最近つくっていた
自然素材のいくつか
草木染めは
手に染料が少し移ったり
雑草のような枯れ草が糸に絡んでいたり
はじめはごわごわしていたりするんだけれど
だんだん馴染んでくる。
時間が経つと本物になる。
劣化の反対は優化かな?なんて。
メソポタミアと呼ばれるユーラシアのふるさとを眺めていると、
鉄器や青銅器、
土器や石器で残っているカタチではなく、
その日その時生きていた人の暮らし、
色々な事が去来しちゃう。
曼荼羅やアラベスクとして今見る文様も、
案外カギ針編みがカギなんじゃないかなとか。
機織りが栄えるずっと前、
釣り針をちょこっと改造したようなカギ針で
短い糸を編み繋ぐ。
ひっきょう、
同心円(マンダラ)や
河の流れ(メアンドロ)
地球のお約束で物質は
次第にカタチを失う
失われた無数の「着ているもの」
想像より豊かで華やかだったと思うから
彫られた彫像を見ても想い巡る
さて。
羊の毛を纏う民は羊の夢を見て
毛皮を敷き詰める民は狼の夢を見て
入れ墨を好む民は抽象的な文字をも夢に見て
麻や椰子、藁などの水辺の繊維は野原を夢に見て
もしかしたら吟い継ぎ、萬葉集に書き記す
絹糸を纏う祭ろわぬ民なら繭や舞う蛾を夢に
羽根で飾る民なら鳥になり空巡り
鮭の革で防水防寒する民なら水に潜る
ポリエステルの寝巻きのあなた、どんな夢を見た?
◆画像は
最近出会った羊毛、麻糸、
それから立川のすてきな場所、
ZARAN回游ヤタイのインドカレー!
美味しかったよ~
ちょっとソラライズというエフェクトかかっていますが。
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