1月は既に5冊の文庫本を読み終えた。
昨年まではパトリシア・コーンウエルの検死官スカーペッタが始まりだった。
10年ほど続いたシリーズは人気が凋落したゆえか
無理やり主人公を若返えらせ、死人を復活させて持続させたゆえ
出版されなくなってしまった。
それで年末に近くの本屋さんで取り寄せた本をよんだ。
まず始めの1冊
朝日新聞の書評で池上冬樹氏が絶賛してた
トマス・H・クック「緋色の迷宮」初めて読む作家だ。
黒姫山荘のストーブの前で読み始めた。
頭の上で友人達の声が飛び交い
ストーブ料理のスープをかきまぜたり
集中するには難儀をした。
ニューヨークの現代作家の作品はひねりが多い
きっちりした事が好きで、内面を見極める事が苦手で
兄と息子(さらには妻)を受け入れる事が出来ない不器用な父親
息子が巻き込まれた女の子の行方不明事件
最後の最後まで「もう少し様子を見よう」と全てをなくす。
「おまえ」が主人公で「わたし」が主人公
これに慣れるまで、名前に慣れるまで「登場人物」欄を何回もめくる。
ようやく全てを受け入れられる頃に(私も主人公も)事件は終わる。
ミステリー仕立ての心理劇的要素が強い。
「トマス・H・クック」を読まずして
現代小説を語る事は出来ない」
池上冬樹氏の腰巻きの一文
面白く読んだけれど、わたしには語る資格はない!
昨年まではパトリシア・コーンウエルの検死官スカーペッタが始まりだった。
10年ほど続いたシリーズは人気が凋落したゆえか
無理やり主人公を若返えらせ、死人を復活させて持続させたゆえ
出版されなくなってしまった。
それで年末に近くの本屋さんで取り寄せた本をよんだ。
まず始めの1冊
朝日新聞の書評で池上冬樹氏が絶賛してた
トマス・H・クック「緋色の迷宮」初めて読む作家だ。
黒姫山荘のストーブの前で読み始めた。
頭の上で友人達の声が飛び交い
ストーブ料理のスープをかきまぜたり
集中するには難儀をした。
ニューヨークの現代作家の作品はひねりが多い
きっちりした事が好きで、内面を見極める事が苦手で
兄と息子(さらには妻)を受け入れる事が出来ない不器用な父親
息子が巻き込まれた女の子の行方不明事件
最後の最後まで「もう少し様子を見よう」と全てをなくす。
「おまえ」が主人公で「わたし」が主人公
これに慣れるまで、名前に慣れるまで「登場人物」欄を何回もめくる。
ようやく全てを受け入れられる頃に(私も主人公も)事件は終わる。
ミステリー仕立ての心理劇的要素が強い。
「トマス・H・クック」を読まずして
現代小説を語る事は出来ない」
池上冬樹氏の腰巻きの一文
面白く読んだけれど、わたしには語る資格はない!