大津財務事務所が6月14日発表した4~6月期の滋賀県内法人企業景気予測調査結果は、景況判断指数(BSI)がマイナス14・7となり、前期(1~3月期)から10ポイント上昇した。東日本大震災の影響が限定的で、東北や関東からの代替生産が始まっているといい、大幅な改善につながった。
業種別の景況判断BSIは、製造業が自動車部品や住宅用資材などの堅調から同29・6ポイント上昇のマイナス12・1まで改善した。非製造業は建設の不振で同3・9ポイント低下のマイナス16・1だった。
企業規模別では大、中堅、中小企業がそろって上昇した。中堅企業は、堅調な海外需要などを背景に同16ポイント上昇し、判断基準のゼロまで回復した。
本年度見通しの売上高は前年度比1・2%増、経常利益は同4・7%増、設備投資は6%増となっている。
7~9月期の全体見通しはマイナス8・4。製造業は震災の復興需要を見込んで、プラス6・1を予想する。
吉武正訓所長は「滋賀は製造業が多いため生産回復の影響を早く受けた。だが震災や電力不足の影響は不透明で、経済状況を引き続き注視する必要がある」としている。
(6月14日付け京都新聞・電子版)
http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20110614000129
業種別の景況判断BSIは、製造業が自動車部品や住宅用資材などの堅調から同29・6ポイント上昇のマイナス12・1まで改善した。非製造業は建設の不振で同3・9ポイント低下のマイナス16・1だった。
企業規模別では大、中堅、中小企業がそろって上昇した。中堅企業は、堅調な海外需要などを背景に同16ポイント上昇し、判断基準のゼロまで回復した。
本年度見通しの売上高は前年度比1・2%増、経常利益は同4・7%増、設備投資は6%増となっている。
7~9月期の全体見通しはマイナス8・4。製造業は震災の復興需要を見込んで、プラス6・1を予想する。
吉武正訓所長は「滋賀は製造業が多いため生産回復の影響を早く受けた。だが震災や電力不足の影響は不透明で、経済状況を引き続き注視する必要がある」としている。
(6月14日付け京都新聞・電子版)
http://www.kyoto-np.co.jp/economy/article/20110614000129