期間工的生活Ⅲ・１７

☆スバル期間工日誌
　九月満期で去っていく人達が昨日最後の作業をした。九月満期になる
ような計算でスバル期間工をするのは避けることをオススメする。そし
て、どこでもそうだが役立たずに限ってしたたかに残る。ちなみに私は
延長出来そうな気配。班長がなぜか十一月操業のことを話すのだ。延長
していることが前提になっているのが気になる…。

☆貧民階級生活日誌
　十月は週休二日になるので、行く気があれば毎週でも東京へ行ける。
でも行けない。なぜなら、言わずと知れた貧民階級だから。電車代を
ケチるため、上野の美術館と東洋館を一気に見ようかと目論む。一日
四軒は無理だよなぁ…。一箇所一時間位の鑑賞時間になってしまう。
三軒でも無謀だったのに。だが出稼ぎに来ているというより、勉強し
に来ているのだからして労力を惜しんではイカんのだが。
　ちなみに最近は相変わらずルーブル美術館展の模写をしている。天
気が良ければ外にスケッチにも行っている。油彩道具一式を送って貰
おうか。室内は駄目だが、外ならいいだろ。群馬は雪も降らないらし
いから（とんでもなく寒く、風が強いのだが）冬でも自転車で走り廻
れるし。

期間工的生活Ⅲ・１６

☆スバル期間工日誌
　期間延長の話がまだこない。マジ（本気）やばいかも。

☆貧民階級生活日誌
　再び大いなる節約生活に突入している。一日の食費（ジュースなどす
べてを含む）をこれまでは千円としていたのだが、これからは七、八百
円位にしたい。これだと、月当たり五千円の経費節減となるのだ。東京
へ一回展覧会を見に行くと図録なしでおおよそ五千円（電車賃、入館料
に昼食代）かかるので、ちょうどいい。もっともこれは期間延長できれ
ば効果がある、という話だが。
　見たい展覧会が目白押しで困る。上野の東洋館では中国（昔の）書画
が展示されているらしいし、国立西洋美術館やら都美術館、更に上野の
森美術館のダリ展、おまけに新宿の損保ジャパンのゴッホのひまわりも
見に行かなければならない。この前行った出光美術館ではまたいいのや
るみたいだし。ヤバい…

期間工的生活Ⅲ・１５

☆スバル期間工日誌
　名札板の退寮時の注意点貼紙の量がハンパではない。

☆貧民階級生活日誌
　昨日も天気が良かったのでスケッチに出かけた。いい場所をみつけて
鴨達と花、風景を描いてきました。ついでにいい本屋も発見。なかなか
の品揃え。スケッチだが、やはり動物を描くのは楽しい。当然ながら動
いているのでなかなか上手くはいかないのだが。

期間工的生活Ⅲ・１４

☆スバル期間工日誌
　今週はとうとう期間延長の話は無かった…

☆貧民階級生活日誌
　今日は天気も良かったので予定通り東京へ行ってきました。出光美術
館と東京藝術大学大学美術館の二箇所。ベルギー王立美術館展は十二月
までだったので、来月に延期しました。
　出光美術館の風神雷神ではついに念願の宗達を見れた。見たと言うよ
り拝観させていただきました。悪いが光琳と抱一はオマケだからどうで
もいい。延々と宗達の風神雷神図屏風を見続けて来ました。図録も千五
百円と良心的。かの○△□も見られた。行くべきだよ。
　東京芸術大学大学美術館では、日曜美術館３０年展をやっていました。
こっちでもいろいろ念願の絵を見られました。上村松園の花がたみ、棟
方志功の二菩薩釈迦十二大弟子、藤島武二の黒扇（この前ブリヂストン
美術館に行った時は無かった）、他にも挙げればキリがない。ルドンも
あったですし、鉄斎先生も。特に上の三点は見たかったので感激しまし
た。
　今日は一日、大変いいもの見させていただきましてありがとうござい
ました。

期間工的生活Ⅲ・１３

☆スバル期間工日誌
　いまだ期間延長の話無し…
　そして、今日延長出来なかった人の話を聞いて竦み上がる。恐ろしい。

☆貧民階級生活日誌
　今週の土曜、東京へ行く予定だったが、台風が近づいているらしいで
はありませんか（天気予報やニュースはぜんぜん見ていない。聞いた話。
二十九日十七時二十五分現在）。今回は見送りになるかも。
　ワインもだいぶ飽きてきたので（七百二十ミリリットルをなんと一ヶ
月かけて飲んでいる…）、今度はリキュールミルク割りを試してみよう
と思っている。不味くても超絶薄めれば飲めるだろう。飲む量が少なす
ぎるため、ぜんぜん強くならない。ただ気のせいか口内炎が出来にくく
なってきた様な感じ。てんで関係ないだろうが。

期間工的生活Ⅲ・１２

☆スバル期間工日誌
　いまだ期間延長の話が来ない。ヤバいかも…

☆貧民階級生活日誌
　本を買っていないため、今週の土曜は東京へ行けそう。風神雷神を拝
みに行こうと思っている。更に、西洋美術館のベルギー王立美術館展も
見てこよう。一万円は飛ぶなぁ…（´д｀；）
　土曜日は夜、友人と映画を見に行った。Ｘ－ＭＥＮ３である。このシ
リーズ、最初のはてんでつまらなかったが、２、３とだんだん面白くなっ
た気がする。エンターテイメントはああでなけりゃ。内容なんて必要な
いんだよ。

期間工的生活Ⅲ・１１

☆スバル期間工日誌
　他の課は残業が激減している。

☆貧民階級生活日誌
　予想していたより給料は多かったが、一応節約する。読みたい本はた
くさんあるのだが、購入を我慢する。こういう時は遅読もけっこうであ
る。
　ところで日曜日もやっている画材屋を発見した。品揃え豊富で助かっ
た。グワッシュとかも試してみようか。

期間工的生活Ⅲ・１０

☆スバル期間工日誌
　寮内でも休憩所でも期間延長出来るかどうかの話題で持ちきり。

☆貧民階級生活日誌
　予定通り今のところ本を買っていないためか、それなりに楽な経済状
況ではある。
　ついにレンタルビデオ店の会員になり、プライドと偏見を見た。やっ
ぱり原作の面白さには映画ではかなわないが、美しい背景、ストーリー
は充分に楽しめた。とてつもなく好みが分かれる映画かと思うので、見
る際はご用心。半分くらいまではけっこうイライラする。でも最後まで
見ないと駄目。
　昨日テレビで放映されていた映画は（タイトル忘れた）とてつもなく
つまらなかった。展開が滅茶苦茶で訳が分からない。やっぱりストーリ
ーがきちんとしていないとつまらないということ。なんでもしっかりし
た筋が必要なのだろう。

期間工的生活Ⅲ・９

スバル期間工日誌
　九月、十月期間満了の人たちは相当ヤバいらしい。皆がビビッている。
無論、私も…

☆貧民階級生活日誌
　実は最近、ネット接続時携帯電話の電波状況が悪く、更新がなかなか
出来ずにいた。別に怠けていたわけではない。そして、メインサイトの
絵をアップしようかと目論んだが、なんとデジタルカメラを持ってきて
いない。どうせ新しいの買うんだ！　こんなデカくて重いのいらないや
トカ言って置いて来たんだった…。馬鹿だった。まさかまた貧民に逆戻
りとは思わなんだ…。

　そして、今日は花の銀座へレッツゴ～してきました。エルメスビルを
ついに見れた。なんだかまた建築熱が上がって来ちまうぜ。
　それはさておき。

　銀座へ行った目的は建物を見ることが真の目的ではない。イッキ氏の
個展がそうなのだ。ご本人にもお会いでき、とても嬉しかったです。そ
して、やっぱりネット画面で見るのと実物とは雲泥の差がある。一点一
点じっくり見て、いろいろな話を聞いてきました。帰り際教えていただ
いたソバ屋は残念ながら休み（開店がもっと遅い時間？）でしたが。
　で、ご本人だが、いい。人と話すのが苦手っぽく感じましたが、口の
上手いゲージツ家はむしろ信用出来ないので、好感を持てました。

期間工的生活Ⅲ・８

☆スバル期間工日誌
　期間工達が続々と切られている。ヒマなら仕方ないが、恐ろしい。
金も貯まってないから、いったい何しに来たんだかわからなくなるかも
知れない…

☆貧民階級生活日誌
　イオンカードをこしらえたので、大いに節約できる。二日に一回の水
汲み費用が無料となったのだ。（ふぉふぉふぉ…）一回五十円の節約。
セコいだと？　塵も積もればってやつだよ。
　今月はおそらく本を買わないので、経済的にはけっこう楽だと思う。
しかし、八月の夏季休暇があったので、給料そのものが安いのだが。