映画「愛する人」

土曜日に見た映画
昔は日比谷は東京一の映画街だったが
今はあちこちにシネマコンプレックスが出来て
日比谷に映画を見に行く機会は滅多に無い。

「愛する人」は渋谷と日比谷だけの上映
TOHOシネマシャンテ大きな建物の裏手にヒッソリあった。



14才で産んだ子供をその日のうちに養子にだし
心の傷と母親に対する葛藤で、３７年間見知らぬ子供に手紙を書くカレン
誰とも打解ける事無く、母親と二人で暮らす。

一方親知らずの娘は辣腕弁護士となり
奔放に生きながらも何処か欠けていた。

51才母は同居の母親の死をきっかけに少しずつ心を解き放し
相手にも巡り会え、子供を捜すことにする。

37才娘は妊娠をきっかけに母親を捜す
が、自己主張の故に悲劇的な結末を迎える
・・というストーリー展開。

出演のナオミ・ワッツ、アネット・ベニング、ケリー・ワシントンがとても奇麗だし
ナオミのお相手のサミエル・ジャクソンは魅力的

いつも思うことだが、子供の頃受けた心の傷は一生付きまとう。
何処かで吹っ切れたつもりでもひょっとしたきっかけに顔をだす。
今更子供の頃に戻れはしないけれど
目の前にいる子供達をサポート出来たらいいなあ～～と思いつつ、
子供が大好きで子供達にサポートされているらしい。

涙するだけでなく、色々考えてしまう映画でした。

愛する人公式HP

思い出ベンチ

今日は赤坂・霞ヶ関経由で日比谷へ行った。

東京にいながら滅多なことでは行かない日比谷公園
ウン十年振りだ。

霞門のすぐそばの鶴の池？では
長年活躍の鶴さんが今日も元気に水を吹き上げている。



一時ほどの寒さも風もなく穏やかな冬
大勢の人が散策している。

大噴水の横には一列にベンチが並び



腰を下ろそうとふと見ると
思いでベンチの標識
居並ぶベンチのすべてが誰かさんの思い出で成り立っているようだ。



結婚５０周年記念の瀧澤さん夫妻のベンチにお世話になった。

が、都会のど真ん中とは言え大層な騒音
日の丸の大旗をなびかせた一団が集結
マイクでがなり立ててゆっくり出来ずにそうそうと退散した。

紀伊国屋書店

今日の午後はNPO法人家づくりの会の窓口当番日
資料や建築雑誌を見たあとに、
先日取り寄せたイサム・ノグチを読む

帰りには千駄ヶ谷から新宿まで歩くことにする。
そうだ・本屋さんに寄ろう
タイムズスクエアーのデッキの先が紀伊国屋書店



日曜日の新聞に載っていた本を探す。
本の検索PCで売場の場所を見つけてパラパラめくると
「買わなくていい」取りやめた。

近頃ネットで取り寄せることが増えたが
本屋さんのいい所は中身で判断出来る所だ（当たり前）。

それでも他の文庫本を２冊購入。



高島屋の前の華やかとはひと味違うデッキの景色
直ぐ横を埼京線が走り抜けて行く
カメラを探しているうちに通り過ぎちゃった！

堂場瞬一著「長き雨の烙印」

中公文庫刊　堂場瞬一長き雨の烙印」
2007年中央公論社刊行の単行本の文庫化

どこにでもありそうな架空都市「汐灘」



冤罪の疑いのある刑期を終えた無口な男
無口な男の親友だった刑事
無実の罪をはらし、名をなして独立したいイソ弁護士
過去の取り調べを覆い隠したい定年間近な刑事
娘を殺された高級外車のディーラー社長

それぞれが生活や仕事の葛藤を交えつつ物語は進む

幼い少女を暴行の上殺害し、罪を償いヒッソリと暮らす無口な男
冤罪の支援団体が行動を起こそうとした矢先に
新たな少女の被害事件が起こる。

支援団体に亀裂が見え出し、イソ弁は借金をしてまで無罪の証拠を買い取る。
元親友刑事も新たな証拠を掴み解決へと走るが

最後の大詰めの雨の日
５人が５人ともずぶ濡れになりながら
意外な事件の収束を迎える。

・・こんな筋立てだが
堂場瞬一の生活感溢れる人物像と行動
感心しつつ一直線に読み終えた１冊です。

架空都市「汐灘」はこの先シリーズ化され
「沈黙の鏡」の早い文庫化が望まれる。

21日のチームに続き堂場瞬一の話題になってしまった。
失礼しました。

寒いねえ

遊歩道のかわい子ちゃん
楽しげに空を見上げているけれど
この寒さ



見かねただれかさんがチョッキと帽子とお花と

困っているのか？
喜んでいるのか？

寒いねえ・・
ココロは温かいかな？？

お宝倉庫

今日は南砂町の㈶日本住宅・木材技術センターへ行った。



NPO法人家づくりの会で行っている防火認定試験の見学
実験の報告は後日に回すとして、実験棟の隣にある銘木の館の話題

先着のbさんに教えてもらい足を踏み入れた。



広い倉庫の中はお宝の山、
いくつもに割られた長蔵杉の断面、それだけでかなりの迫力



樹齢５００年、昭和51年に伐採され
そのまま活用されずに、各地での展示されたりしているらしい。

その他イチイの大木、ケヤキの大木、クスノキ・・など
ごろごろと無雑作に並べてある。



２階へ上がると
こちらは厚板にされた銘木類





販売もしているとのことだが
価格を聞くのも恐ろしい、
「全部買い占めたい」口にだした人もいたが
「こんな木を使える仕事は無いなあ」が実感

話題になった事業仕分けでは
「こんなに置いとく必要はあるんですか？」
かなりきつい一言が出そうだが・・

こんなお宝の山は金儲けだけに遣って欲しくないし
「無駄」
一言で片付けてて欲しくない、お宝倉庫でした。

素知らぬ振りの猫

昨日のこと

公園ウオーキングの途上
ポケットパークに1匹の猫が鎮座



いつもは誰かがいるのに、無人
近寄って手の匂い認識で「ニャア」かすかな一言
写真を撮る。
なでようとするとのけ反るが動こうとしない
正面写真を撮ろうとすると、横を向き



あらぬ方向に眼をやる
顔を正面に向けた所でカメラを構えると



・・・・

愛想の無いことこの上なし

公園を後にしようとして振り向くと



背中の意識は確かにこちら向きだが・・
素知らぬ振り。

ソマリア沖事件

昼間見たネットニュース

YOMIURI ONLINE

『韓国軍は２１日、アラビア海でソマリアの海賊に乗っ取られた韓国の化学物質運搬船の救出作戦を実行し、
　韓国人８人を含む乗組員２１人全員を救出した。
　同軍によると、救出作戦には、自国船舶の保護目的でソマリア周辺海域に派遣されている海軍駆逐艦が投入された。
　同艦に配置されている海軍特殊部隊が戦闘ヘリの支援を受けて運搬船に乗り込み、
　銃撃戦の末、海賊１３人のうち８人を射殺、５人を拘束した。
　韓国側は韓国人船長１人が負傷したが、命に別条ないという。』　

これは大事件！と
asahi com、CNN や他かのサイトをのぞいても無し
先程届いた朝日の夕刊にも記載無し
どうしたことだろう？
夜のTVニュース番組をチェクしよう！

とは言え、東京地方は相変わらず雨一つ振らない陽気
歩き回ると靴に白くホコリが付く
そんな中、先日妙法寺の市で買った植木鉢
福寿草がようやく咲き出した。
写真にしようと出ると日が傾き、花は閉じてしまった（写真奥）
仕方なく一緒に買った水仙を主役にパチり！



福寿草は何回も買って来たが、開花したのは初めて
何故だかつぼみのうちにしぼんでしまっていた。

・・と言うわけで、ソマリア沖の事件と同じレベルでの我が家の重大ニュース
この勢いで来年の咲かせたい。

堂場瞬一・箱根駅伝

昨夜読み終えた１冊
堂場瞬一著「チーム」実業之日本社文庫
年末に買いだめた本
パトリシア・コーンウエル著「核心」上下
堂場瞬一著「長き雨の烙印」
を読み終え（後日書きます）本年４冊目



堂場瞬一はスポーツ小説もスゴい！！
帯びにでかでかと文字が踊る。
堂場瞬一の警察小説は出る度に（文庫本）読む作家の一人。
スポーツは苦手、テレビ観戦もなし、のわたしが作者に惹かれて読んでしまう。

スポーツ音痴のわたしでも知っている「箱根駅伝」
兄の出身大学の応援でついつい見てしまうが
選手達より知った道に興味を引きつけられてしまう。

PICK-UP-TEAMの通り、学校選抜に漏れた個人成績優秀者だけを集めた
“学連選抜チーム”
現役最後の監督/やる気満々
４年生の昨年失速してしまったキャプテン
実力未知数の１年生
ずば抜けた実力の勝手気侭な嫌われ者
クロスカントリーをやっていた４年生・・などなど
やる気のある者、無い者ごった混ぜで人数だけはそろった。

第１部　敗れし者
第２部　敗れざる者　の二部構成で進み
エピローグの後のアナウンサー中村秀昭との対談がミソ
読み進みながら
「あれ？以前読んだ『水を打つ』と似ている」などの感じを代弁している。

それはともかく、
1人だけの実力では成り立たない駅伝
エネルギー切れ、水分切れ、体力限界そして、
天候荒れが何時起こるか分からない箱根駅伝
失速してふらふらになる選手、時間切れで襷を渡せない選手
涙無くしては見られない側面をもつ。

そんな、外面しか知らない世界を物語にして読ませてくれる。
走りながら考えること
快調に歓喜を隠しては知ること
瞬間的に記憶が飛ぶこと
それ以前にチームの成り立ち。

失敗がトラウマになり次へ進めそうも無いキャプテン
しらけたチームメイトに次第に信頼を寄せられて
どうにかまとまる試合当日。
以外な結果と、さりありなんな結果

駅伝と同じく、淡々とリズムを持って読み進み
一歩も立ち止まること無く「満足な」１冊。

次からは駅伝を見る目が違ってくるだろう・・と思わせる本でした。

仮囲い、空気清浄効果？

近所の仮囲いの話題
大きな集合住宅の跡地が更地のままほっておかれていたが
年末から工事を始めたようだ。



今度はなにが建つのだろう？
看板を見ると
建築計画のお知らせや、確認の表示板では無かった。



・・なになに
「光触媒で空気を奇麗にしています」



光触媒効果でパネルが汚れないのは分かる。
が、このひろ～～い地球・いや日本・東京都・杉並・堀ノ内界隈
この何枚かのパネルで空気がきれいになるなんて
言ってもいいのかしら？

限られた室内空間ならいざ知らず、、
誇大広告気味ではないか？

まあ、光触媒効果でいつまでも真っ白な仮囲いはご近所環境にはGOOD!
に違いないが。。

日本機電　NKecoパネル

詩情ある一枚（？）

このところ、休みの度にセッセと公園通い
この寒さで和田堀池の凍結を期待している。

が、寒さにめげず氷はない



怪しい所に小石を投げて見るが
むなしく「ポチャン！」
湧き水が暖かいのか？
カモ達が動き回るせいか？
未だ氷のかけらもなし

日当りのいい場所ではヤブ椿が咲き出し
逆光でもどうにか写った。



一歩近付き、マクロでパシャッ



ボケたのでもう一枚
・・電池切れでした。

ボケても詩情ある一枚
（言い訳）

今度の日曜も行かねば・・

フェイク石積みの元

裏手の善福寺川拡幅工事
仮設のブリッジを外し、工事は大詰め



この寒空に多くの人が見える。

型枠の先に見える白いもの
フェイク石積みの元
「発砲合成樹脂」
微妙なでこぼこで天然石に見せたいらしい



手前は太い鉄管、水圧の切り札



この上は元通りに歩道になるのだろう

フェイク石積みの完成形
白々と・・やはり嘘っぽい



祭日も頑張って仕事し今年度に終え、
４月からは川面を見ながら歩けるようになりそうだ。

映画「レオニー」イサム・ノグチの母

土曜日銀座で見た　映画「レオニー」
　監督：松井久子　主演：エミリー・モーティマー　中村獅童
昨年から見たいと思いつつ年を越してしまった。



イサム・ノグチは以前から興味があったが、作品を見たことも無ければ
北海道の公園に行ったことも無い。
この映画はノグチの母親、レオニーの物語だ。



銀座４丁目の１本裏通り、華やかとは縁のない目立たない映画館
だが、座席の座り心地は上等、画面の大きく、広い客席に１/4の入り

100年前の女性レオニーは「平凡な人生なんかつまらない」
人とは違う自分を気にせず、自分の思う道を突き進む。

編集者になりたいと求人広告を手に、危ない界隈の日本人の詩人「ヨネ野口」の私的編集者になる。
ヨネの「レオニーを妻にする」走り書きを元に受け入れるが
勝手気侭なヨネに振り回され、一人母親の元でイサム（勇）を出産
ヨネを追いかけ日本に渡るが、そこは男が一番の社会
それでも人にこびること無く、意に染まらないことは受け入れず
イサムの才能を見抜き、女の子を産み育て
またアメリカに帰る。

「強い信念の女」
行き過ぎた道に責任を取り、誰のせいにもせず、全て自己の中に受け入れる。
貧しくとも心豊かに愛情深く生き抜いた女性「レオニー」

黄色い色調の画面一つ一つが美しく
主演のエミリー・モーティマーがピッタリ　
中村獅童も時代を反映した演技に感銘する。
お産の場面が二回出てくるが、立派な高齢出産（40才と48才）だった。

この映画はここの場面がいい、と思うこと無く
全体にしみじみ「いい映画だ！」と感動させられる。
大きく話題にならなかったのが不思議だ。

そこで早速「イサム・ノグチ」の本を取り寄せた。



北海道や四国にも行かねば・・

映画 レオニー 公式サイト（まだ上映中）

今日の銀座

今日は銀座にいた。
まずはお目当ての映画（後日書きます）を見て



４丁目の三愛ビル
８階のリコーフォトギャラリーの写真展
　マグナム・フォト東京支社創立2０周年記念写真展「50の情熱」を観賞
チト期待はずれ

ついでに７丁目の天ぷら屋「天国」にかき揚げ丼を食べに行く
曇りの今日歩行者天国は寂しいばかり



７丁目付近は閑散



お店はどこもバーゲンセールの真っ最中
私も衝動買いに加わりました。

歩行者天国の警告を写真に収めていると
ファット小父さまがコートの胸に手を差し込みツカツカ・・



やにわ取り出した煙草
これは灰皿でした。
かき揚げ丼は昔の感激もどこやら、醤油味が濃くて期待はずれ

ついでに東銀座の歌舞伎座へ



解体工事を終えて杭工事中の様子
工事中の仮囲いは延々と続き、大きな敷地を実感する。



歌舞伎見学の前に用意したお弁当やさん
店じまいをして、群馬県のアンテナショップに改造中



混雑していても3年もの歌舞伎座無しでは持ちこたえられないのか？？

４丁目近くのMacショップは人が一杯
壊れたノートの代わりを下見
「夏頃ライオンが発売されます」
「タイガーの次がライオンだとするとその後はエレファントですか？」
突っ込んでしまったが、
夏迄待つべきか？安いうちに買い替えるべきか？悩みは増えた。

珍しくウインドウショッピングをしながら、数寄屋橋の丸ノ内線入り口にさしかかると
この寒空に屋根無し観光バス（？）
写真を撮る観光客をパチリ！



私も誰かに撮られたかもしれない・・

朝焼け・夕焼け

このところ雨が降らない、寒さがきつい
空気は乾燥しっぱなしで、加湿器が手放せない。

寒くて乾燥しているせいか、今朝の朝焼けは奇麗だった。
７時前、雲が赤く染まって寝ぼけ眼でカメラでパチり！



午前午後と出掛けて一息付くと、早夕刻
４時半の西の空は真っ赤っか


（半円はお隣のパラボラアンテナ）

３０分もするとダレて、メリハリ無いうすらグレーで
本日のお太陽さんとはお別れ・・

朝焼け・夕焼けとも楽しめた一日でした。