性であります。
今日、日本でタレント・芸能人が美術方面で注目を集めているようなレベルでなく、むしろ逆で天性溢れるの画家だけどメチャ綺麗なお姐ーさんなのです。
それはクロッキーやデッサンを見ても一目瞭然であります。
今回の目玉は
<緑の服の女>画像拝借
この肖像画のモデルはレンビッカの娘キゼット。これほど娘を官能的で意気揚々とした姿で書く事が出来るのか!
ドレスは身体をぴったり包み、乳房とヘソをあらわに表現しているのはルネッサンスの画風に影響を受けているようです。
その他にも同年代あたりで半裸婦像も多数描いているが、これらは新古典主義のアングルを想起させるデフォルメ化された豊満な肉体が描かれています。
この「緑…」は彼女の最高傑作の一つと言われており、フランス政府が(現ポンピドゥーセンター用に)購入しています。
<ピンクの服を着たキゼット>画像拝借
これも娘の肖像。画面に収まるように丸めた体、人を挑発するようなまなざしや片方失われた靴が奇妙な印象を与えます。
この肖像画に限らず彼女描く女性は8頭身どころか10頭身ぐらいあるのではないか!おまけに肉感溢れているし。
<タデウシュ・ド・レンピッキの肖像>画像拝借
別れかけている旦那もクールに描いています。指輪をはめた左手は未完のまま残しており、これは描かれた方にもキツいですね。
他に見どころ満載ですが…
彼女が絶頂期と言われ、傑作と言われる作品が30歳代前後に集中しています。
40歳代以降晩年に至るまで苦悩が感じられる作品が多く実際鬱病にもなっています。
82歳で没するまで絶頂期時代を引きずりながら生きて行くのは芸術家としては酷ですね。
その点を考えるとピカソの様に常に画風を変遷させながら長寿を全うすることがどれ程凄い事か…。
日本でレンピッカを評価し紹介したのは1980頃のPARCOの広告で有名な石岡瑛子と言うのも恐れいります。
時代を創る女性と言うのは時代を超えて共鳴するのでしょうね。
さて見終わる頃にお昼すぎとなり、前に三宮に来た時に食べ損ねた洋食屋さんを訪ねる事にしました。
<グリル末松>
一階はカウンター席のみで狭いですが4人のシェフが忙しそうにしています。
<グリル末松・店内>
ランチメニューの中から
<ビーフカツランチ>
スープとライス(おかわりFree)で997円也。
肉質や揚げ方などに特筆する程の事はありませんが、カツにかけられたデミグラスソースがなかなか行けそうです。
次回来店する事があればシチュー系を注文するのも良いかもしれません。
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