今秋、久留米市の草野地区で地元のガイドが案内する
「久留米ほとめき歩き」が開催中されている。
http://www.kttnet.co.jp/kurume-convention/category/00233.htm
中世に豪族・草野氏の城下町として、江戸時代には日田往還の宿駅
として栄えた草野地区は、今も古い家並みが残っている。
この地区を多くの人に知ってもらおうと、昨年、公民館長や有志が集まり
「お宝探しマップ」づくりが行われた。
実際に歩いてマップづくりが始まると、「ガイドをして参加者をもてなそう」
という意見が出た。
白羽の矢が当たったのは話し合いに参加していた主婦5~6人。
当初は「私たちにはできない。」の一点張りだったが、ガイドの練習を
重ねていくうちに本人たちの意識が変わった。
歴史を感じさせる民家に「一般客に家を開放してください」と声をかける
ようになったのだ。
中でも元保育士だった大塚寿美子さんは、案内する施設を
スケッチブックで紙芝居仕立てに描いて、穏やかな口調で語りかけた
ところ、思わぬ反響を呼んだ。
そうしてガイドを始めて一年。
大塚さんは今や草野地区のカリスマガイド的存在だ。
尻込みしていた主婦たちがガイドに取り組むようになったのは、
自分たちの「まちの宝」に気づいたからだ。
古い家や通りにまつわるエピソードは、自分や夫の先祖が関わる
「自分史の舞台」なのである。
まち歩きガイドは難しい歴史ではなく、自分との関わりを語れば良いのである。
さて、当初話し合いには男性陣も多く集まった。
しかし一年後、残った男性は公民館長ただ一人。
あとは皆女性だ。これは何も久留米に限った話ではない。
まちおこしは男性主導で進みがち。だが、いざ現場で行動を起こすのは女性だ。
このギャップに地域振興の課題が隠れているように思う。
「久留米ほとめき歩き」が開催中されている。
http://www.kttnet.co.jp/kurume-convention/category/00233.htm
中世に豪族・草野氏の城下町として、江戸時代には日田往還の宿駅
として栄えた草野地区は、今も古い家並みが残っている。
この地区を多くの人に知ってもらおうと、昨年、公民館長や有志が集まり
「お宝探しマップ」づくりが行われた。
実際に歩いてマップづくりが始まると、「ガイドをして参加者をもてなそう」
という意見が出た。
白羽の矢が当たったのは話し合いに参加していた主婦5~6人。
当初は「私たちにはできない。」の一点張りだったが、ガイドの練習を
重ねていくうちに本人たちの意識が変わった。
歴史を感じさせる民家に「一般客に家を開放してください」と声をかける
ようになったのだ。
中でも元保育士だった大塚寿美子さんは、案内する施設を
スケッチブックで紙芝居仕立てに描いて、穏やかな口調で語りかけた
ところ、思わぬ反響を呼んだ。
そうしてガイドを始めて一年。
大塚さんは今や草野地区のカリスマガイド的存在だ。
尻込みしていた主婦たちがガイドに取り組むようになったのは、
自分たちの「まちの宝」に気づいたからだ。
古い家や通りにまつわるエピソードは、自分や夫の先祖が関わる
「自分史の舞台」なのである。
まち歩きガイドは難しい歴史ではなく、自分との関わりを語れば良いのである。
さて、当初話し合いには男性陣も多く集まった。
しかし一年後、残った男性は公民館長ただ一人。
あとは皆女性だ。これは何も久留米に限った話ではない。
まちおこしは男性主導で進みがち。だが、いざ現場で行動を起こすのは女性だ。
このギャップに地域振興の課題が隠れているように思う。