イーダちゃんの「晴れときどき瞑想」♪

美味しい人生、というのが目標。毎日を豊かにする音楽、温泉、本なぞについて、徒然なるままに語っていきたいですねえ(^^;>

徒然その29☆北印度流エビカリーの至福☆

2010-11-30 20:06:19 | ☆印度料理レシピ
                                

 ナマステ。印度料理マニアのイーダちゃんです。
 印度料理マニアの常として、いつか自分専用の印度料理のページをもちたいものだと憧れておりました。
 今年の10月9日にこのブログをはじめて---10.9 は John Lennon の誕生日。ヒー!---まず考えたのもそのことだったのですが、やってみてから気づいてみれば、料理のページって実はとっても量の写真が要るんですよ。
 完成写真の1枚きりじゃ、やっぱり少し淋しいし、いささかそっけない。
 見も知らぬ通りすがりの読者さんに「これは、食べなくては」と思わせるためには、やっぱり、多少の写真は入り用ですよねえ。
 料理はともかく、この料理写真を撮るって作業がいかにも面倒そうに感じられ、いままで伸ばし伸ばしにした企画だったのですよ。しかし、今度こそようやく陽の目を見れそうな感じで感無量です。
 暇話休題。実際の料理話、そろそろいきますか。
 あのー 印度料理でなにが大変かっていうと、とにかく材料集めなんですよね。
 材料とスパイス集め。以前は上野まで出るか専門店にいくかでしか手に入らなかった諸々の品々が、ここ最近じゃネットで日本全国のどこからでも購入可能になってきた。これは、大きな進歩だと思います。
 ちょっと前だったら、ブラッククミンとかカレーリーフなんて、まんず手に入らなかったですから。
 そういう意味で隔世の感を強くします---。

 で、今回このページで紹介しようと思うのは、北印度風のエビカリーなんですよね。
 あちら風のコトバでいうなら、バタープローン---。  
 旨いんだ、これが…。(^.-)P
 これ喰わして、いままでマズイっていわれたことまだありませんね。(やや傲慢にふん反りかえってみせて)
 以前パスタ屋で店長やってたひとに食わせたら、汗びっしょりになってひとりで3杯ぺろりと平らげちゃってました。元・食べ物屋さんのこういう生の賛辞はなにより嬉しいものです。
 うーん、さっき僕自身が印度料理最大の障害といっていた、材料集めからまずいきますか。

                         

     <材料/2人前>
    ホールド・トマト 1缶
    ブラッタイガー海老 適量
    バター ひとかけ
    塩 適量
    レッド・ペッパー(粉)適量
    ターメリック(粉) 適量
    生クリーム

 あと、これは写真に写しそこねちゃったんですけど、

    カソリメティ(フェネグリークの葉っぱ) 印度や中東の料理で多用される。ネットで入手可。この料理でこれは必須。
    ガランマサラ 適量 これも市売のもので可。アナン株式会社のものがお薦め。自家製ならなお可。
    ニンニク、生姜 それぞれひとかけづつ

 これだけなんですよ、これだけ!
 印度料理じゃほとんど考えられない材料のシンプルさ---もっとも、これほどシンプルなのはこの料理くらいですが。

1.材料集めがすんだら下ごしらえです。
 ホールド・トマトをジューサーでさらさらの液状にしちゃいませう。 
 あと、エビさんね---皮剥いて背ワタ取った裸のエビさんをボールに放りこんで、塩小さじ4分の1ほど、レッド・ペッパー小さじ4分の1ほど、あとターメリック少々---それにおろしがねでおろしたニンニクと生姜なんかもたっぷりふりかけてかき混ぜて、味が染みるまで少々置きます。そうね、だいたい30分が目安。

                        

2.で、さきほど液状にしたトマトスープを火にかけませう。むろん中火です。
 沸騰してきたら弱火にして、レッド・ペッパー小さじ半分~1杯、塩小さじ2分の1、水200cc、ガランマサラ小さじ半杯、あと、1で力説したカサリメティの乾燥葉っぱを両掌でもみくだしながら、このトマトスープに適量投入。
 これでカりーに「薫り」が入ります。
 ここがこの料理のキモ。この薫りにおいて、カソリメティの役割はあまりにも重要ですから、代替物での代理はききません。ここで使えるのは、あくまでカソリメティのみ。そこんとこヨロシク、です。 

                        
                (沸騰しはじめのトマトスープにカソリメティを投入したところ)             

3.あとは簡単。さきほど仕込んだボールのなかのエビさんたちをお鍋のトマトスープのなかにいざ投入。
 弱火でことこと、4、5分置いて、今度はそのなかにバターをひとかけ、投入。(50グラムくらい)
 バターと海老って相性がいいらしく、このあたりになると、もう魅惑の甘~い、カリーのフェロモンがキッチンの空間を、なんとも誘惑的に彩りはじめます。気分はもうマハラジャ。ええ、それくらい、これ、官能的な、いい薫りなんです。
 バターが完全に溶けたのを見計らったら、今度はとどめの生クリームを100ccほどお鍋にしゃばーっと注いでやりませう。
 これだけ! たったこれだけで、マジ、貴方のキッチンは印度料理店専門キッチンに早変わりしますから。まちがいなし。

 最後に、もういちど、できあがったエビカリーのとろとろスープに、両掌でカソリメティをもみほぐして投入してあげてもいいですね。
 つけあわせとして野菜のサブジなんかを置いてやってもいい。(サブジはおかずみたいな感覚の、印度のカリー。レシピはおいおいまた公開するつもり)
 ヨーグルトのサラダなんか添えてもなかなか合いそうだし---ま、そのへんは作り手のセンス次第でせう。
 でもね---このバタープローンはマジ、旨いんス。
 僕も最初に教わってつくったとき、あんまり旨いんでびっくりしました。
 海老の準備さえ別にしておけばほんの5分でできますしね---彼氏、彼女の心を蕩かすための隠し技としてストックしておいても損はなかろうとイーダちゃんがそっと耳打ちする、貴方だけのための、アグレッシヴな責めの1品です。アモーレ。(^o^)/





    ----注:ページ頭にアップした写真のカップの茶シブはイカンですな。あれは失敗。洗いなおしてから撮るべきでありました。(x.x;
 
 



                         

                        

                        

  


最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。