滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

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【1012/122:難病患者支援】2年間余の善意108万円 不要な歯科用金属提供

2010-12-14 23:11:08 | Weblog
【写真:不要入れ歯の善意に感謝の言葉を述べる葛城さん=大津市京町の県厚生会館の事務局で】

 難病患者支援活動費を増やすため、県難病連絡協議会は、不要になった入れ歯など歯科用金属の提供を呼び掛けており、活動2年間余りで約108万5900円分の善意が寄せられた。協議会の葛城貞三常務理事は「多くの人から温かい励ましを受けた。本当にありがたい」と話している。

 難病連は、県から委託を受け、県難病相談・支援センター(大津市)を運営する。相談業務などをしているが、県の補助金が2006年度にカットされたため、会費だけでは活動ができない状況だった。

 金属の付いた入れ歯や歯の詰め物、かぶせなどは換金性が高いため、難病連は、自主財源の確保を目指して2008年7月、入れ歯などの歯科用の貴金属を回収する「入れ歯リサイクル」の活動を開始。県健康推進課の呼び掛けもあり、協力に応じた県内の8病院や13歯科医院などでもリサイクルボックスを設けている。

 集まった総重量は16キロ。業者を通して精製し、108万5900円になった。うち、48万円をユニセフに、16万円を日本難病・疾病団体協議会に、10万円を日本入れ歯リサイクル協会にそれぞれ寄付した。残った分は、講演会や難病患者の相談事業などの活動費に使う方針。

 難病連では今後も入れ歯リサイクルを続ける。問い合わせは、難病連事務局=電077(510)0703=へ。 (木原育子)

【関連ニュース番号:1011/31、11月4日;1003/15、3月3日;1001/216、1月30日:キーワード「難病連絡協議会」でブログ内検索】

(12月14日付け中日新聞・電子版)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20101214/CK2010121402000108.html


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