行き先

2011-03-31 23:26:12 | Weblog

  晴れ。

 あの恐ろしい大災害から、もう二十日も過ぎている。本当に悪夢のような出来事であった。そして、悪夢は今も生々しく現実に続いている。

 知り合いが全く連絡を取れないところを見れば、どうもそういうことなのかも知れない。まだ確実にわかったわけではないが、聞けば一家皆が行方不明の場合、捜索願も出されず、実際の不明者はどれほどかわからないらしい。つまり未だに被害の全貌は明らかになっていないということ。所詮、我々は地球と言う惑星の表面にこびりついているだけの存在なのだ。

 原発事故は、外国の専門家チームが続々と集結して来て下さっている。東京電力と原子力保安院、そして政府の対応の遅さにしびれを切らしたと言った感じ。あくまでも善意で来て下さっていると思いたい。ところで、この廃炉となる原子炉の燃料の行き先はどこなのだろう? ひょっとして、世界の核ゴミ捨て場と化している青森県か? やめて下さい。東京23区のど真ん中に記念碑化して埋めて下さい。


出撃

2011-03-30 23:29:12 | Weblog

  晴れ時々雨。

 今朝通勤途中、災害支援の自衛隊車両の列をみかけた。思わず敬礼したくなる出撃の様子。若者言葉を使わせていただければ、チョ~カッコイイ。

 そんな自衛隊車両を猛烈なスピードで追い越していく愚か者が居る。思わずミサイルでも打ち込みたくなるような馬鹿者。地獄へ行って下さい。

 関東圏計画停電だが、明らかな地域格差が生じているらしい。東京23区は比較的(と、いうかどうもぜんぜん)停電が実施されておらず、その周囲ばかりらしいのだ。いくら中心部を守りたいからと言って、それは明らかに民主主義に反する。順番にきちんとあらゆる地区を停電させるべきなのでは? ちなみに、四月に入れば大分暖かくなるので、東北地方(震災地以外)でも計画停電が行われるかも知れないらしい。間違ってもその電力を23区へ送らないようにしていただきたいものだ。


事件は現場で…

2011-03-29 21:25:45 | Weblog

  晴れ後雨。

 相変わらず原発事故は予断を許さない状況が続いている。現場で戦う作業員の皆さんには本当に頭が下がる。原子力保安院とやらの連中も、ただ難しい専門用語の羅列ばかりしてないで、さっさと現地へ行って確認すればいいのに。ああいうわが身を安全圏に置いてその上何らの有効策も打てない連中には非常に腹が立つ。どれだけの偉いエリート集団なのかはわからないが、早いトコ現場で状況を確認し、手を打っていただきたいものです。

 震災により被害を受けた建物の調査のため、我が地元の役所担当部署の皆さんが現場へ派遣されている。なんだかんだと手続きは遅れるが、仕方ない。

 今日残業を終え、帰りに雑誌でも購入して帰ろうかと思って立ち寄った書店が閉まっていた。節電のため、早く閉店なそうな。けっこうである。これからもずっと続けていけばいい。一時のものではなく、永続していただきたいものだ。これからますます電力不足に陥ることは目に見えているのだから、もはや以前と同じ暮らしとは行くまい。


監視

2011-03-28 23:27:57 | Weblog

  晴れ後雪。

 震災から早くも二週間以上が経過し、大分復興へ動きが変わってきたような気がする。それでも、各産業へのインタビューを見ると、先行きはよろしくない。夏場に向け、関東方面の電力不足が懸念されているが、私はそっちは一言で片付ける。

 「電気使いすぎなんだよ」

 震災地近郊は、大変な就職難が始まっている。今の震災にかこつけた”便乗”解雇なんかも出る始末で、全く持って今後が心配である。東北経済は完全に破綻するのではないか? 漁業、農業を営んでいた高齢者が今の津波でこれまでに築いたものが皆流されてしまえば、新たに事業を再興するなんて考えるだろうか? これまでに培われてきた技術も知識も一気に失われてしまう。これは次世代の育成のため、補助を出さなければならないのではなかろうか。心配なのは、こんな大災害も利用した天下り団体が生まれること。きっと震災復興費として多額の税金が使われる。当然、そこに寄生虫が湧くことが予想される。必要としている人たちに行き渡らないのでは意味がない。我々は、厳しい眼で監視しなければならない。


過度反応

2011-03-27 16:18:47 | Weblog

  雪後晴れ。

 統一地方選の演説で、すぐに震災復興や被災地支援を連呼するのはやめていただきたい。こんな大災害まで自分の票に利用するのか? などと言いたくなる(と、いうか言ってる)どいつもこいつも一斉に震災復興関連を口にするようになったので、なんだか不愉快なので一言申しました。

 昨日のNHKで自治体市長がNHKに物申していたが、あれは非常に説得力があった。原発二次被災とも言うべき風評被害の被害者の現状を考えれば、マスコミ、特にテレビの及ぼした影響は計り知れないものがある。食べてもたいしたことないのに、まるで汚い物でもあるかのような報道では生産農家も地域もたまったものではない。今朝のニュースを見て知ったが、今現在報道されている放射線量で悪影響を受けるのは、水にして一日6.5リットル毎日飲み続ける、またはほうれん草を毎日650グラム食べ続ける分量なんだそうな。毎日そんなに飲んだり食べたりしてる人が果たして今の日本にいるのか? 居るわけがない。いてもごくごく少数。あまりに自己健康に過敏すぎるのも、身勝手というものだ。私は毎日水を一リットル以上は飲んでいるが、半分以上は水道水である。気にもしない。

 ちょっと殺伐とした世の中なので、今日は花でも飾ってみます(程度はさておき)

(F4号 油彩)


マイク

2011-03-26 16:25:02 | Weblog

  雪。もう四月にならんとしているのに、この寒さは一体?

 テレビから、だんだんと被災地の模様やライフライン情報が減ってきている。その分、また長々としたバラエティー番組ばかり。もっとも、民法放送が被災地へ取材に行ったところで泣き叫んでいる子供など彼らからすれば”絵になる”場面しか撮影しないので、いっそ行かない方がいい。新聞か何かにも掲載されていたが、あれは無い。非常識だが、この非常識さゆえに今のマスコミの低次元さがあるのかも知れない。非常に不快。もっと必要な報道があろうに。泣き崩れている被災者にマイク向けるな。

 この大災害の影響で、我が建設業界も大きなダメージを負っている。資材が無くて、建物が建てられない。今後、更に建築資材が入手しにくくなることが予想されるので、我々も仕事が出来ず、非常にヤバイ状況。ジリ貧になっていくわけだが、これは三次災害と呼べるのだろうか? 被災地の復興へまわされるので仕方ないとは言え、これから大変な状況になって行きそうな予感です。 


魚のホネ

2011-03-25 23:06:18 | Weblog

  雪。

 地震発生からもう二週間も経過した。いまだ被害の全貌がわからないという凄まじい大災害。わかっているだけの行方不明者だけでも一万人を超えているが、そもそも”わかっているだけ”というのが大変なことである。私の知人もどうなったのかさっぱりわからない。相変わらず電話は通じにくいし、そもそも固定電話の番号も知らない。もっとも被害の大きかった地区に住んでいただけに、どうなったか気がかりである。

 原発事故の、あの原子力保安院の煮え切らない物言いが何だかとても腹立だしい。奥歯に物が挟まったというか、上手く煙に巻こうとしているようなとか、とにかく、そんな感じ。あんなんが上に居ては、現場で実際に作業に当たる人たちは命を預けられないのではないか? どれだけ偉いかは知らないが、実際に現場に行って見て来いと言いいたい(と、いうか言ってる)

 原発事故のため、福島県の沿岸部被災行方不明者の捜索もままならず、とにかくひどい有様。隠蔽工作に必死になってないでいいから、事実を教えていただきたいものです。


ナンセンス

2011-03-24 23:36:01 | Weblog

  雪。三月も末だというのに、寒波襲来、雪が降ってまるで真冬。

 福島原子力発電所事故の影響による電力不足を補うために、火力発電所の発電を増強するらしいが、ナンセンスもいいところである。時代に逆行するとはこのこと。と、言うと”だったらどうすればいいんだ”と文句が来るので答えておく。

 電気、使わなければいい

 無駄に深夜まで営業して馬鹿者どもの溜まり場こしらえてみたり、無駄にライトアップしてみたり、とにかく無駄。なんでもかんでもエコエコ…うるさい割に、あのイルミネーションとかは一体何なんだ? 全く理解に苦しむ。これを機に、生活を見直せばいいのだ。とにかく忘れてはいけないのは、自分達で使う電力のために遠く離れた他人の家の庭先に、あんな危ない施設を造ったということ。今日の作業ではついに被爆者が出てしまった。風評被害も広がり、本当に大変。そして、同じく深刻なのは、原発事故ばかりがクローズアップされて、地震と津波で大きな被害を受け、今もなお苦しむ被災者達がいる被災地のことをすっかり置いてけぼりしてしまっていること。


二次被害

2011-03-23 23:42:56 | Weblog

  晴れ時々雪、後曇り。

 原発事故の影響による、神経過敏が加速度的に進んでいる感がある。福島県の方々にしてみれば、全くやるせない。地震で大きな被害を受けた挙句、原発事故による二次被害、更には風評被害ときた。よくよく考えてみれば、東京の電力維持のために建設された原子力発電所なのだ。人様の家の鼻先にあんな危ないもの作らせてその恩恵にさんざんあやかった挙句、あの県の食品は買わない、計画停電なんて鬱陶しいなんて的外れも甚だしい。急に節電を心がけるなんていっても、あと二月もすれば元の木阿弥、一時の酔狂。ハッキリ言って節電なんてやって当然なのだ。今までがおかしかったと見るべきであろう。でも原発が止まったから、今後もずっと彼ら曰く、”不便な”暮らしをしていただかなければならない。

 と、どうしてもやたら騒ぐ”善意”なるものを信用出来ないひねくれ者です… 

 節電、節電、使いすぎを止めただけ。当たり前なのだ。節水、当たり前、とにかく当たり前のことも当たり前だと思わなくなるその感覚の恐ろしさよ。


過剰反応

2011-03-22 23:09:49 | Weblog

  晴れ。

 通勤も帰宅時も車の数が物凄く減少していてせいせいする。ついでに無駄に開いていた店も節電のためなのか閉まっていて街は大変に静か。この正しいあるべき姿が非常に好感が持てる。こんな中、ナイトランが出来たら最高なのだが、自粛する。(ちなみにまだ道路が凍っている部分もあるので論外)

 郵便がいまだ回復しない。葉書くらいは届くが、物が送れないし、逆にこちらにもこない。ついでにアマゾンの通販サービスも復旧しないので、本を買えない。バイクの必要部品も買えない。流通へのダメージが大きいせいか、どこのコンビにも店じまいしている。ここでまた出るが、馬鹿な連中がたむろできないのでせいせいする。ガソリンが無いのは相変わらず困っているが、馬鹿な連中がいないのはいい。どっちがいいのだろう?

 原発事故によるあの過度な反応は異常。これは復興へもダメージが大きいのではないか? とにかく、異常なまでに健康、健康言うのはやめていただきたい。長期に見れば人体への影響はどうなの? 的な過剰反応。煙草だって一生吸い続けていたって平然と老衰であの世へ行く人だっているのだ。あまりに強い放射能はダメだが、過剰反応しすぎるのもどうかと思う。