滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【0804/116:造林公社債務】特定調停:知事、打ち切り方針表明、債務圧縮理解得られないなら

2008-04-23 23:50:02 | Weblog

計1000億円を超える累積債務を抱える県造林公社とびわ湖造林公社が大阪地裁に特定調停を申し立てている問題で、嘉田知事は4月22日の記者会見で、8月中に債権者から債務圧縮への理解を得られない場合、「調停は不成立になる」と述べ、調停を打ち切る方針を示した。

県は、両公社が最大債権者の農林漁業金融公庫に借入金を返済できない場合、損失を補償する契約を結んでいる。9月8日に元金と利息計482億円の損失が確定することから、知事は「(確定以降)調停を続けても意味がない」と説明した。

また、9月8日の損失確定時に公庫が一括償還を請求する方針を示していることについては、「県の財政事情では支払いは不可能。分割弁済の方法を探っている」とし、返還の財源などについて総務省と協議していることを明らかにした。

一方、債権者の大阪府・市や兵庫県など関係自治体と阪神水道企業団に関し、一部が公社の存続自体に否定的な見解を示しているとして、「県が重要視するほど(問題解決に向けて)重みを(置いて)いただいていない。関心のない納税者に、説明する機会をつくってほしい」と不満を漏らした。

特定調停は昨年12月からこれまで4回行われたが、全債権者から債務圧縮への理解を得られておらず、目立った進展は見られない。6月18日と8月5日にも調停が予定されている。

【関連ニュース番号:0804/104、4月22日など】

(4月23日付け読売新聞:同日付け毎日、京都、朝日なども報道)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20080422-OYT8T00698.htm

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20080423ddlk25010358000c.html

【0804/115:市町村合併】新市名称は「長浜市」に:湖北1市6町事前協議会

2008-04-23 23:39:42 | Weblog

湖北1市6町による合併の事前協議会が4月22日、長浜市役所浅井支所で開かれ、合併新市の名称を「長浜市」、事務所の位置を現在の同市役所とすることなどで合意した。2009年度中の合併を目指す。

各町の財産・債務は市が引き継ぐ。新市の議員の定数・任期については、1市6町の議会で調整して決めることとした。さらに、事前協の組織を一歩進め、市民代表も参加して合併の細部にわたって検討する「任意協議会」について、事務局の長浜市が規約案を提示。各自持ち帰って検討し、次回の事前協で諮ることとした。

規約によると、任意協の委員は、正副市町長、正副議長ら事前協のメンバーに、市民代表14人と学識者2人を加えた計51人。毎月2回会合を開く。傘下に副市町長による幹事会や、行政分野などで分かれる15の専門部会を置く。

次回の事前協は5月中旬をめどに日程を調整する。 (近藤歩)

【関連ニュース番号:0802/197、2月29日など】

(4月23日付け中日新聞:同日付け毎日なども報道)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20080423/CK2008042302005741.html

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20080423ddlk25010368000c.html


【0804/114:自衛隊演習】105ミリ砲の爆音に身震い:あいば野演習場公開

2008-04-23 23:32:32 | Weblog

【写真】火を噴く戦車の主砲=高島市のあいば野演習場で

陸上自衛隊第10師団(名古屋市守山区)は、高島市のあいば野演習場で戦車の実射訓練を報道陣に公開した。テレビでしか見たことのなかった閃光(せんこう)とごう音、白煙が、目の前に広がった。

4月21日午前10時。自衛隊風に言えば、1000(ひとまるまるまる)。74式戦車の口径105ミリの主砲が火を噴いた。

「ドゴン」。地が揺れた。予想以上の音の大きさに、衝撃を感じて倒れそうになり、カメラのシャッターは押せずじまいだった。

この日は師団幹部による2年に1度の検閲の日。4つのレーンに分かれた戦車は、2キロ先の高台を含む、3種類の標的を攻撃しながら前進する。命中精度や所要時間が問われるという。

訓練では、実弾である1発約30万円の「りゅう弾」と同10万円の模擬弾の計105発を使用。記者は、緊張感とともに高揚感を覚えながら見つめた。

1974年に完成したことから名前の付いた74式戦車

この後戦車に試乗した。甲子園球場555個分もの広さの演習場(2200万平方メートル)での移動は車。枯れ草色のほろで覆われた車の荷台に座って体験場所に向かった。未舗装の道路は戦車のキャタピラーで2本の線ができ「川」の字が続いていた。

簡易はしごを掛けて高さ約2・2メートルの戦車をよじ登る。てっぺんにある直径1メートルほどの穴から内部へ。4人乗りとはいうものの、大人2人でも狭く感じる。

最高で時速53キロ、燃費は軽油1リットル当たり約300メートル。揺れは意外と小さい。油と窒素ガスによるサスペンションのおかげだ。エンジン音やキャタピラーと地面のこすれる音で隣の隊員の声は聞こえないものの、乗り心地は悪くなかった。

最後に広報担当者が戦車の前で記念撮影をしてくれた。ヘルメットと迷彩柄のジャケットに身を包んで写真に納まった。「もう1枚撮りますよ」。和やかなやりとりの間も、遠くからは砲撃の音が聞こえていた。 (多園尚樹)

【関連ニュース番号:0804/11、4月13日など】

(4月23日付け中日新聞)

http://www.chunichi.co.jp/article/shiga/20080423/CK2008042302005743.html


【0804/113:時間外労働問題】残業や休日労働を相談:滋賀労働局、労使コーナー設置

2008-04-23 23:23:43 | Weblog

滋賀労働局(大津市)は、時間外労働(残業)や休日労働に関する労使向けの相談コーナーを、今月から同局と県内の労働基準監督署に設けた。働き方の多様化や県内労働人口の増加で関連する相談件数が増えているのに対応する。

同局によると、賃金や労働条件に関する相談は増加傾向にあり、2006年度で7321件。07年度はこれを上回る見通し。「長時間労働を余儀なくされる」「残業代が適正に支払われない」といった労働者の相談に加え、雇用側からも「実態にあった労使協定を作りたい」との声も寄せられ、「残業などに関する相談は多い」(同局)という。

労基署のコーナーでは職員が相談業務を担当し、同局では「労働時間設定改善コンサルタント」として配置された社会保険労務士が、中小企業に対する労働時間の設定などをアドバイスする。同局監督課は「相談コーナーの設置により、問題発生の未然防止に努めたい」と話している。

(4月23日付け京都新聞)

残業や休日労働を相談
滋賀労働局 労使コーナー設置
 滋賀労働局(大津市)は、時間外労働(残業)や休日労働に関する労使向けの相談コーナーを、今月から同局と県内の労働基準監督署に設けた。働き方の多様化や県内労働人口の増加で関連する相談件数が増えているのに対応する。

 同局によると、賃金や労働条件に関する相談は増加傾向にあり、2006年度で7321件。07年度はこれを上回る見通し。「長時間労働を余儀なくされる」「残業代が適正に支払われない」といった労働者の相談に加え、雇用側からも「実態にあった労使協定を作りたい」との声も寄せられ、「残業などに関する相談は多い」(同局)という。

 労基署のコーナーでは職員が相談業務を担当し、同局では「労働時間設定改善コンサルタント」として配置された社会保険労務士が、中小企業に対する労働時間の設定などをアドバイスする。同局監督課は「相談コーナーの設置により、問題発生の未然防止に努めたい」と話している。

(4月23日付け京都新聞)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008042200128&genre=A2&area=S00

【0804/112:障害者支援】盲導犬:「事業に理解を」、訓練センターで「オープンデー」

2008-04-23 23:12:17 | Weblog

■京都で29日 
 
◇実演、講演、触れ合いも
 
国際盲導犬連盟(本部・イギリス)の定める「国際盲導犬の日」にちなみ、盲導犬事業への理解を深めてもらおうと、関西盲導犬協会は29日、京都府亀岡市曽我部町犬飼未ケ谷の総合訓練センターで、「オープンデー」を開催する。【近藤希実】

同連盟は89年4月に発足し、毎年4月の最終水曜を「国際盲導犬の日」と設定。同センターは92年から毎年、29日(昭和の日)にオープンデーを催している。

今回は午前11時半と午後2時の計2回、盲導犬訓練の実演がある他、盲導犬ユーザーのスピーチ、点字教室なども実施。訓練を受ける前のパピー犬(生後45日~1歳)や、盲導犬を引退したリタイア犬との触れ合いコーナーもある。

午前11時~午後3時。入場無料。車で来場の場合は先着40名に駐車証を発行するため、申し込みが必要。JR嵯峨野線亀岡駅から無料送迎あり。問い合わせは同協会(0771・24・0323)。

【関連ニュース番号:0801/66、1月16日など】

(4月23日付け毎日新聞)

http://mainichi.jp/area/shiga/news/20080423ddlk25040417000c.html