まさか74歳で、こんな大病にかかり手術とは思ってもいなかった、しかも突然。
宿直内科医による深夜の6時間の緊急バイパス施術、10日間毎日二回の大腸洗浄作業、9時間に及ぶがん患部摘出手術と大腸や細かな血管群の縫合外科手術。
だが逆に早くてよかったとも思う。
歳行ってからなら果たして耐えられたのか、完治したのか?
今だから25年先まで語れる、80歳なら先をかたれたか?疑問だ。
はっきり言って病気を舐めていた、健康診断は受けていたが、基本だけ、内臓の病気なぞならないと思っていたから、がん検診も受けなかった
そして挙げ句、このざまだ
でも良い体験をした、運良く順調にきているが少しずれれば命の危険もあった、また人工肛門で余生をおくることになったかもしれない
神様に守られ、我が体の仲間に助けられ、自然治癒力と潜在意識に救われた。
また優れた外科医トリオに最善の手術をしてもらい、麻酔医の最高技術で少しの痛みもなくすごさせてもらった。
思い起こせば、始めての手術で何もわからず、医師説明で質問あるかと言われた時、ありません、全てお任せしますから最善の手術をお願いします、と任せた。
麻酔医にも、痛くないよう、お願いしますと頼んで手術台に上がった。
不思議だが手術前の10日ほど手術を考えたことがなかった、全てを神様と医師に託すことが出来たからだ
むしろ急な入院でやりのこしたことが多く、家族への迷惑が気になり、手術までに思い付くことを毎日書きしるすのが仕事になった
退院したら、私なしでもだれでもわかるシステムを作ろうと思った、ソレだけでも入院した価値がある
さまざまな生活改善が浮かんでいる、本当に貴重な体験をした、これからは自分の体を労り、大切にしたい
一日一日を大切に生きたい、欲も出さず、自然が示すままに生きる
天命を受け入れ、心と体を自由に遊ばせる、力を抜いて生きれば今度のように良い結果が待っているかもしれない
眠れなければ眠る努力はやめて、起きれば良い
体が求めていれば起きているうちに寝てしまう
そんな事ができる歳になった
歳とることも悪くない
そんな生き方をしよう。