晴れ時々雨。
三本ローラー台の練習項目を見直すことにした。と、いうのも先日の岩木山一周で足がつりそうになったり思いの外坂道でへばったりとイマイチ向上が見られなくなったためである。毎日のトレーニングでも高回転が楽にならない。要するに今のままではもう限界、行き詰まりという事である。そんな訳で更なる向上(楽をするため)を目的とし、日々の三本ローラー台練習項目を見直すという結論に達したのである。とりあえず片足ペダリングを片方五分こなし、重めのギヤで低ケイデンスで回転を意識して回し、その後は十分ほど軽目のギヤで回すという練習を実施する。これで少しは進歩するかな? と、自転車でも勤勉な私、何事も勤勉です。絵も勤勉で毎日最低一枚は何かしら描いてるし、画集を眺めます(ペーパーバックの安価なものでもいい。とにかく写真さえ良ければいいのだ)。ある意味学問。
学問と言えば鉄斎先生である。三万冊の蔵書を持ち、読破しているというマジ(本気)で学のある偉人。「わしの絵を見るなら、まずは賛を読んでおくれなされ」と言うが、あんなのすらすら読める訳は無い。鉄斎先生は桁違いの学があり、彼しか所有していなかった稀覯本を読み、稀に独自の漢字を使っていたらしい。本物の学識、学問である。最近は雑学さえあれば凄いみたいな言われ方もされるがそれは大きな間違い。更に酷いのは一般常識を雑学と取り違えている輩の多い事。一般常識とは結果論で言えば「人様に迷惑をかけない」ことなんだから雑学とはてんで訳が違うのである。「一般常識」のない輩が増えたから今の世の中、暮らし難くなってるんでしょう。
高度成長期に「より豊かに」、「より便利に」の方向に突っ走り、「一般常識」を置き忘れた世代が育ち、更に留めに「ゆとり教育」で馬鹿が大量生産されてしまった。これからまた正しい方向に戻すのは至難の業。はっきり言って無理であるが、最近起こっている馬鹿げた事件や事故を見ていると、何とかならんのかなぁ、と憂いてしまうのは私だけか。
と、なんだかホップ・ステップ・ジャンプのように三本ローラー台から日本の未来を憂う話になっちゃいました