昨年7月に高島市で女児が両親からの虐待で死亡した事件を受け、県は2007年度に、こうした事件が発生した場合に備える虐待検証委員会を設置します。常設の組織として原因を検証し防止策を協議します(ニュース番号0611/57,06年11月28日を参照)。
高島市の事件では、学識経験者らでつくる「児童虐待死亡事例検証委員会」を発足させたが、検証内容をまとめるまでに2ヵ月以上かかりました。検証委員会を常設することで、検証のスピードアップにつなげます。
検証委員会は、県や福祉団体などでつくる「児童虐待防止対策連絡協議会」の下部組織として、虐待によって児童が死亡したり重症を負うなど重いケースについて、原因の検証と再発防止策の検討を行います。委員は大学教授や弁護士ら9人に委嘱する予定です。
(1月19日付け京都新聞が報道)