滋賀市民運動ニュース&ダイジェスト

編集:市民運動ネットワーク滋賀・事務局(TEL:FAX077-522-5415)

【0804/134:憲法記念日】憲法の日、基本的人権を考える

2008-04-26 23:53:35 | Weblog

【取り調べの実態報告/きょう(4月26日)】
【裁判員制度で模擬評議/来月3日】

5月3日の憲法記念日にあわせて基本的人権などについて考えてもらおうと、裁判所や弁護士会主催による催しが開かれる。今年は1年後に始まる裁判員制度を意識した企画が目立つ。

滋賀弁護士会(河村憲司会長)は、4月26日午後1時から、大津市におの浜1丁目のピアザ淡海で「もしボクが捕まったら? ~取調室で何が起きているのか~」をテーマに憲法記念の集い(朝日新聞大津総局など後援)を開く。鹿児島県で公職選挙法違反の罪に問われた被告12人全員の無罪が確定した「志布志事件」の元被告が、自分が体験した取調室での様子について話す。

その後、電車内で痴漢に間違われた男性の裁判闘争を描いた映画「それでもボクはやってない」(周防正行監督)を上映する。無料。問い合わせは同会(077・522・2013)へ。同弁護士会は「一般市民が量刑の判断を下す裁判員制度がまもなく始まる。取調室での実態を知ってほしい」とする。

一方、大津地裁と同家裁は5月3日午後1時から、大津市京町3丁目の同地裁で、イベント「まもなく裁判員制度がはじまります」を開く。法廷での審理を描いた映画を観賞した後、同地裁の裁判官を交えた模擬評議をする。さらに、同制度について裁判官、大津地検の検事、滋賀弁護士会所属の弁護士に質問できるコーナーを設ける。

今年に入って最高裁が実施した同制度に対する意識調査では、県内に住む40代の8割近くが「素人に裁判が行えるのか不安」と答えた。このため同地裁は制度への不安を少しでも軽くしてもらおうと、企画した。先着70人。参加希望者は、土日祝日を除く5月2日(午前9時~午後5時)までに、同地裁総務課庶務係の専用電話(090・2389・3466)で申し込む。

(4月26日付け朝日新聞)

http://mytown.asahi.com/shiga/news.php?k_id=26000000804260002


【0804/133:信楽鉄道事故】運輸安全委員、設置決まる:信楽鉄道事故遺族らの運動実る

2008-04-26 23:42:02 | Weblog

国土交通省航空・鉄道事故調査委員会(事故調)と海難審判庁を統合、調査能力を高めた「運輸安全委員会」を設置する法案が4月25日成立、実現に取り組んできた信楽高原鉄道事故(1991年5月)の遺族らが感慨を深めた。

安全委は、海上保安庁や気象庁と同じ国交省の外局となり、審議会の位置づけの事故調より独立性や権限が強まる。10月設置の見通し。信楽事故当時は独立した鉄道事故の調査機関がなく、遺族らが93年に鉄道安全推進会議(TASK)を結成。国などに働きかけ、2001年の現事故調発足につながった。

姉(当時26)を事故で失い、元TASK会長の父・和男さんを05年に亡くした臼井慈華子さん(37)(京都市)は、「福知山線脱線事故から3年を迎えた日に可決されたことが感慨深い。墓前に報告したら、『安全に終わりはない』と父の声が聞こえてきそう」と目を潤ませた。

現会長の吉崎俊三さん(73)(兵庫県宝塚市)は「さらに独立性を高める活動に取り組む」と話し、事務局長の佐藤健宗弁護士(49)は「建設的な提案を粘り強く続けてきたことが実を結んだ」と振り返った。

【関連ニュース番号:0802/57、2月11日;0802/05、2月1日など】

(4月26日付け読売新聞)

http://www.yomiuri.co.jp/e-japan/shiga/news/20080425-OYT8T00871.htm

【0804/132:文化施設問題】既存施設の整理統合を:検討委、東近江市に報告書

2008-04-26 23:32:40 | Weblog


東近江市の合併後の文化施設活用方法などを議論していた市文化施設検討委員会(委員長・織田直文京都橘大教授)が4月24日、既存施設の整理統合などを求める報告書を提出した。

報告書は基本方針として、類似施設の組織と予算の一元化、ソフト事業の統合などを示している。八日市文化芸術会館(青葉町)は「市の中心的な文化施設の役割を担うが、新たな拠点施設が整備された後は文化芸術、集会機能に特化」し、西堀栄三郎記念・探検の殿堂(横溝町)は「南極体験ゾーン」を廃止、冷凍施設を研究装置などに転用するよう提言している。

住民ら21人でつくる委員会は、博物館や公民館、図書館など60施設のあり方について、昨年7月から検討していた。この日は村田利子、小嶋太郎両副委員長が市役所を訪れ、報告書を中村功一市長に手渡した。

(4月25日付け京都新聞)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008042400134&genre=A2&area=S00

【0804/131:ラムサール条約登録】目指せ!ラムサール登録:東近江市、伊庭内湖を調査へ

2008-04-26 23:22:11 | Weblog

【写真】ヨシが揺れ、水鳥たちが羽を休める伊庭内湖(東近江市)
 
東近江市は滋賀県立大と提携し、今夏にも市内の伊庭内湖の動植物や水質の調査に乗り出す。調査結果を基に伊庭内湖の保全や、環境と調和したまちづくりを進め、将来のラムサール条約登録を目指す。

伊庭内湖は約49ヘクタール。近江八幡市から安土町にまたがる西の湖に次いで大きい琵琶湖2番目の内湖。江戸時代には湖上交通の要所として知られた。現在はヨシ群落が広がり、水鳥や魚の格好のすみかになっている。

伊庭内湖の本格調査は市としては初めてで、水質のほか魚など動植物の種類を調べる。湖底の泥を一定の深さまで採取し、中に含まれる種の種類から植物の変遷も探る。

同市は、本年度から伊庭内湖を核に自然との共生を進める「伊庭の里湖(さとうみ)づくり」事業を進めており、調査もこの一環として実施し、結果を今後の保全に生かす。

市生活環境課は「将来は伊庭内湖のラムサール条約登録を目指したい。住民と内湖のかかわりを通じ、環境を守るシステムもつくれれば」と話している。

【関連ニュース番号:0804/56、4月12日など】

(4月27日付け京都新聞)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008042600082&genre=H1&area=S00

【0804/130:県議会動向】県議会議長に上野氏:自民系が奪回、対話の会まとまらず

2008-04-26 23:17:37 | Weblog

県議会は4月25日、臨時議会を開き、新議長に上野幸夫氏(自民党・湖翔クラブ)を選出した。昨年の議長選で民主党系候補を推した「対話の会・びわこねっと」(5人)は、今回は会派内での意思統一ができず、4人が白票を投じた。県議会史上初の民主党系会派の議長ポストはわずか1年で自民党系会派に奪われた。

副議長には青木愛子氏(民主党・県民ネットワーク)を選んだ。

正副議長選は議員全員(47人)の無記名投票で行われた。議長選では、上野氏が23票を獲得し、17票の西川勝彦氏(民主党・県民ネットワーク)、3票の森茂樹氏(共産党県議団)を上回った。無効票は4票。

副議長選は、青木氏が24票、梅村正氏(公明党)が23票だった。

正副議長選をめぐっては、最大会派「自民党・湖翔クラブ」が議長ポストの奪回を目指し、「対話の会」に協力を要請していた。

上野氏は県職員などを経て1987年に初当選。6期目。東近江市選挙区。67歳。

青木氏は参院議員秘書などを経て1999年に初当選。3期目。野洲市選挙区。71歳。

(4月26日付け京都新聞:同日付けその他各紙も報道)

http://www.kyoto-np.co.jp/article.php?mid=P2008042600031&genre=A2&area=S00