腹黒い人間とはよく言うが、そんなに人との付き合いはあまり気が進まないものだ。しかし、魚の話となると別である。ノドグロのことだ。ノドグロは寒い時期に脂の乗ったアカムツの呼び名で、魚体は赤色だが口の中は真っ黒なのでこう呼ばれている。日本近海で漁れるノドグロは、飲食店では20センチ程度で一匹3,000円もする。
昨今のグルメ時代、乾物店ではノドグロの稚魚の煮干しが100g350円で売られているそうだ。日本海の漁船が混獲したものが市場に流通したものらしい。稚魚を商品として市場に出してしまうなんて…、と嘆く関係者も多いとか。
成長して親になった魚を食べて、産卵間もない稚魚は海に残して育てるべきではと思うのだが。欧米では、サスティナブルシーフード(持続可能な水産物)という考え方が広まっていて、スーパーなどでも持続可能な魚でなければ扱わない風潮になっているという。
30年前に世界一の漁獲量を誇っていた日本。今現在は中国に首位の座を明け渡し、第8位に留まっている。乱獲の影響も少なからずあると思われる。賢く育てて、賢く食べたいものだ。
昨今のグルメ時代、乾物店ではノドグロの稚魚の煮干しが100g350円で売られているそうだ。日本海の漁船が混獲したものが市場に流通したものらしい。稚魚を商品として市場に出してしまうなんて…、と嘆く関係者も多いとか。
成長して親になった魚を食べて、産卵間もない稚魚は海に残して育てるべきではと思うのだが。欧米では、サスティナブルシーフード(持続可能な水産物)という考え方が広まっていて、スーパーなどでも持続可能な魚でなければ扱わない風潮になっているという。
30年前に世界一の漁獲量を誇っていた日本。今現在は中国に首位の座を明け渡し、第8位に留まっている。乱獲の影響も少なからずあると思われる。賢く育てて、賢く食べたいものだ。