特別バージョン

2018-09-06 22:15:06 | 読書、書物

  晴れ、時々雨。俄か雨が繰り返される、奇妙な天候だった。

 台風二十一号の猛威が冷めやらぬうち、今度は北海道で大きな地震。そして、青森県でも台風のために農作物に被害が発生しています。前段の災害が大きくて青森県での農作物被害はぜんぜん取り合えられない辺りが、都会地と、広範囲に渡った災害に見舞われた地域との扱いの差だな、と思いますがいずれにしても甚大な被害でした。お見舞い申し上げます。ただ、「旅行台無し」とか、「残念な休日だった」とかいうコメントはどうかと思います。

 台風を吹っ飛ばしに行き、帰りは台風と一緒に戻った東京行きの疲労からぐっすり眠っていたところに緊急地震速報で強引に起こされてしまい、今日は一日中眠かったです。その東京行きですが、飽きる新幹線内では惰眠の合間を縫って読書をしていました。

 新潮社の夏の特別カバーバージョン。まずは谷崎潤一郎著、「卍」。読み終わっています。私にはどうも合わない感じを受けました。ただ、一編だけ読んで一方的に「合わない」と決めつけるのもどうかと思いますので、「鍵」とか買って読んでみたいと思います。「卍」ですが、結局、光子さんの真相はどうだったんでしょう? 異様な印象を受けました。

 続いて星新一著「盗賊会社」。この短編集は面白かったです。妙な現実味があるというか、超現実的というか、ユーモアと皮肉に満ちた面白さでした。これまた別の作品を買って読んでみたいですね。軽い読み物が欲しい方、オススメします。

 そして現在、太宰治著「人間失格」を読んでいます。言わずと知れた名作で、私も以前読んでいますが新潮社特別カバーバージョン購入のため、再読する機会に恵まれたという感じですね。

 明日は夜、軽い宴があります。土日の休日はどうも天候が良くない様子ですが、晴れ間があったらトライアンフTR6SSのオイル交換などのメンテナンスはしたいなと考えています。晴れ男パワーは先日の東京で使い果たした(私の滞在中は晴れていました)感があるのが残念です