期間工的生活Ⅴ・３１

☆スバル期間工日誌
　案の定、新しく入所した中に、ミョ～な人が居る。私もなのか…

☆貧民階級生活日誌
　教習はいまだ闇の中。春に向けて二輪免許を目指す人が増えてきたの
で、予約がとりにくくなってきた。

　財布の中を見て驚いた。こんなに使ったっけ？　という感じ。ヤバい。
でも今月は残業が多かったので、来月は相当楽になる予感。
　前回六本木で買ってきた、モディリアーニのデディーの肖像のポスター
（？）を額に入れて飾った。みすぼらしい部屋が少しだけ華やいだよう
である。

期間工的生活Ⅴ・３０

☆スバル期間工日誌
＜新入期間工が増えたので、ちょっとした注意事項＞
　どこの会社にもいるが、ここの期間工にもいる。長くいてエばっているオッサン。これから新入予定（もしくはもう新入）の皆さんはご注意。かかわりあいにならないよう。期間が長くなればなるほどそのようになる傾向にあるみたい。勿論、皆が皆そういうわけではない。気さくなオジサン達もけっこういる。

☆貧民階級生活日誌
　昨日今日なので特に書くことがなかったりする。六本木に行ってからもう一週間も経過するのか。月日の経過の早いことよ。買ってきた図録を眺めています。
　今ネットカフェにいるが、またまた鼾をかいて寝ている人が。金払ってこんなトコで寝るか？　自分の部屋で寝る方がいいと思うのだが、そこは人それぞれ。文句はありません（笑）　そういう私もウトウトする。
　

期間工的生活Ⅴ・２９

☆スバル期間工日誌
　私も所属する課にまた数名、新受刑者が訪れた。そして、相部屋の人
が今週で刑期を終える。

☆貧民階級生活日誌
　前回の教習は疲れのためか、ビビりのためか、体が石化して全く動か
なくなってボロボロ。茨の道は続く。

　教習があるためになかなかお絵描きが出来ない。ぽちぽちとはやって
はいるが、分量の減少が否めずに苦悶。もう少しで大筋の完成するハズ
の長編小説も滞り中。読書量だけは落ちていないみたい。遅番の週は、
社会情勢にも疎くなる。なぜなら、ニュースが見られないから。今週世
の中でいったい何が起きていたのかさっぱり不明。

期間工的生活Ⅴ・２８

☆スバル期間工日誌
　寮内を奇妙な人たちが闊歩する。

☆貧民階級生活日誌
　ここのところ更新が滞っていたが、実は教習所へ通っているために、
なかなかアップできずにいた。教習だが、やっぱり５０ｃｃは力で抑え
つけられるが、中型になるとそんなの無理。下敷きになってあの世行き
だぞ。確実な操作を覚えなけりゃなりません。茨の道だぁ～
　六本木の美術館二箇所は予定通り行って来ました。まずは森美術館。
これはお薦めする。入り組んだ展示会場なので、見落としのないよう注
意。実は私、二点ほど見落としていた…。帰ってから図録を見て、あれ、
この絵、あったけ？　ってな感じ…悲しや…。
　国立新美術館。建物をケイタイカメラでバシバシ写す。皆気が引けて
いるのか、なぜか私が容赦なく撮影しているのを見て初めてカメラを向
ける。何遠慮してんだ？
　それはさておき。異邦人たちのパリを見てきました。モディリアーニ、
フジタ（藤田嗣治）、ピカソにパスキン、スーチンと見たいものはもう
決まっている。モディリアーニの肖像画は頭から指先までのふにっとＳ
字曲線に妙に惹かれ、ピカソのトルコ帽の裸婦のどっしりに惹かれ、フ
ジタの線に惹かれてパスキンのふわふわとした画面に惹かれた。と、い
うか、このエコール・ド・パリ（だったっけ？）のあたりの面々の絵が
いいだけで、後は別段見向きもしなかった気がする…。
　事件に遭遇。現代アートのオブジェ（？）に手を触れた人有り。監視
員（？）の女性が”ああ～”と悲鳴。手を触れたのみならず、引っ張っ
てポロッとやっちゃイカんだろ。すぐ無線でお偉いさんを呼んでいた。
　と、まぁ、こんな感じでした。

期間工的生活Ⅴ・２７

☆スバル期間工日誌
　まだ続々と新しい期間社員達が入寮してくる。

☆貧民階級生活日誌
　自動二輪教習がついに始まった。期待と不安でいっぱいいっぱいであったが、予想通り楽しい。すんなりいけばいいが…。小型自動二輪の試し乗りは楽だったが、普通二輪はちょっと持て余し気味。コツがわかれば楽なそうな。ホントかい。
　とにかくやるだけ。
　明日は六本木の美術館二箇所見てきます。天気予報は雨なのですが、無論、雨が降ろうと嵐が来ようと、電車が動いている限りは行って来ます（笑）

期間工的生活Ⅴ・２６

☆スバル期間工日誌
　またまた大量入社。四ヶ月後、この中のどれだけが生き残れるのか…

☆貧民階級生活日誌
　教習所通学開始。なかなか大変である。刑期延長確定か…？？？
　二週間もあれば余裕で取れると考えたのがそもそもの間違いであった。
予想以上に予約不能。毎日二時間乗れれば九日で終わるんだけどなぁ。
もっとも、ヘマしなければだが。

期間工的生活Ⅴ・２５

☆スバル期間工日誌
　もくもくと作業を続けている。
　たくさんの新・期間工が入寮し、にわかに寮内が騒がしい。というか洗濯機の倍率が上がって大変である。

☆貧民階級生活日誌
　自動二輪の免許は一ヶ月以内で取得の見込み。毎日通えば二週間くらいか？
いくら私が教習所講習苦手とは言ってもとれるだろう。
　世の中は三連休で沸き立つが、我々にそのようなものは無かった。というか、祝日があったことすら気がつかなんだ。
　次週の日曜日は六本木のアート・トライアングルへ行く予定。近頃発砲事件が相次いでいるみたいなので気をつけなけりゃ。防弾チョッキでも着て行こうかな（笑）…笑い事では無い気がする。

期間工的生活Ⅴ・２４

☆スバル期間工日誌
　やっぱり仲間がいないと寂しいもの。話す相手もいないので、退屈。

☆貧民階級生活日誌
　教習所で貰ったパンフレットなんか眺めているが、この時期入所する
のは非常に危険そう。教習所のあんちゃんも言っていたが、とても混む
ので予約が取れないらしい。一日二時間確実に乗れればあっという間だ
が、それは無理、とのこと。やっぱり地元へ戻ってから、一気にカタを
つけるよう取り計らうのが一番いいみたい。ちなみに今は銀行のフリー
ローンなるものがあるので、貯金に手をつけず、そっちから費用を捻出
しようかと思う。七年ローンにすれば、ちょっとしたお小遣い程度で間
に合うので。
　絵は相変わらず乱調気味。激しい波がある。ずっと書き続けていた、
間の抜けた長編小説も、あと少しで大筋が出来そう。その後、編纂作業
があったりする。わしゃ、いつまでかけるんじゃ？

期間工的生活Ⅴ・２３

☆スバル期間工日誌
　ライン作業が停滞し過ぎてダルい。

☆貧民階級生活日誌
　地元へ凱旋してからかかるであろう金の計算を足りない頭脳でしてい
る。どう考えても欲しいものやら免許（自動二輪）やらなんやかんやで
しかも地元を飛び出しての就職も目論んでいるために、不足気味。貧乏
人からとにかく金が出て行くイカれた日本のシステムだが、今回に限っ
ては、自分の道楽が大半を占めるため、日本政府に対しての文句も言え
ない。はっきり言って、地元にいるよりこっちで多少不自由な暮らしを
していた方が、確実にいろいろな我が人生の仕事もはかどった。恵まれ
過ぎた生活は堕落を生む、という教訓を得た。

期間工的生活Ⅴ・２２

☆スバル期間工日誌
　本日お休み

☆貧民階級生活日誌
　今日は予定通り東京都美術館のオルセー美術館展へ行ってきました。
画集でしかお目にかかれなかった作品と出会えた喜びはいつまで経って
も薄れないものである。それにしても人々と人の波で大変だった～。
　神田神保町では本を相当数購入。これにて今月残りおおよそ十日間は
ヤバいことになってしまった。