人・企業・地域を元気に!いでっちの奮戦記

イデアパートナーズ㈱の井手修身(おさむ)の地域再生、観光地活性化に関する人・企業・地域の様々なエピソードを紹介する日記。

イデア塾 横石知二さんの話し

2010年01月28日 | Weblog
第20回イデア塾が1月25日開催されました。

ゲストは、横石知二さん ㈱いろどり社長
題目は、
人は誰でも主役になれる~そうだ、葉っぱを売ろう~

徳島県上勝町、人口は1,997名、高齢者比率が49.5%という
過疎化と高齢化が進む町でのお話し。

その町で、全国でも有数の地域活性型農商工連携のモデル
となっている「葉っぱビジネス」を展開されています。

「葉っぱビジネス」とは"つまもの"つまり日本料理を
美しく彩る季節の葉や花、山菜などを販売する農業ビジネスのこと。
横石さんが「彩(いろどり)」と名づけてスタートしました。

葉っぱビジネスのポイントは、軽量で綺麗であり、
女性や高齢者でも取り組める商材であること。
現在の年商は2億6000万円。中には、年収1000万円を
稼ぐおばあちゃんもいます。

いろどりの出荷農家には平等なビジネス機会が与えられています。
毎日自分の順位がパソコンでわかることで、
農家の人たちには競争心や試行錯誤によって向上する気持ちが生まれます。
やる気の出るしくみをつくりを導入されました。

「葉っぱビジネス」が成功した、その根底にある理念や考え方は?

・人は「居場所」と「出番」で活躍できる。

・人は良いところを磨き上げていくこと。

・マイナス場面をプラス場面へ

・仕事は小さくてもヒットを打ち続けること。

・1個人、1事業者が経営者であれ!

そして、全国を飛び回る横石さんが大事にしていることは、

現場との距離感を短く、早くすること

高速インターネットで、いつも現場に情報を提供しています。
どこにいても、常に心や行動は現場にあること
大事にされています。

それが、従業員やおばあちゃんの信頼を勝ち取っていますね。

横石さんに、現代版二宮 尊徳先生を重なる思いでした。

1人1人が目標と生きがいを持って行動できる仕組みをつくる、
地域活性の原点だと感じました。