琵琶
なんという
饒舌な複雑系(笑)
シルクロードの賜物
平家の闇
目に光を失いし者の…琵琶法師はちょっと怖い。
リュートの仲間
木の撥(バチ)はあまりにも大きくてそれゆえ男性的な印象なのだという。打楽器の役割にもなる。木の撥で漆の面を叩くなんて…
爪弾く地域もあるそう
響かせる本体は桑の木と漆の組み合わせが多いとも
貼り合わせた木と木の間には空洞があり響かせる。
小さな枇杷の実を想像してみる…枇杷には何個かの大きく艶々の種。
弦は絹糸をウコンで染め鮮やか過ぎるくらいに黄色。
奈良の正倉院に収蔵されているのは、
頭の部分が真っ直ぐ起き上がっている、
螺鈿紫檀五弦琵琶。
紫檀の本体
おお、どんな音が響いたのかな。
人が駱駝に乗った紋様が装飾されている。
七世紀の日本には駱駝なんていない、駱駝を知るものなんて…いやいや亀慈國あたりからの胡人が溢れていたかもしれない大路小路。
胡の美女たちが耳に大きな黄金の耳飾りを吊り下げ筒袖の絹のドレス胴麗子で、海を船で滑ってひらひら舞い降りて来ていたかもしれない。
■画像■
琵琶 琵琶姫が奏でてくれました。
コマと弦と撥と指と本体とそれぞれが複数の風を生み出し波動をうねらせ…音色を響かせる。元祖シンセサイザー。声も一体。
畳の上で聴く
林の中で聴く
還り着けない沙漠の故地の
石の宮殿で聴く
大理石の神殿で聴く
聞いたことのない懐かしい音曲。
■雫の形によく似ている。
たまたま前にとあるライブハウスで撮らせてもらった切り絵。
■これはギタレレ、小さいギター大きいウクレレ。いわきの子どもに託された。
■金の飾りは、奈良の橿原古墳から出土した異国の装身具。確か七世紀。
■サクランボに似ているね。
あの時間から、こんなに素敵な旅をすることができるなんて☆☆☆
うふふ朝の目覚まし音には琵琶の音を設定しております♪