こんにちは いけや正の 晴れ時々スケッチ  

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やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる 学校現場のブラックな現実

2018年05月11日 | 日記
「やけに弁の立つ弁護士が学校でほえる」
ながい題名のNHK総合テレビの学校ドラマ。
これがなかなか面白い。学校を舞台に作られたドラマだが、
今までのものとは決定的に違うのは、学校現場の深刻な長時間労働などを
メインテーマにして作られていること。
 毎週土曜日8時15分から9時まで。この間2回放映。
いつまでたっても帰らない学校の先生たちの働きぶりを「超ブラック」
と嘆き、臨時教員の存在を「ありえない」と怒り、
親の介護のために有給を取ろうとすると「子どもの授業に支障が出る」と
認めらず・・・などなど。
 社会的な常識が通らない学校現場の深刻な労働実態をリアルにあぶり出す。
もう一つのテレビドラマ。
「PTAグランパ2」は松平健、安達裕実が出演。シングルマザーの娘に代わり
孫の学校のPTA役員として奮闘するドラマ。こちらはNHKBSで日曜夜10時から。
10回連続ドラマ。こちらも社会の常識がなかなか通用しない学校とPTA活動を
面白おかしく演出。
 3月議会の一般質問で「小中学校教員の長時間労働の縮減に向けて」と質問したが、
なかなか、納得いく回答が得られない。根本的には国の教育政策の貧困さが原因。
一クラスの子どもの数をせめて欧米並みに15~25人ぐらいにすれば、
今の先生たちの長時間過密労働の大半は解決するはず。教員を大幅に増やすこと。
OECD(先進32ヶ国)の中でも日本の教育予算は最低クラスと言う情けなさ。
「世界の真ん中で輝く日本」などと恥ずかしくて言えたものではない。
こと、教育予算については「世界の片隅でしょぼくれている日本」なのだから。


棟方志功の作品を模写してみた。