goo blog サービス終了のお知らせ 

徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

大型契約が落とす陰…

2014-01-24 08:48:03 | 愛しき野球おバカ達
 マー君がヤンキースに決まった。7年161億円の大型契約。ピッチャー難のこの時代、日本人ピッチャーの相場も高騰し、日本人として彼のことを誇りに思うし契約内容に恥じないように頑張ってもらいたいものだ。

 今までの日本人メジャーリーガーの最高契約は、イチローの5年122億円だという。それと比べれば破格値ということがわかる。しかもイチローはメジャーで実績を上げてからの契約。彼は未だメジャーで1球も投げてないピッチャーなのだ。

 しかし、私の中には疑念が残る。疑念の種はシステムの変わった今回のポスティングシステム。メディア上ではこの制度の変更点を解説してたようだが、すんなりとは理解できてなかった。そして、実際行われた制度と一連の田中投手、楽天球団の対応。少なからず疑問が残った。ポスティングシステムとは入札制度。入札した日はいつなのか?何球団入札に応じたのか?

 田中投手は、年明けに渡米し数球団と交渉を行った。応札した球団もわからないし、上限20億円と設定された入札額もどの球団が札を入れたのかわからない。これではまるでFA(フリーエージェント)と同じではないか?

 過去のポスティングシステムでは、入札日が設定され、何球団が応札し、どこが落札したと少なからず報道があった。今回はそんな話は皆無。いつの間にか期限が迫っていて、いつの間にか契約が決まった。しかも複数球団との交渉。これだったら、FAとポスティングに何ら差はない。日本の所属球団に入札額が入るだけの違い。

 FAの価値を下げ、所属球団が儲かる…こんな制度…腑に落ちない。少なくともポスティング(入札)という看板は外したほうがいい。

 マー君には何も罪はない。彼にはピンストライプのユニフォームで、バッタバッタと三振をとる姿を早く見て見せて欲しい。この気持ちは世界共通の意見だろう。先駆者、野茂英雄のように…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

先駆者、英雄(ヒーロー)

2014-01-22 08:28:04 | 愛しき野球おバカ達
  1995年の今頃、野茂英雄は近鉄を自由契約の身となり渡米の準備を進めていた。メジャーリーグの球団が野茂に興味を示していたからだ。しかし、近鉄はその交渉窓口にはならないと野茂の身分は宙に浮いていた。

 言わずと知れた、日本人メジャーリーガーの先駆者、野茂英雄。今でこそ、日本のプロ野球からメジャーに行くことは珍しいことではないが、その道を切り開いたのは紛れもなく野茂である。

 当時、野茂に接触してきたメジャー関係者が彼に言ったそうだ。「英語はしゃべれるかい?少しくらいは勉強しておいた方がいいぞ」。即座に野茂はこう返した。「僕はアメリカに英語を覚えに行くわけではない。野球をやりに行くんです」。朴訥で一本気な野茂らしい話だ。

 そして、彼はメジャーの舞台に君臨することとなる。トルネード投法からバッタバッタと三振をとりまくり、瞬く間にヒーロー(英雄)となった。当時のドジャースの会長ピーター・オマリーはこう言っている。

 「やたらリップサービスをする選手が多い中、野茂は多くを語らない。野茂の表現方法は言葉ではなく、右腕なのだ。彼はアメリカ人が忘れかけていたタイプのヒーローである」。

 先日、彼の功績は日本野球殿堂入りを受けた。殿堂入りの条件をクリアした初年度での受賞は3人目という。彼は言った。「僕がメジャーに行ってなくても、今のように日本人選手がメジャーに行ってたに違いない」。朴訥で一本気な彼らしいコメントである。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

闘将の采配に…

2013-10-22 08:55:04 | 愛しき野球おバカ達
 楽天イーグルスが、球団創設9年目で初めて日本シリーズに臨む事となった。今年は絶対エースの田中将大を筆頭に、ルーキー則本を中心とした先発陣が頑張り、打線は両外国人を中心に、チャンスでしぶとい打撃を見せ接戦をものにした。

 しかしだ。今回のCSの戦いぶりを見て少し気になった点が星野采配。以前にもこのブログで書いたが、短期決戦の戦い方と、レギュラーシーズンの戦い方は全く異なる。

 レギュラーシーズンは、若手育成の為の起用法もあり長期的なビジョンに立たないと一年間戦い抜けない。球団を常勝集団にするためには育てることも必要。しかし、今回のCSのような短期決戦では、若手育成と言って試すことはできない。一戦必勝だ。

 短期決戦では、調子のいい選手やツキがある選手を積極的に使うものだ。昨日の試合7回1点リードのところで、星野監督はマウンドに長谷部を送った。ヒットとバントで対するバッターは根元。CS第2戦の延長に長谷部は根元に痛いタイムリーを打たれている。しかもこの日の長谷部は、鈴木にヒットを打たれ、里崎にバントで送られピンチを迎えてしまった状況。

 星野にしてみれば、先日打たれた仇を取れと続投させたのだろう。レギュラーシーズンならこの起用法でOKだと私は思うが、短期決戦はこの采配はアダとなりかねない。案の定、根元にまたもやタイムリーを打たれて同点となる。

 こういう采配を星野は良くする。北京五輪の日本代表でもそうだった。実績があるから、自分の愛弟子だからと岩瀬を使い続けことごとく打たれた。実績のあるベテランでも、短期決戦の負けられない試合でのプレッシャーは相当なもの。

 情に流されず短期決戦は調子のいい、勢いのある選手から使うべきだ。8、9回と則本、マー君をつぎ込んで勝利をモノにした采配。これこそ短期決戦での采配。

 日本シリーズ、オリンピックと短期決戦でこれまで一度も勝った事のない星野采配。師弟間の気持ちだけでは何ともならないのが短期決戦。この夜は、星野采配のいい面と悪い面が垣間見れた勝利だった。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

祝・楽天優勝

2013-09-27 08:38:03 | 愛しき野球おバカ達
 東北に嬉しいニュースが飛び込んできた。東北楽天ゴールデンイーグルス初優勝。球団創設9年目での達成である。球団関係者、選手、スタッフは人一倍感慨深いものがあるだろう。心よりお祝い申し上げます。

 球界再編の元、この球団が誕生したのは2005年のシーズンだった。仙台に本拠を置き、地域に密着した形を全面に押し出して船出した。しかし、各球団でお払い箱同然のような選手をかき集めてチーム形成せざるを得なかった。チームスタッフも初めてのことで、何から何まで分からないことだらけ。2月のキャンプに集まった時には、こんなところで練習をするのかと、それはプロが練習するような環境ではなかった。

 1年目は38勝97敗1分。勝率は何と.281と個人成績の打率のようだった…。ある解説者が言っていた。いくら弱いチームでも、シーズンの3分の1は勝てると。しかし、楽天はそれさえも勝てなかった。問題山積みのファーストシーズンだった。

 田尾安志、野村克也、マーティー・ブラウン、星野仙一と監督が変わった。星野仙一が監督に就任したのが3年前。その直後に、あの震災が発生する。野球をやってる場合じゃない。そんな空気が選手達に漂った。しかし星野は、野球選手は野球をやるしかないんだと選手たちに説いたが、監督と選手の気持ちは一体にはなれなかった。選手が野球に集中できない、そんな震災から頑張ろうと、頑張る礎となったのもまた野球だった。

 星野は、中日、阪神、楽天の3球団で優勝に導いた。弱い球団を強くする。現役時代から、炎の男、闘将といわれる星野らしい。長いシーズンは、長い目で選手を使い、育て、強いチームをつくる。それが星野流だろう。しかし、その星野も、短期決戦は一度も優勝を経験していない。日本シリーズは3度とも敗戦、あの北京五輪も金メダルどころか、メダルを逃している。

 さて、日本シリーズに楽天が進出し、日本一を取ってほしいと思うのは東北人だけでないと思う。それだけに、楽天の優勝には様々なドラマが背景にあるのだ。闘将星野のジンクスを破って、日本一になることを願ってやまない…。
コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

負けが多いのに…。

2013-09-18 08:35:03 | 愛しき野球おバカ達
 プロ野球のペナントレースも終盤に入った。優勝は両リーグとも見えた感じがするが、クライマックスシリーズ(CS)を掛けた戦いが白熱している。

 広島東洋カープ。1991年にリーグ優勝から遠ざかること22年。Aクラス(1~3位)入りも1997年までさかのぼる。その広島がCS進出を掛け好位置にいる。4位中日を引き離し只今3位。先日の巨人戦3連勝を含む7連勝中。

 しかしだ。好位置にいる広島だが、63勝66敗2分と負け数が勝っている。いわゆる、借金3で勝率5割にも達してない。仮に勝率5割に満たないチームがCSに進出し、あわよくば日本一となっていいのだろうか。

 日本シリーズ前の盛り上がり、消化試合を無くすという意味では大いに結構だと思うCS。ポストシーズンのあり方として否定しようとは思わない。しかし、シーズンの負け数が勝ってるチームがCSに進出するに値するとは考えられない。

 勝率5割を割ったチームは、いくら3位だとしてもCS進出権が与えられないようにしたらどうだろうか。5割を切ったチームが、日本一を争うなんて…勝負の世界で負け数の多いチームが、日本一を争うことに違和感を感じる。

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする