関西電力大飯原発3、4号機(福井県おおい町)の再稼働問題で、政府が東京電力福島第1原発事故を踏まえた暫定的な安全基準を示すことについて、京都府の山田啓二知事は5日、「政府に説明を求め、内容を専門家にみてもらう」と述べ、府が委嘱する原子力防災専門委員が内容を独自に評価した後、再稼働に関する府の意思を示す考えを明らかにした。
山田知事は、基準について「遅ればせながらでも出すことは悪いことではない」とした。一方、藤村修官房長官が再稼働に関する地元の同意を「義務付けられていない」と述べたことには「法律上は義務付けられていないが、地元の理解なしに再稼働できるのか」と不快感を示した。
(4月5日付け産経新聞京都版・電子版)
http://sankei.jp.msn.com/region/news/120405/kyt12040521290006-n1.htm