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徒然なるままに…建築家のボヤキ。。。

I・N設計スタジオ ブログ

ボルダリングのあるイエ 2022.2.25~基礎工事完了

2022-03-11 09:03:10 | 今日の現場
 今年の冬は厳しい寒さで大雪。

 そんな2月中旬にボルダリングのあるイエの配筋検査を行った。

 

 現場に到着し全景を見渡す。ぱっと見、きれいに配筋され仕事の丁寧さが感じられた。

 こんな時は大体鉄筋の組み方も間違いが少ない。実際検査しても指摘事項はほぼ無し。

 そして天候を見計って後日コンクリート打設。寒空の中、左官屋さんが手際よくコンクリートを型枠の中に納めて行く。

 

 作業を観察していると、コンクリート打設一つとっても色んな道具を使っていることに気付く。

 それは市販されているものや、左官屋さんの手作りのものまで。

 ベニヤ板を加工した道具でコンクリートを流し込んでいる風景はよく見ていたが、今回は一斗缶を使いコンクリートを流し込んでいる。

 その一斗缶も左官屋さんが使い易いように上手く加工している。

 スラブコンクリートは1日仕事だが、立上りコンクリートはものの2~3時間で終了。

 

 しかし、今年の冬はよく雪が降った。この写真を見ながら今更ながらに思うが、すでに雪は解けた。

 季節のいい時期に建て方工事を迎える。まだ道半ば、いや3分の1かな…。

 安全に気を付けて建て方工事に向かってもらいたい。
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ボルダリングのあるイエ 2022.2.12~住宅設備機器の仕様決定

2022-02-24 08:52:34 | 今日の現場
 このところのコロナ禍の影響で半導体の生産が遅れている。

 我々建設業界でも木材、鉄骨の価格上昇が収まらず、設備機器の品薄状況が続いている。

 そんな中クライアントとの打合せも、一番品薄の状況にあるトイレ(便器)をはじめとする住宅設備機器の選択から始まった。

 

 この時期に便器仕様を決めるのは、私自身初の出来事。

 便器仕様を決めるのであれば、システムキッチンやユニットバスも一緒に仕様を検討していくことに…。

 メーカーのショールームで設計仕様をベースに再検討が始まった。

 便器は難なく決まったが、中々決まらないのは…奥様のこだわり部分であるシステムキッチン。

 設計時には予算の関係上抑えていたグレードを、奥様の後悔が残らないようにグレードアップを決断。

 しかしながら、色を中々決めかねている様子。この日は暫定で終了する。

 次の日、奥様から直接電話をもらう。最終段階で却下となった色合いがどうしても忘れられないという…。

 クライアントご夫婦は、その日も、その次の休日もショールームに足を運んだ様子。

 さて、最終決定と指定した打合せ日。再びショールームにクライアントご夫婦、私、施工業者の担当と赴いた。

 何度も何度も試行錯誤を繰り返したからか、この日は奥様の考えに踏ん切りがついていたようだ。

 もののわずかな時間でシステムキッチンの仕様は決まった。悩みに悩んだ末の回答にスッキリした気分だったに違いない。

 クライアント夫婦の悩みぬいた決断と、それに電話やメール、そして現地ショールームでサポートしてもらったアドバイザーの方に感謝である。

 これで、完成時に便器が設置されてない状況は免れたはずである…。
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ボルダリングのあるイエ 2022.1.23~地鎮祭

2022-02-02 09:11:27 | 今日の現場
 先日ボルダリングのあるイエの地鎮祭が行われた。

 神主さんは私の同級生の弟さん。これで地鎮祭で会うのは両手ぐらいの回数となる。

 

 この日の天気は曇り。この時期としては最高の天気である。

 数日前までは連日の吹雪だったので、これもひとえにクライアントの日頃の行いの良さであろう。

 クライアントのご両親も参列し地鎮祭は始まった。

 始まる前までは陽気な笑顔を見せていたクライアントのお子さんも、神主が声を上げたと同時に神主よりも大声を上げて泣き始めた。笑

 

 よほど怖かったのだろう、お子さんは全然泣き止まない。

 一時的におご主人がお子さんを連れて外に避難した。

 と同時に今度は神主さんがお祓いの為外に出る。また大泣き。苦笑

 神主さんがテントの中に戻って一件落着となった。

 出席者皆でお神酒を頂き、記念写真を撮って地鎮祭は滞りなく終了。

 若い夫婦の希望に満ちた半年が始まった。
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庭が連なる平屋現場日記201108~基礎工事完了

2020-11-13 08:41:21 | 今日の現場
 11月上旬に基礎工事が完了した庭が連なる平屋。

 この住宅はタイトル通り点在する庭が5つある。出迎えの庭、もてなしの庭、彩りの庭、やすらぎの庭、いこいの庭である。

 クライアントとの打合せは、庭の創り込みについての議論に入って来た。

 5つの庭の中で「やすらぎの庭」は浴室に面した庭で、ゆったりと落ち着いたリラックスした気持ちでお風呂に入る。そんな庭である。

 そこで一つチェックすべきことが視線。庭の見え方の視線、他からの視線。

 今回は平屋であるので隣家の上階からお風呂が見えないかを、現地で確認することにした。

 

 施工者にお願いして、庭の外壁の高さに目印のフレームを木材で組んでもらう。

 クライアントが到着する前に私が確認すると、一目瞭然で他からの視線は遮られていることを確認。

 クライアントも到着後、一瞬で問題ないことを理解して頂いた。

 図面上では問題ないと判断していたが、こうやって実際に現地で確認しお墨付きが取れた。

 ある本に書いてあった、「準備と確認は何百回してもしすぎということはない」という言葉が脳裏に蘇る…。
 
 このところ冷え込みが増してきた。雪の降る前に屋根と外壁を何とか終わらせて冬を迎えたい。
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庭が連なる平屋現場日記200912~地鎮祭

2020-09-17 08:19:58 | 今日の現場
 昨年秋より本格的に設計に取り掛かった庭が連なる平屋。

 約10か月の設計期間を経て、先日地鎮祭を執り行った。

 

 この10か月の間に、コロナ禍で打合せが中断したのが1か月程度。

 打合せを再開したのはオンライン打合せ。都合オンライン打合せは2~3回だったと記憶している。

 地鎮祭は建築工事が始まる前の神事で、土地を守る神様にその土地を使用する許しを請い、工事の安全を祈願する儀式。

 以前、仏式の地鎮祭を経験したが、今回は一般的な神式。

 

 クライアント側の出席者はご主人、奥様、一番上のお子様、そして奥様のお父様の4名。

 宮司さんのお言葉を頂いた上で地鎮祭は始まり、滞りなく執り行われた。

 工事の安全を無事祈願した後、クライアントと工事担当者で近隣に挨拶回り。

 これから約半年間、クライアントと二人三脚での家づくりが再度始まる。
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