日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

結露と加湿の話

2007-01-16 | 仕事・建物
日曜日の朝日新聞に結露の記事がのっていた。
家庭内で蒸気の発生が断トツに多いのは炊事
続いて入浴、加湿と続き
望ましい湿度は50%前後とある

私は完成した住宅を引き渡す時に
「コンロを付けた他の手で換気扇のスイッチを入れて
入浴の後には必ず換気扇を2時間以上回てください」と説明し、
「結露を防ぐ住まい方10箇条」のコピーを渡す。
ガラス繊維協会のリーフレットだ。

曰く「住まい方で結露の85%は防げる、
残り15%の結露は専門家の分野です」と結ばれている。
第1条 台所使用中は換気扇を回す
第2条 風呂の使用後窓を明けて湿気を外に出す
第3条 洗濯物の室内干しはやめる
第4条 植木は少なめに、水やりは最小限に
・・と続く

問題は近ごろの住まい方だ
防犯や寒さ防止で窓を開ける事が少なくなっている
朝晩2回の窓開放がどれだけされているか?
結露や湿気だけでなく、空気の汚染による病気も防げる。
換気扇だけに頼らず、窓開けもして欲しい。

結露を防ぐか、乾燥による風邪や肌荒れを防ぐか
攻防ラインは50%だが、加湿器はさまざま
湿度センサー付きでスイッチが自動的に働く高価な製品や
何も付かない原始的とも言えるもの様々だ。

このKaz社の加湿器は構造がいたって簡単
水に浸った紙の上でファンが回るだけ
構造がシンプルなだけ掃除や手入れが楽。
だがエアコンを掛けると、すぐに30%に落ちる湿度は容易に50%にはならない。
しかし風邪も引かないし、こんなものでいいか・・

建て主さんには「湿度センサー付きで加湿し過ぎないようにしてくださいね」お願いしている。
コメント
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