徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

中秋?仲秋?の名月

2014-09-18 08:05:07 | 今日のひとり言・雑談
 先日、仲秋の名月でした。スーパームーンの相乗効果もあってかなり綺麗でした。月見酒、団子と相成った方も多かったと思われます。

 

 「ちゅうしゅう」とは、旧暦の秋の真ん中の時期をさします。昔は、旧暦7・8・9月(現在の暦の8・9・10月頃)を「秋」としていました。7月を孟秋(孟=「はじめ」の意味)8月を仲秋、9月を季秋(季は「末」のこと)と呼んでいました。 このように、「旧暦8月」を表すときには、「仲秋」と書き、「仲」の文字を使います。

 一方、「中秋」と「中」の文字を使うと、秋の丁度真ん中の日「旧暦8月15日」だけを指すのだそうです。一般的に「ちゅうしゅうのめいげつ」は、旧暦8月15日に見える月のことですから、漢字では「中秋の名月」と書くのが正解。

 つまり、「旧暦8月15日の月は中秋の月」で、「旧暦8月の複数の月を仲秋の月」という訳です。中秋の名月は仲秋の月の中の1つということになります。

 仲秋(8月)にお月見をするのは、稲の豊作を祈る祭りを行ったことが始まりとされていますが、実際には正確な起源はわかってないようです。「お月見」についての日本で最初の記録は、延喜9年(909年)に醍醐天皇が初めて月見の宴を開いたとの記録だそうです。しばらくは高級貴族達だけの風習でしたが、江戸時代になると一般庶民にも広がって行ったそうです。

 中秋の名月は来年までお預け。仲秋の名月はまだチャンスがあるかもしれません。その時も、月より団子と行きますか…。
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