滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【1006/177:障害者施設】近江学園って児童施設では?

2010-06-23 23:52:49 | Weblog
【毎日新聞特集「なるほドリ」:近江学園って児童施設では?】
 <NEWS NAVIGATOR>

 ◇18歳以上、特例措置で 成人向け、大半は満員 定員も減少

 なるほドリ 県立近江学園で3月に入所者の男性(当時24歳)が亡くなった事故があったけど、学園は児童向けの施設じゃなかったの?

 記者 1946年に初代園長の糸賀一雄さんらが設立した知的障害のある子どもを対象とした入所型の福祉施設です。0~17歳の子どもが対象ですが、現在7~36歳の男女98人が入所し、生活しています。18歳以上は15人で、障害が重い人や、家庭の事情で成人向けの施設に移れない人が特例措置で残っています。

 Q 18歳以上で障害が重い人が入れる施設はないの?

 A 18歳以上を対象にした入所施設は確かにありますが、大半は満員状態だといいます。入所者の多くはその後の人生を施設内で過ごしていくことになるため、すぐには空きが生まれません。また、国は障害者の入所施設を減らし、社会で受け入れるように促す政策を取っており、県内でも障害者の入所施設の定員は減る傾向にあります。障害者のためのグループホームもありますが、障害が重い場合、受け入れを断られてしまうこともあるそうです。そのため、児童施設の近江学園を出た後に、行く先が見つからない人が生まれてしまっています。

 Q 近江学園はどんなところ?

 A 子ども家庭相談センターが児童福祉法に基づき、必要と判断した児童について「措置」という形で入所を決めます。虐待に遭い保護者から引き離す目的や、子どもの入所を希望する保護者からの相談などが入所のきっかけとなっています。

 中学生までは基本的に学園近くの養護学校か公立学校の特別支援学級に通っています。その後は、養護学校の高等部に通う人もいますが、それ以外の人は学園内で木工などの作業をします。また、重度や超重度の障害がある人は空き缶つぶしなど簡単な作業をしています。生活面では、児童指導員や保育士の職員から入浴や食事のサポートを受けています。

 Q 今後はどうなるのかな?

 A 学園を出た後の行き場がなければ、18歳以上の入所者が増えることになります。そうした場合、本来入るべき児童を新たに入所させられない事態が起きてしまうと危ぐする職員もいます。学園は18歳以上が入所できる施設の空きを待つ場にもなっているようです。<回答・後藤由耶(大津支局)>

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 あなたの質問をお寄せください。〒520-0806(大津市打出浜3の16)毎日新聞大津支局「質問なるほドリ」係(ootu@mainichi.co.jp)

(6月23日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100623ddlk25070432000c.html


【1006/176:景観問題】瀬田唐橋の景観保全へ議論 / 滋賀県の検討委が初会合

2010-06-23 23:44:34 | Weblog
【写真:中長期的な整備のあり方を検討するため開かれた瀬田唐橋景観検討委員会の初会合(大津市内)】

 大津市の瀬田川に架かる瀬田唐橋の高欄の色彩や安全対策など中長期的な整備のあり方を検討する滋賀県の瀬田唐橋景観検討委員会の初会合が6月22日、大津市内で開かれた。年内に計5回の会合を開き、結論を出す。

 委員は、都市景観や耐震工学、地方自治の専門家と、国交省琵琶湖河川事務所、県、市の職員、地域住民ら計10人で構成。次回会合から歴史の専門家が加わる。

 会合では、委員長に選出された西川幸治京都大名誉教授(都市景観)が「文化的景観をどう生かすかを考える契機になる委員会にしたい」とあいさつ。唐橋の整備について住民から意見を募集することを決めた。委員からは「いかに知ってもらうかが大切で、県や市の広報誌でも積極的に募集すべきだ」などの意見が出た。

 委員会は、県内在住、在勤の人を対象に意見発表者6組を募集、8月24日開催予定の第2回会合で発表してもらう。また、電子メールで全国から意見を募る。詳しくは、6月25日以降に県のホームページに掲載される。募集期間はいずれも7月30日まで。

 瀬田唐橋は「近江八景」の「瀬田夕照」で知られる。現在は県道大津能登川長浜線の一部。昨年11月、県が20年ぶりに高欄の塗り替え工事を計画したが、地元から塗り替える色を巡って異論が出て工事の入札を中止した経緯がある。

【関連ニュース番号:1004/167、4月23日;1003/245、3月31日;1002/168、2月21日など】

(6月22日付け京都新聞・電子版:23日付け毎日・電子版なども報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/shiga/article/20100622000212
http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100623ddlk25040421000c.html

【1006/175:参院選】ぶれる現場:2010参院選・検証マニフェスト/4 中小企業 

2010-06-23 23:35:39 | Weblog
【毎日新聞特集「ぶれる現場】:2010参院選・検証マニフェスト/4 中小企業】

 ◇静かになった織物の町 「長い目で支援考えて」

 「昔はガタゴトガタゴト、機織りの音が聞こえたもんだが……」。織物業が盛んな高島市で、今年に入り、金曜日の町中が静かになった。生地の売り上げが落ち込み、多くの工場がフル稼働できなくなったからだ。「別に恥ずかしいことじゃないけれど」。パジャマなどの生地を作る「杉岡織布」の3代目、杉岡定弘さん(39)は複雑な表情を浮かべた。1月から金曜日は計20台の機織り機を止め、従業員3人も休みにした。周辺では他にも複数社が生産調整中だ。

 同市はステテコやパジャマに使う綿クレープの国内生産の8割を占める。しかし、デフレや安価な中国製品に押されて、08年の衣料用織物の生産高は12・7億円と、10年前の3分の1に激減。最盛期に数百あった織物業者は44社になった。

 杉岡織布の主力商品は婦人用パジャマや浴衣、シーツなどの生地。パジャマの店頭価格は、バーゲンともなると上下セットで1000円前後になることもある。「ブランドイメージを高めたい」と、06年に同業者と独自ブランド「高島いろは」を立ち上げ、1着1万5000円以上する高級シャツを作るなどビジネス拡大に奔走。自社でも、ひんやりと清涼感のあるキシリトールを使ったシーツ類など新商品作りに力を注ぐ。それでも売り上げ減は埋められない。

 民主党は09年衆院選のマニフェストに「あなたの町の小さな会社や工場を支える」と記し、「貸し渋り・貸しはがし」対策を挙げた。昨年末には融資条件を緩やかにする「中小企業金融円滑化法」が施行された。県信用保証協会によると、09年度の県内の融資条件変更は、前年比約1000件増の約5000件。約9割が零細企業による支払い期限の延長で、製造業では繊維関係の業者が多いという。

 しかし、杉岡さんは「政治と仕事がつながっていると感じられない」とこぼす。糸の購入費や人件費など、運転資金は月500万円以上必要で、融資は「生死を分ける」ほど大事。しかし、ビジネスチャンスの拡大は目先の資金では解決できない。それなのに、地元生産者組合が毎年頼みにしていた展示会への国の補助金約200万円は「効果が明確でない」として打ち切られた。

 「目先の救済だけでなく、長い目で地場産業の将来を考えてほしい」。杉岡さんはそう願っている。【後藤直義】

【関連ニュース番号:

(6月23日付け毎日新聞・電子版)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20100623ddlk25010396000c.html


【1006/174:物流センター】米原市 SILC社との契約解除濃厚 土地代金支払い不履行の場合

2010-06-23 23:23:49 | Weblog
■24日の土地代金支払い不履行の場合
■255日の全員協議会で方針示す!? SILC社の大手企業交渉も水の泡

 米原市に官民連携で計画された滋賀統合物流センター(シルク)事業を運営する(株)SILC(本社・大阪市、和泉玲子社長)が米原市に土地代金27億円を支払う期日が6月24日に迫っているが、同市は、(株)SILCが支払わない場合は、期限の再延長を認めず、25日にも契約の解除と違約金の請求の方針を打ち出すものと見られる。【石川政実】

 (株)SILCの和泉社長は10日、市に対し、24日に迫った土地売買代金の支払い期限を、12月31日まで再延長してほしいと申し入れていた。

 同社は今月17日、大手金融機関の仲立ちで、日本を代表するトップ企業とシルク事業進出についての協議に入った。この成果を携えて和泉社長は18日、泉峰一市長を訪ねて、有力企業との交渉過程を報告し、支払期限の再延長を要請。

 泉市長は「延滞金を払うか、現在交渉中の企業名を公表してもらえないか」と和泉社長に迫った。

 これに対し和泉社長は「守秘義務があるので企業名は公表できない。もともと資金調達は、県が準備するということで社長を引き受けた」と県の責任を主張し、両者は平行線をたどった。

 市では、支払期限の24日まで待って、同社が土地代金を支払わなければ、25日の市特別委員会で経過を報告し、全員協議会の場で契約解除と違約金の請求に踏み切る模様だ。

【関連ニュース番号:1006/172、6月23日;1006/92、6月13日;1005/54、5月11日など】

(6月23日付け滋賀報知新聞・電子版)

http://www.shigahochi.co.jp/info.php?type=article&id=A0004852

【1006/173:知事選】三人の立候補予定者に対するアンケートの結果を掲載しています

2010-06-23 14:28:11 | Weblog
【ブログ編集からのお知らせ】

このブログを編集・運営しております「市民運動ネットワーク滋賀」は明日6月24日に告示される滋賀県知事選の三人の立候補予定者に対して、県政に関するアンケート調査を事前に実施しました。アンケートの内容と立候補予定者各人の回答結果をこのブログの以下の各サイトに分割して掲載しております。お手数ですが以下のサイトをクリックしてご覧いただければ幸いです。

■アンケートの内容

http://blog.goo.ne.jp/iniciative/e/4975e586ef86d19c57bf219be2df1355

ニュース番号 【1006/161】6月22日

■上野賢一郎氏の回答内容

http://blog.goo.ne.jp/iniciative/e/88f62e1c5887f5c658a79dcd8c8c2518

ニュース番号 【1006/160】6月22日

■嘉田由紀子氏の回答内容

http://blog.goo.ne.jp/iniciative/e/3e6af2c76c8f47484a6f565097d700bb

ニュース番号 【1006/159】6月22日

■丸岡英明氏の回答内容

http://blog.goo.ne.jp/iniciative/e/f068c6f69f130318b698c2ef8908ae46

ニュース番号 【1006/158】6月22日