日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

12月の原稿締め切り\0

2005-11-30 | 仕事・建物
 11月は今日で終り、カレンダーは最後の1枚になった。
難航した1000文字の原稿も終り一息ついた今日
またもや原稿依頼・・

のんびりした口調で「12月の初めに詳細が決まる・・」
「だって明日はもう12月よ」
「そうなんだよ」
「他に人がいなくって・・」
そりゃそうだ
予定外の12月締め切りの原稿なんて誰だって書きたくない、

困った揚げ句に頼んできたんだろうし・・
また人の良さが出てしまいそうで怖い
返事は明日・・

落ち葉がキレイな先週の写真です。
ああ・・明日が怖い。
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7日間脂肪燃焼ダイエットと時計

2005-11-29 | その他
 今日のおやつはラ・フランス。
皮を剥きながら思い出し笑い。

日展で特選をとった友人の話。
立派なラフランスを頂いたので、
絵にしてから食べようと写生をした。
そばで子供2人がくすくす笑うので「なあに?」
「お母さんとおんなじ型をしている」
「ダイエットしなくちゃ~~」
おっとり話す友は若いころは、がりがりに痩せていた。

受賞祝いの席で着けていた時計は「特選の記念品」
賞金が貰えると思って家族で豪華な食事をするつもりが、
「取らぬたぬきの皮算用で終り」

私達の祝いの席も中程度のホテルランチ。
美味しい和食でまずは良かった。

友人は私が話した「7日間脂肪燃焼ダイエット」
を決行するらしい。

「心臓外科手術の前に安全に急速に減量するための・・」とある。
心配で医師の友人に確かめると
「聞いたことが無いけれど、痩せられそうね」と。

次に友人に会うのが楽しみだ。
時計のバンドはフリーサイズ、痩せても使えるし・・
脂肪燃焼ダイエット
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トロトロおネギ鍋

2005-11-28 | その他
 先日おネギとお米ををいただいた。
宅配の箱を開けると根曲がりの太いおネギがどっさり!
深谷ネギと早とちりをしてお礼のメールをすると
「宮ネギ」と訂正のお返事。

その日はあいにく柿の食べ過ぎで腹痛
一日置いてお鍋にするとビックリする美味しさ
「トロトロで甘味が豊か」
早速お友達に少しだけお裾分けをした。
「うちは家族全員ネギが大好きで、消費量が多いんですよ」と大喜び。
翌日道で会うと真ん丸い顔が崩れそうな笑顔で
「トロトロ」「焼いて食べました」と。
初日はホタテやお肉を入れてダシ代わりにしていたものの
お肉などは不用、ネギだけで十分美味。

ネットで調べると2回も植え替えをするらしい。
栃木県のごく狭い地域だけの特産品
名前を知らなかったはずです。
宮ネギを知って食べた後は
普通のネギの茎の長さや白さが妙に不自然に思える。

これからお豆腐とシラタキを買いに行って
今日も宮ネギ鍋にしようっと!!
宮ネギ
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麻布十番七尾忘年会

2005-11-26 | 趣味・遊び
今日は今年初めての忘年会、麻布十番まで行った。

来年2月のイベントの打合せを兼ねて早々と
会場は仲間の七尾さんが女将と料理長を兼ねている。
小柄でニコニコ顔が可愛い女将の来し方は並大抵ではなかったらしい。
七尾かつ子

ほぼ方針が決まったところで15人の忘年会の始まり。
このお店はお任せ料理のコースのみ
小鉢のゼリー寄せから始まり、暖かい椀物、焼き物、
水菜の玄米サラダなど次から次へ小盛りの料理の数々
混ぜご飯でお終いかと思い気や
最後は牛肉の陶版焼き+デザート。

どれをとっても極上の出来。
残念なのはオシャベリと打ちあわせとゴチャゴチャ、
もっとゆっくり深く味わいたかった。

お料理7000円+飲み物1000円の大割引だった。
七尾
案内
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中杉通りのケヤキ並木\0

2005-11-25 | 自然・風景
 今日は杉並区役所まででかけた。
用事は10分で終了。

ケヤキ並木を歩いて阿佐ケ谷駅まで5~6分
何時見ても気持ちのいい並木は最後の紅葉
落ち葉がハラハラかかる。
キレイに色づいている木と、茶色くよじれている葉っぱと様々。
先日のテレビでは夏に暑すぎると木が消耗して
紅葉する力がなく一気に枯れてしまうとか・・
良さそうな場所を見付けてパチリ!

中杉通りの杉並区役所側は古い木造2階建てが連なり
薄暗い雰囲気があった。
今日は取り壊しの現場が2ヶ所も見えた。
おしゃれなビルに建て直しかもしれない。
四季を彩るケヤキ並木を意識した設計になるのか楽しみだ。
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矢作俊彦・ドーシーボー~ヒーリー\0

2005-11-24 | 読書
 先月末に本屋さんをさまよっていると、
懐かしい名前(矢作俊彦)が目に付いた。
随分と前に「スズキさんの休息と遍歴」読んでいた。
たしか団塊の世代の40代の主人公が子連れで
シトロエン2CV(ドーシーボー)を運転して
人捜しの旅で、とんでもないどんでん返しの物語。

かなり印象に残っていたので黒い文庫本
「真夜中へもう一度」を買ってしまった。
裏表紙に「傑作長編ハードボイルド」
えっ!「スズキさん・・」はハードボイルドではなかったが?

久しぶりに生活を乱されてしまった。
読み終わらないと気が済まず、2時を過ぎてしまう。
この本ではオースティン・ヒーリー(知らなかった)が
重要な役回りの休暇中の刑事が事件の真相をといてゆく。
そうか、地をはう感じのドーシーボーが空を飛ぶヒーリーに進化か?
殴られる役どころではあるがそう暴力ざたは少ない。
少しのハードボイルドに、一寸ずれたユーモア。

車がこんな役を果たすなんて、きっと車好きな人に違いない。
しかし集中できるまで時間がかかった。
「幅広の肩が、ワイシャツをつんつるてんにしていたが、
着ている服地に生彩があり、テトロンが混じっていなかったら、
とても医大の教室員に見えなかった・・」
こんなのが随所に、
頭に入るとイメージがはっきりするものの、
言い訳の多い人の話みたいでマダロッコしいやら・・
その割りにはヒーリーの説明はないし・・

今月1日読んだので思い出しながら書いている。
ついでに[スズキさんを・・」探すと奇跡的に辞書の裏から見つかる
こちらは91年に読んでいた。
「真夜中・・」の奥付には'85年の単行本で出版と記されている。
そうすると、ドーシーボーからヒーリーでなく
ハードボイルドからドーシーボーなの?

どうでもよい問題に頭はよじれた。
イメージが浮かばない原稿書きに行き詰まった今日
こんな問題で真相究明をしたくはなかったが・・
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夫婦の日・寝室\0

2005-11-22 | ニュース
 今日は夫婦の日、知らなかった。
無料配布の新聞「リビング」で知った。

1面は「検証!“いい夫婦・いい家族”伝説」
なかなか面白い紙面だ。
読者1198人のアンケート結果を分類
[メダカ伝説][人魚伝説][シーラカンス伝説]の3パターン
(この分類はいろいろ使えそう)

[メダカ伝説]夫婦で手をつなぐは
理想としてーいい夫婦と思う・・81.5%
現実ではーーそうしている・・・51.5%
(結構高い数字)

[人魚伝説]夫の背広をハンガーに掛けてポケットの中身をあける
理想としてーいい夫婦と思う・・73.1%
現実ではーーそうしている・・・ 7.8%
(かなり恐ろしい妻?だが現実が少なくホッ!)

[シーラカンス伝説]夫婦だから同じ部屋で寝る
理想としてーいい夫婦と思う・・73.3%
現実ではーーそうしている・・・78.4%
いくつかあるうちで唯一、理想より現実が越えた。
いい夫婦だから同じ寝室に寝る、より
仕方なく同じ寝室に寝ている、結果だろう。

夫婦別寝室にしたくとも部屋が無い
結果、子供が独立して出ていくと、空き部屋に夫が移動
これが現実みたい。

若い夫婦は最初から別寝室を望む夫婦が増えている。
ある年齢になると「悪くて言えない」と聞く。
同じ寝室だろうと別だろうと仲良しか不仲かは一概ではない。
いびきがうるさいや、エアコンの設定に差、などの不満よりも
気楽に一人で寝たいのが本音かもしれない・・

写真は湯沢のナナカマド
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伝統木構造加力実験見学

2005-11-21 | 仕事・建物
 昨日は遊び疲れの身体にむち打って
八王子工学院大学へ行った。

「伝統木構造の会」と工学院大学の宮澤研究室の協賛。
実物大の2間×1.5間の構造に土壁を付けた建物を
押したり引いたりして壁や柱などの構造の損傷を計る大規模な実験。
広い実験棟の半分に既に弱い力の実験が済んだ実験体が納まっている。
土壁に少し亀裂が見られる。

油圧の機械で押す力を加えるとかすかに
「コン」「カン」と音が聞こえる。
1/30の柱の変形では少しヒビが広がった程度。
1/20の柱の上部が15センチ傾いた実験でも
見た目ほど構造の傷みはなし。
柱に取りつく指鴨居が押すと下が出て
引くと上が出るのが見える程度。

押していったん元に戻し、次には引く。
その都度計測が繰り返され、
我々見学者は自由に動き回って写真を撮る。
コンピューターが置かれている操作室も出入り自由
実験棟の壁に沿ったキャットウオークの見学も自由
公開性抜群で返って驚かされた。

昼食弁当はお握り
その間も「飛騨の高山の山車」の平成の新築映像が
流されてこちらも知識が豊富になる。

午前中で帰った人もいた中
実験は佳境に入った。
1/15が限界といわれながらも実験は続く
1/10の変形、木の擦れる音に混じって「ピシッ」
木の割れる音が響く。
柱の根元にヒビが入り、ほぞが飛ぶ。
土壁もバサッと塊で落ちた。

1/7.5の変形はビクビクもの
柱の上下にヒビ
壁は情けないくらい大きなヒビだらけ。
架構が急にみすぼらしく見える。

残念ながら倒壊以前で実験は終了。
思いの外伝統工法は地震に強そうだ。
しかし縦揺れ横揺れが間断なく短時間で襲う
地震ではこれと同じ結果では済まないだろう。

解析結果が出るのが待たれる。
映像や単なる結果のデーターでは得られない
感覚的な納得と感動を受け止められた。

耐震の考え方が少し進んだ気がして
教えてくれたコニシさんに感謝。
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住宅見学会&玉川高島屋\0

2005-11-19 | 仕事・建物
 今日の午前中は仲間の落合雄二さんの見学会に行った。
二子玉川駅から10分ほどの水路際のお宅だ。
完成まじかで引越し前のまっさらな住宅。
玄関で100円手袋を渡される
見学者に傷を付けられたり汚されたりしないか
引き渡し前の現場は神経を使う。
私はソックスを用意下さいとお願いする。
夏は生足を避け、冬は寒さ除け。
スリッパは床を汚す可能性があるので用意しない。
白い壁にも気を使うが、手袋着用は次から真似をしたい。

落合さんはプロに見ていただくのは・・
と言いわけをしていたがプロ仲間が6人も見学。
仲間の意見も聞けるのが嬉しい。
「使用木材が多すぎる」と仲間
「バリアフリーはもっと気を使って」と私。
ここは参考になると数ヶ所写真を撮らせてもらう。

複雑な家族構成を上手くまとめてコンパクトに収めた点や、
節が多くても自然素材で床を作った点、
限りある予算で変化のある空間を作った点、
水路の先の法規的に難しい所をクリアーした点など
評価できるところは本人には言わない。

明るく紹介してくれた落合さんありがとう。

帰りは玉川高島屋で昼食。
ここでミニ作品評価会の続きをする。
玉川高島屋は初めて、
都心とは違った外部の風景を取り込む
明るい開口部が人気の的かもしれない。
ベビーカーを押した夫婦ががぜん多い
高齢化に馴れた目には新鮮な眺めだ。

添付の写真は帰りに寄った新宿ヨドバシカメラ前。
寒さにめげず熱気むんむん。
ボーナスが出る前の下見かも・・
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吉村順三展&日展\0

2005-11-18 | 趣味・遊び
 今日の午後は展覧会の梯子をした。
まずは芸大美術館の吉村順三建築展
戦後から1997年没するまで活躍した建築家
初めは住宅が多かったが次第に
ホテルや音楽堂も多く設計するようになった。
主に模型を主に平面図や断面図等が整然と並べてある。
専門家の見学者が多いらしく声を立てずに熱心に見ていた。

「良い住宅」というのは形そのものより、
むしろその家自体に「たまり」という重心のある
居住空間のある家のことだと思う。

パネルの1枚に書いてあった。
「たまり」があって、美しくくつろげる家。
模型の一つ一つを感じながら見てゆくと
予定していた1時間があっという間に過ぎ、
後ろ髪を引かれる思いで後にした。

写真は木漏れ日の中の上野公園のポスター、

次は日展の「日本画」
友人の来住野和子さんが「特選!!」
はやる気持ちを抑えて2室へ入る。
一目で「あれっ!」見付けた。
もう20年も見続けているので直ぐ分かる。
植物や花をバックに女性の立ち姿がここ数年のモチーフ
その中で毎回「色」をテーマにしているらしい。
「白い花が描きたかった」
「真っ赤にしたかった」

今回は「緑」らしい「エア・プランツの杜」
林の中の白い植物の中にたたずむ女性
今までと雰囲気が違いミステリアスな女性の表情
「妖精みたい」友人
「エア・プランツの精よ」私
健康的ではっきりしていたこの前とは大違い
謎めいていながらきつく見つめる目。

新しい人物像を探り当てたのかもしれない。
これからがますます楽しみになってきた。
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サントリーホール“上田正樹”\0

2005-11-17 | 趣味・遊び
 今夜はご招待コンサートで楽しみました。
建築資材のメーカー「フジモリ産業」の毎年恒例コンサート
赤坂ののサントリー小ホールを借り切った豪華なもの。
ブルース・ジャズ・R&Bもちろん
上田正樹も好きなので喜んでいきました。

ピアノとギターのシンプルな組み合わせの最初のトーク
「アルバイトもせずに歌だけでやってこれました」
「音楽が金儲けの対象にならないいい時代でした」
「ビートルズのためです」
「助けて下さい!」から始めます。
‘HELP’何となく次は‘風に吹かれて’ピンポ~~ン
上田さんと同じような時代の聴衆に合わせて
懐かしい曲が続きました。

最近の自作の歌詞には「スマトラ地震が」盛り込まれ
「私の創る曲には楽しいのはありません」
「サントリーホールに大阪弁は会わないのかなあ」など
歌はもちろんお話も楽しいものでした。
もう一度ビートルズやボブディランを聞き直したくなりました。

アークヒルズは初めて、中に庭には早くもクリスマスツリー
六本木ヒルズとは一味違うおしゃれな感じでした。
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今日の満月

2005-11-16 | ニュース
 今夜の空はドラマティック。
青い空に白く浮かぶ雲
コントラストが実に決まっている。

8時頃から出先で眺めた。
9時に帰ってきてデジカメで写真にした。
デジカメはどうして月が奇麗に写らないのか不思議だ。
ただ単にへたくそなのか?
遠景で写すとぼんやり、
夜景で写すと月がにじむ。

明日になると新聞に奇麗に載っているでしょう。
写真は諦めて直に眺めるのが一番
11時過ぎたいまは、雲が無く煌々とした月だけ浮かんでいる
晴れ渡った分だけ、冷え込んで長くは見ていられないのが残念。
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根津「はん亭」

2005-11-15 | 仕事・建物
 今日の夜は串揚げのの店「はん亭」で食事をした。
(仕事半分)
上品な串揚げが順次運ばれてきて、
川海苔お茶漬けにデザートは柿のシャーベット
ビールを飲んで一人6000円一寸。

最後にお店の2代目さんに話を聞けた。
‘つるん’とした感じの若い主人、
口跡も滑らか「落語家さんみたい」と仲間
「そう、今は売れていないけれど、もうすぐ売れ出す感じ」

建物は既存不適格の木造3階建て
明治末期の建築、当初は下駄の「爪革」屋さん
下駄がすたれると爪革もオジャン
串揚げ屋さんの先代が一部を住いとして借り
その後請われて全部を借り受けて店舗にしたそうだ。

中に蔵があったのも借りてから判明
少し広げて現在の形状にしてから繁盛。
随分と以前に忘年会で来たことがあったが
今日の蔵の部屋は通りすがりに見ただけだった。
やはり蔵の部屋が一番雰囲気がある。
低い天井の真ん中を切り取り吹き抜けにした感じが
骨太でレトロ。

主人の「この建物は維持にお金がかかります。
当初の大工さんは仕事が出来なくなり、
今は水沢工務店の大工さんにお願いしてます」

愛着をもって大切に使っているのが嬉しい。
そして何よりも繁盛しているのがgood
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越後「野の花館」&「地ビール工場」\0

2005-11-14 | 趣味・遊び
 越後はコメの産地、湯沢駅から塩沢方面は広々と開けている。
実りの季節にはさぞかし奇麗なことだろう。

朝湯と朝の散歩でリラックスした後は
外山康雄氏の「野の花館」
前夜は同行の友人宛にお酒を届けて下さった。
「なんか買ってね」見学だけではなくお礼の訪問。

築300年の民家を移築して美術館にする相談を受けた友人は
「反対、成功しない」と断言したそうだ。
予想に反し美術館は大盛況。
今は「制作の時間が足りない」嬉しい悲鳴を上げているらしい。

館内には図鑑を思わせる繊細な野の花の絵と本物の鉢植。
友人達は熱心に鑑賞、私は可愛いものよりダイナミックが好き。
片隅に外山氏の絵本。
花の繊細と可愛らしさとは違うタッチ。
早速手にとり氏にサインを依頼。
「子供の名前は?」
欲張って親戚の子ら3人の名前をメモして渡す。
「女の子?男の子?」
名前の下に‘さん’と‘くん’を入れて竹ペンで昔話風文字?
すっかり嬉しくなって友人に「いいでしょう」と見せて回る。
孫の土産に注文するホンちゃんが続く。

しかし帰って読むとかなり怖い民話、
読み聞かせができるか心配になってきた。

その次は湯沢駅近くの地ビール工場「湯沢高原ビール」でビアー&ピザ
サッパリとしたビール、こちらも人気で昼過ぎには満席。
小さな物置小屋(?)の壁には「ナツヅタ」がワイン色、
今年の紅葉は黄色が多い中、目を見張る「赤」だ。

最後はケーブルカーで「湯沢高原アルプの里」
冬にスキー場は早くも冬支度、お目当ての高山植物はお終い。
しかし高原の空気は澄んで気持ち良い。
おあつらえの天気は雪の山々を目の高さにくっきり。

久しぶりに会えた友人達と晩秋の越後を満喫した旅だった。
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晩秋の中越紅葉&大沢山温泉\0

2005-11-13 | 趣味・遊び
 土曜日から一拍で温泉に行った。
昨年に計画したものの4日前に地震、
宿から逆キャンセルの連絡が入ってしまって一年ぶりに再開。

紅葉には遅いと覚悟して向かったものの、
「今年最後の見ごろ」宿の話。
大沢山温泉、ビートたけしの「はなび」で話題になったそう。
越後湯沢から山あいに入った鄙びたところ。
温泉旅館が3軒だけの集落。
周りは山また山、紅葉も行き着くところまで進み後は散るだけ。

宿の「高七城(たかなじょう)」は古い民家を移築して旅館にした。
ロビーや食堂は当時の風情があるものの廊下を進むと、
桧の床板から松の床、合板の床、楢の床など変化に富んでいるのか
統一性がないのか、職業柄気になる。
見たこともない石の床と見ると
「木石・珪化木」木材が土中で石に変化したものとか
メノウと同じ性質と説明された。
超珍しいものの一寸品のない気がする。

温泉は27℃の源泉を沸かしているお湯
つるつるで気持ちが良い。
露天風呂は囲いがなく湯に浸かったまま景色や空が眺められる。
気に入ってのんびりと3回も入ってしまった。

周辺を散策すると、地震の後に亀裂がそのままにされていて、
先の道路は通行止め。
被害を目の当たりにして衝撃。
道路の亀裂とは関係なく紅葉の素晴しさ。
自然は災害とは関係なく季節を刻んでいる。
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