日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

木構造「門型フレーム」金物

2007-01-26 | 仕事・建物
昨日に続き又NPO法人家づくりの会に出かけた。
今日は「木構造研究会」グループの「門型フレーム」の
金物メーカーの説明会が行われる。

「門型フレーム」とは木造で大きな窓や車庫の入り口などの
大開口を作る時に地震に安心とされるラーメン工法だ。
研究会のメンバーが調べた結果使えそうな金物を探し出した。
金物や良さそうな工法はすぐに会員会社制をとり、一般的な人が使えなくする。
品質の確保や営業の有利さを狙う一環ではあるが汎用性が無い。
この門型フレームを開発(京都大学と共同)した会社の一つ
(有)グランドワークスは金物販売だけで、施工は依頼者に任せとの事だ。

研究会にしては盛況、16人が集まった。
前日から金物と金物を取り付けた木材が運ばれていた。
説明は若い男性1人、富山県の滑川市から来てくれた。
大体がベテラン4~5人のケースが多いので少し意外だった。
映像をプロジェクターで映し説明は誠実そのもの
意地悪な質問にも丁寧によどむ事なく答える。
バックグラウンドを聞くと「親会社が父の会社」
2代目さんで、開発から全て手がけた事に納得。

木造の柱と梁を目立たなく確実に緊結できる。
6mまでの開口に有効だ。
金物の太さと重さは「こりゃ大丈夫」安心感はあるが
木材が気の毒な気もする。
その上集成材でないとばらつきが多く法的に使えない
特殊なデーターがいるので専門的な構造計算書が要る
専門のプレカット工場でなければ出来ないなど、
まだまだハードルは高そう。
しかし、車庫の袖壁がとれないようなケースには使いたいと思う。

(有)グランドワークス
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