一公の将棋雑記

将棋に関する雑記です。

2014年・年末麺紀行5

2015-12-14 23:30:33 | 旅行記・その他の地域
翌、2014年大晦日。泣いても笑っても、今日で2014年が終わる。大晦日は「NHK紅白歌合戦」を観るのが定跡になっているので、午後6時頃には帰宅したい。
上越線は本数が少ないので、さすがの私も列車ダイヤはしっかり調べる。旅先の早起きは苦にならないので、朝は07時06分の上りディーゼル車に乗った。
車内はガラガラで、ある意味快適だ。前日にさんまの番組を放棄していれば、今日はこの列車を丸ごと省略できた。しかし滅多に乗らないローカル線は、明るい内に乗って景色を楽しみたい意味もある。もっとも今回はうつらうつらしたので意味はなかったが。
08時24分、長岡着。5分の待ち合わせで、次の列車にリレーする。今日の予定は、群馬県水上で温泉につかり、年越し蕎麦を食べるのだ。
なるべく雪景色を楽しみ、10時24分、水上着。屋根に雪は積もっているが、道はしっかり除雪され、普通に歩ける。
駅前の観光案内所で、温泉街のパンフレットをもらう。紹介されている店舗にはサービス券が付いているものもあり、楽しい。
「ふれあい交流館」は入浴料が550円と安く、ここに入ることにした。上越線の右側を歩き、途中で右折し、温泉中心街に入った。しばらく歩くと郵便局があったが、大晦日は休みなので、貯金はできない。
右を見ると蕎麦屋があったが、ほかにそれらしき店もなかったし、入るならここか。
その先にふれあい交流館があった。瀟洒な建物である。中に入りパンフレットを提示すると、温泉入浴の条件で、生米をくれた。
と、風呂上がりの旅行者と思しき男性が、スタッフ嬢に食事処を聞いていた。「旅先では地元の人に聞くのが一番」とか言っている。声質が戦場カメラマンの渡部陽一みたいで、かなりの話好きに見えた。が、私の苦手なタイプでもある。
スタッフ嬢には「まるよし」と教えられていたが、これは私がさっき見た蕎麦屋ではないか?
壁には入浴マナーのポスターが貼られていた。マンガ風イラストが描かれているのだが、その中のママさんが裸だった。まあ、当たり前なのだが。
それはともかく、肝心の温泉は、湯船がやや小さかったが、いい湯だった。
さて、年越し蕎麦である。他に店もないので…と言ったら失礼だが、私はまるよしに向かった。
戸を滑らせると、さっきの男性がいた。さっきの会話を聞いてこの店に入ったように思われそうで面白くないが、しょうがない。
店内は満員に近く、やはりみんな蕎麦を食べている。あの男性氏は迷っているようだ。
もりそばは650円で、私の予算を越えているが、まあよい。その大盛りを頼んだら、800円になった。
さっきの男性は、さんざん迷ってカツ丼を頼んだ。年越し蕎麦は夜に食べるということか。まあ私も、帰宅したら改めて年越し蕎麦を食べるのだが。
大もりは、蕎麦の上に海苔ではなくカイワレ大根が載っていた。蕎麦は更級で、しこしこして美味かった。値段がアレだが、相応の味だったと思う。
店を出るが、朝食を摂っていないので、もう少し入りそうだ。水上駅に戻る途中にさびれた??食堂があり、「おっきりこみうどん 1,200円→1,100円」の貼り紙があった。
おっきりこみうどんはこの地方の名物らしく、ほかの食堂でも見た。1,100円は、割引後でもやや高いが、中は空いていたので、入った。
おじちゃん2人で営業しているようで、先客は1組。私はもちろんおっきりこみうどんを頼む。
すぐに女性の2人組が入ってきた。接客係のおじちゃんは話好きのようで、彼女らに世間話をする。おじちゃん、楽しそうだ。私には目もくれないが、それでいい。
ところがその後も客がどんどん入る。若い女性、混合グループ、外国の方、さまざまだ。最初は人がいなかったのに、満員御礼になる。こういう経験は、かつてススキノのラーメン屋でもあった。
さて客の注文は、半ば強制的におっきりこみうどんだ。おじちゃんも世間話をする余裕がなくなり、厨房に入ったりした。
出されたおっきりこみうどんは、季節の根菜類にうどんが入った鍋物、という感じだった。寒い冬におっきりこみうどんは美味かった。しかし今回の旅行は、本当に麺類ばかり食べた。
水上駅に戻る。12時56分の列車は、スキー客や帰省客などで満員だった。
今度は座れて、高崎着14時01分。まだ時間があるので高崎観音などを見学できるのだが、もう疲れた。13分の待ち合わせで新宿湘南ラインの特別快速があったので、これに乗った。
それにしても高崎から「湘南」の名称の列車に乗るとは、便利な世の中になったものである。
15時41分、赤羽着。タイム6分の待ち合わせで再び宇都宮線に乗り、16時07分、上野に着いた。
ここまで来れば、もう家に着いたようなものだ。私は上野で下車して、めいとおいにオモチャを買い、TSUTAYAでマンガなどを買った。TSUTAYAでは店員が、コミックにカバーをかけてくれなかったのが不愉快だった。
家には余裕で帰れた。さて、2015年はどういう1年になるだろう。さしあたっては、ズキズキする左上の歯の治療だろうか。
(おわり)
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2 コメント

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私の苦手なタイプ。 (ブルーベリー)
2015-12-18 20:35:59
逆に、大沢さんの得意なのはどういうタイプなのでしょうか?
私の得意なタイプ (一公)
2015-12-19 00:23:00
>ブルーベリーさん
得意なタイプは、無口なひとでしょうか。
初対面で馴れ馴れしいひとは、苦手です。

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