人・企業・地域を元気に!いでっちの奮戦記

イデアパートナーズ㈱の井手修身(おさむ)の地域再生、観光地活性化に関する人・企業・地域の様々なエピソードを紹介する日記。

2010年1月のイデア塾 横石 知二 さん

2009年12月30日 | イデア塾の紹介
※さて2010年新年のイデア塾のご案内です。
地方経済が疲弊していく中、
地域資源活用のビジネスで地方・地域再生を興したパイオニアの登場です。


皆様に、魅力的な人との出会い・有益な情報との出会いから
自分のIDEA(アイディア・理念・目的)を広げる場、GENKI(元気)を提供します。

第20回 IDEA(イデア)塾

【ゲスト】 横石知二さん

株式会社いろどり 代表取締役社長

・2007年 「News Week(日本版)」世界を変える社会起業家100人に選出

【テーマ】  
「人は誰でも主役になれる」
~そうだ、葉っぱを売ろう~


人口2千人の中山間の徳島県上勝町で、「葉っぱビジネス」で、
2億6千万円を売り上げる㈱いろどりを展開されています。
年収1000万円を稼ぐおばあちゃんもいるとか!?
その事業の本質を鋭く、熱く語っていただきます。

【日 時】 平成21年1月25日(月) 開場/18:30
        開始/19:00 (終了予定/21:00)
 
【会 場】 福岡市中央区天神4-8-10 都久志会館(092-741-3335)
      
      
【参加費】 2,000円 
                
【定 員】 80名

【申込み先】 専用フォームからお申込いただけます。
         ⇒ https://sec14.alpha-lt.net/idea-p.co.jp/index.html
  
【問い合わせ先】 IDEA(イデア)塾事務局  イデアパートナーズ㈱内            
            TEL 092‐739-6080  FAX 092-739-6081
           
○いでっちのおすすめポイント!

横石さんは「人は気持ちの持ち方で変わる」と言われています。

いろどりの出荷農家には平等なビジネス機会が与えられていますが、
毎日自分の順位がパソコンでわかることで、
農家の人たちには競争心や試行錯誤によって向上する気持ちが生まれます。
やる気の出るしくみをつくり、そのシステムに日々思いを吹き込み続けているのです。

「葉っぱビジネス」が成功した、その根底にある理念や考え方、ビジネスのしくみ、
働く方のモチベーション維持など、是非学んでみたいですね。

また横石さんは休むことなく、上勝町の活性化を考えておられます。
どうすれば、まちが元気になるか?どうすれば、くらしが成り立つか?
現場力を持った横石さんは、まさに地方・地域再生を興したパイオニアです。

自立を求められる地域そして個人に、今必要な考え方を示唆していただけるでしょう。
2010年皆さんの心を熱くさせること間違いありません!

第19回イデア塾 藤原 和博さん大好評でした。

2009年11月29日 | イデア塾の紹介
魅力的な人との出会い・有益な情報との出会いから
自分のIDEA(アイディア・理念・目的)を広げる場、
GENKI(元気)を提供するイデア塾

今年最後を飾っていただいたのは、

藤原 和博さん です。

藤原さんは、リクルートの大先輩になります。
東京都では義務教育初の民間校長として杉並区立和田中学校校長
を務められ、教育現場に数々の旋風を巻き起こされました。

08年から、橋下大阪府知事ならびに府教委の教育政策特別顧問に。

詳細は、イデア塾の案内へ

昨今では、政府行政刷新会議の「事業仕分け」民間人メンバー
仕分けの真っ最中で、今日はそこをキャンセルして?福岡に
来て頂きました。

今回のテーマは、
つなげる力で日本を開放せよ~正解主義の呪縛を超えて

会場は、130名を超える参加者で満杯です。

話しのテンポが速い速い!

話しのポイントは、成長社会から成熟社会において、

「情報処理力」から「情報編集力」
 付加価値を高めるための編集加工の大切さ。

「正解主義」から 「納得解」
 修正しながら、最適解を導き出すこと。

「それぞれ1人の価値観」「コミュニティ」の大切さへ

そして、人と人、情報と情報を「繋げる力」の大切さ。

また、ただの講義ではありません。

コミュニケーション型、双方向型の講義で
考えながら、話しながら、盛り上がります。


リクルートには、「リクルートDNA」が存在するといわれています。

「自ら機会を創り出し、機会によって自らを変えよ」
それを最短距離で実現している、時代のパイオニアだと思いました。

私としては、仕事とそうでないものへの時間の費やし方、
やりたいことを最優先に選択と集中されていること、
そのセルフプロディュース力の視点に感銘しました。

学ぶべき点が、ホントに多い1日でした。

アレックス・カーさんと博多の町家を見学①

2008年04月25日 | イデア塾の紹介
アレックス・カーさんと株式会社「庵」の代表取締役社長の梶浦さん
とイデア塾の前と翌日、福岡の町家を見学していただきました。

庵の京町家ステイ の考え方を紹介しますと

京町家は、旅館やホテルとしては現行法制上は使用できません。

それならば、もともとの住居としての町家を、お友達や親戚の家に
泊まりに来た感覚、別荘に来た感覚で使えないかと考え、

住居として短期間使用するという仕組み を導入されました。

とはいえ、お洒落な町家でなければ泊まりたくありません。

京都の伝統美を生かしながら、モダンやオリエンタルな感覚を
差し込んで、気持ちの良い空間造りにこだわっております。

この発想に、私は共感しました。
地方の古民家や町家もこうした考え方を導入すれば、再生できるのではと。

さて、福岡、博多の町家はというと、戦火に遭い、少ない状況でした。
そこに、玄海沖地震で更に、痛手を受けほとんど残っていません。

それでも、いくつか残っており、町家ステイに共感された
1人のオーナー箱嶋邸  に
アレックス・カーさんと梶浦さんを案内しました。

旧唐津街道に面する、箱崎宮近くの町家です。


100数十年の町家ですが、つい最近まで利用されており、
中は十分きれいでした。
この様な、きれいな「漆塗りの欄間が、居間にあります」

 
 続く

イデア塾 アレックス・カーさんの話し①

2008年04月20日 | イデア塾の紹介
先日、私が主宰する新しい価値転換・創出の場 イデア塾 に、

美しい自然環境や文化遺産への審美眼を持ち、
日本人より日本の「美」を知っている東洋文化研究者

アレックス・カーさん をゲストにお呼びしました。

「日本は『醜い国』になっている」

「かつて美しい自然環境と豊かな文化遺産を誇った日本は、
 今や見渡す限りのコンクリートと看板、電線に埋め尽くされている。」

「美しい日本を後世に残す、美しい町に美しい一軒家」

「何でもない田舎の素朴さ」

「安全・便利だけでは日本の文化は継承できない」

「文化を活用しビジネスで生きることが大事」など、

2001年には『犬と鬼』(講談社刊)を執筆されています。

『犬と鬼』は「犬馬は難く、鬼魅は易し」からきているもので、
いくらでもある、ありふれたものー犬や馬ーきちんと描くのは難しいけど、
奇怪な想像物である鬼ならだれでも描きやすいという意味で、
アレックスさんはこれを、
日本の官僚社会が創り出した土建国家の仕組みの中で、
官僚が、長期的・根本的な問題に取組まず『犬』、
豪華な、目立つモニュメント『鬼』ばかりを考え出す、というもの。

アレックスさんの言葉は胸に鋭く刺さります。


またアレックスさん達は、「美しい日本を次の世代に」を使命として、
2003年京都に株式会社「庵」を設立。
京町家の保存を目的に、京町家スティと日本の伝統文化体験研修事業を
スタートされています。
 http://www.kyoto-machiya.com/

コンセプトは、
暮らすように旅する 
今からの滞在型観光に向けて 重要なキーワードですね。
 
今回は、アレックスさんに合わせて、博多の老舗旅館、
旅館 鹿島本館 の座敷で、開催。


120名を超える参加者で熱気ムンムンした。
鹿児島、宮崎、長崎と九州各地、東京からお越しいただきました。


続く