ねちねち

2013-12-26 22:58:36 | 読書、書物

  晴れ後雨。けっこう強い雨である。

 江戸川乱歩全集11を読んでいる最中である。「緑衣の鬼」の中盤くらい。江戸川乱歩の探偵小説らしい、捕まえたと思えば逃げての繰り返しが始まり、ちょっと飽きている所。全作品の一部がそうならいいけど、犯人が判明してからの捕り物の繰り返しはちょっと鬱陶しい。犯人が分らず、最後に判明、さっと取っ捕まえておしまいというパターンはない。痛快な犯人ではなく、ねちねちとしつこいので存在そのものが鬱陶しく感じる。ま、なんとか読破しましょう。ちなみに、南総里見八犬伝再読は地味に進捗中。ゆっくり読みます(笑)

 今年最後の読書は江戸川乱歩全集で終わりそう。マルセル・プルースト著「失われた時を求めて」第三集で締めくくるつもりだったんですけどね。