今年も、ひとつの夏が終わりました…

　また今年も、ひとつの夏が終った…。

　昨日、酒田市営光ヶ丘球場にて酒田東対酒田西の地元勢対決がありました。3年生にとっては最後の大会、そう甲子園予選です。私は控え選手と一緒にスタンドから応援し、20数年前の18の夏に戻っていました。

　　　　　　　

　両校とも地元ということで、スタンドは高校野球ファンで満員。酒西は全校応援、酒東は有志応援ですが全校応援に限りなく近い状態。試合は序盤酒東の先制攻撃が見事にはまり3-0とリード。スタンドは大いに盛り上がります。今日はいけるっ。

　　　　　　　

　しかし、酒西も徐々に加点して4-2酒東リードの5回に、1点を返され尚も2アウト2,3塁。ここで踏ん張れるか酒東。しかし、その願いもむなしく6番バッターに右中間を破られ5-4と試合をひっくり返される…。逆転劇に期待し後半戦に突入。

　酒東エースの調子が今一つピリッとしない…。同じ地元同士で、相手の力量をお互いに知りつくしている中での対戦はやはりやりづらいのか…。酒西に追加点を与えてしまう、6-4。酒東も反撃をするが、追いつくところまでいかない。ライトのダイビングキャッチ、センターに抜けようかという当たりをセカンドゴロダブルプレー、サードの三遊間へのダイビングキャッチ…酒西の守備での起死回生プレーに同点を阻まれること数回。

　最終回に1点を取って、追い上げるも最後のバッターがピッチャーゴロダブルプレーでTHE END。6-7と野球の神様は、酒東に振り向いてはくれなかった…。

　胸を張れ、酒東ナイン。最高の舞台で最高の試合を見せてくれた選手諸君に拍手。スタンドで見ていた高校野球ファンは敗れた酒東に多くの拍手を送ったに違いない…。


　また今年も、ひとつの夏が終った。しかし、君達にはこれからの人生、何度となく夏が来る。やがて来るだろうここ一番の夏で勝利をつかめ。人生の勝利者になるのだ…。