日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

駅の下の緑の壁

2012-05-31 | その他
今日は荻窪からバスに乗り仕事を終え
2年前に引き渡した家に寄ってきた。

開かなくなった雨戸を直し(良かった!)
ちょっとした相談に乗り、西荻窪まで通いなれた道を帰った。

何ヶ月振りの西荻窪駅、よくチョコレートを買っていたお店



外壁に埋込まれたグリーンがいい感じに成長していた。



オリヅルラン、カポックなど見慣れた観葉植物が元気・元気
上は電車がひっきりなしに通る駅のホーム
風通しはいいが、直射日光は滅多に差さない
水はどうしているのかしら?

眺めながら、やはりチョコレートとお菓子を買ってしまった。
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桐野夏生著「IN」

2012-05-30 | 読書
一昨日読み終えた一冊
集英社文庫 桐野夏生著「IN」
2009年5月 単行本として出版され、
待ちに待ち、ようやく今月に文庫化された。



禍々しいカバーは鹿目尚志作 オブジェ(BC・光)

作家の鈴木タマキは恋愛における「抹殺」をテーマに
「淫」と言う小説を書こうとしていた・・裏表紙

目次は「淫」から始まり
「隠」「因」「陰」「女因(漢字が見当たらない)」
最後に「IN]」
「隠」「因」の間に「無垢人」が入るこりよう(?)

かつて話題になった「無垢人」の小説の登場人物を検証しながら
鈴木タマキの終らせた恋愛に拘泥し検証する。

タマキの相手は担当編集者

小説家に密着する編集者とはどんな役目の人なのか?
日頃不思議に思っていた。
小説は完全なる個人作業、作家の頭の中の創作を文字化するもの、
との認識だったが、編集者とは
「そうそう」とか「ちょっと違うかも」とか「別の視点は」とか
助言し、マラソンのタイムキーパーか伴走者のようなものなのだろう。

終始挟み込まれる「無垢人」は私小説で
作者の婚外恋愛を赤裸々に書いた事で有名になったが
タマキの婚外恋愛と照らし合わせて物語は進行する。

婚外恋愛(不倫)を題材にするにしても桐野夏生は一筋縄では行かせない
堅く、ギシギシと甘くはない。
社会はあれども、家庭はない。
個人はあれども汎用性はない(当たり前だが)

そんな硬派な小説家と編集者の物語だが
文庫化された解説の伊集院静も硬派で素晴らしい。

読み進みながら「無垢人」が島尾敏雄の「死の棘」をイメージしていたが
やはりそうだった事が明かされる。
(死の棘は未だ読み終えていない)

小説の中で印象に残った言葉「俺、会社に居たない」が
この小説の秀逸部分だった事が書かれている。
同感!!と思いつつうれしくなった。

タマキの恋愛は完全に終る事になり
「無垢人」の後日談はまだまだ続いき小説は終りを迎える。

ミステリアスでありながら、心の奥深く食い込む
すぐに読み返したくなるほど、読み応えのある「IN」でした。
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二つの春草蘆

2012-05-29 | 仕事・建物
土曜日の続き

4月に行った東京国立博物館のお茶室「春草蘆」を見ていた。
同じ名前で三畳台目席なら、どちらかが写しか?疑問があった。
名前は同じだが、外観は随分と異なる



東博春草蘆写真は入母屋造のドッシリとした構えだが
三渓園はひなびた桧皮葺 

三渓園の案内版には
 織田有楽斎が京都のお寺に建てたものを移築
 三畳台目の茶室と八畳の広間の構成 



東博の案内版は 
 河村瑞軒が淀川の休憩所として建て
 三渓園の原三渓が所有していたのを所沢に移築
 昭和34年に東博に建てられた。



東博物春草蘆平面

名前と原三渓とが一致するものの、別の由来の建物だった。
案内版を比べてようやく納得した。


坂を上がると一畳台目席の金毛窟



たった1.75帖の部屋の屋根は2段構えで、天窓付

  

隙間から覗き込んだが、端然と座ると広さが感じられ
落ち着く事この上なし・・みたい。

そんなこんなで、句作より好奇心が多過ぎて
どうにもならない吟行でした(言い訳)
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横浜三渓園吟行

2012-05-28 | 趣味・遊び
土曜日の釘ん句会の吟行の兼題は「草」「茶」の二つ
5日前からあわててひねり出したが、どうにもパットせず
「えいや!」と6句作ってあとは吟行任せだが

お茶室探索に頭が行き生煮えでギブアップ

美しく保たれている「聴秋閣」
徳川家光が二条城に作らせ、江戸に移築し大正にこの地に落ち着いた重要文化財



この建物は「飛雲閣」そっくりと思ったが



似ているのは2・3階のテイスト(?)だけ、
こちらは安土桃山の大先輩の国宝

篠竹林を登って行くと、三渓園のシンボル「三重塔」

   

展望台に上がると、景色は一転



万緑の風情とは打って変わった、工場街と海
昔はこの先は全て海辺だったらしい。

三渓園からしばらく歩いた本牧の「魚仁」で句会

前もって用意した句
 「古(いにしえ)に海の底とは花うつぎ」だが
卯木が咲いているのは池の端で、却下



で俎上に上げた二句に並点が入りました。

 蹴つまづくそこで見てたか著莪(しゃが)の花 ・・5点

 草分けて木苺となる石の杭(境界石)・・1点

 三十年区切りをつけて新茶汲む・・選外
 (長年お世話になったNPO法人家づくりの会を卒業しました・感謝)

皆さんは吟行で作ったいい句が続出
私はさんざんの出来だった。

句会場の魚仁のお部屋はかなり驚かされたが
1.5㎝の厚切りの大トロが5切れ以上つく豪勢さ
滅多に食べられない贅沢なお魚づくし
お腹がパンパン、頭空っぽな吟行句会でした。
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横浜三渓園吟行序章

2012-05-26 | 趣味・遊び
今日は万緑美しい横浜三渓園に行ってきた。
「釘ん句会」の初めての吟行

以前お茶会で一度,釘ん句会の前身の句会で一度の今回で三度目

お天気は上々の吟行日和



三渓園は景色も美しく
建物も見どころ満載



重要文化財のお茶室への小径は、木漏れ日で眩しいばかり

見学と句作の結果は来週にアップします。
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花も実も緑のカーテン

2012-05-25 | 趣味・遊び
昨年に続き,今年も緑のカーテンを作った。
強い風に日にはどうなるか心配したものの
昨年は問題がなく、ゴーヤも実った。

気を良くして、今年は二張りにしてみた。

昨年と同じくエアコンの廃熱を防ぐ個所に一張り、早めに作成



ゴーヤーと小さな花のルコウ草
既にゴーヤーの黄色い花が咲き、1㎝ほどの実も出来ている。
ルコウ草は赤い花が咲き、明日には二つ目も開花しそう。

ベランダの中央にはこの前に日曜日に作成



夕顔と四角豆,間に虫除けのゴーヤー
花も実も,観賞も食用もと欲張る。
みんなスクスクと成長途上

あとは朝顔の苗を付け足して花も実もある緑のカーテンにしたい。
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貫井徳郎著「崩れる」

2012-05-24 | 読書
昨日今日は、さわやかな五月晴れ
空ばかり見上げて仕事ははかどらない。

お天気のせいではないのだろうが、
5月に入って読んだたった1冊がこれ

角川文庫 貫井徳郎著「崩れる」
ー結婚にまつわる八つの風景ー



2000年の単行本を2011年に文庫化した。
八つの物語が終り巻末の解説がすごい
著者が「自注解説」を書き
愛読作家のピカイチ、桐野夏生が書き
「私は貫井徳郎氏の小説のファンだ。・・」で始めるし
書評家の藤田香織が続けるし・・

貫井特郎の初めての短編集で気合い充分
この短編と合わせて貫井特郎は玄人受けもしているようだ。

読者に取って短編は「肩肘張らずに気楽に読める」
「気分の切り替えがしやすい」など手軽だが
作者にとっては長編と違う物語構成と
人物描写など気の使い方があるらしい。

それはともかく、
八編からなる物語は結婚したものの
「あれ?こんな筈ではなかった・・」
クズ亭主と成人の息子がいる主婦、我慢の果てが一気に崩れ・・

妊娠した妻と過去の行いに怯える夫

翻訳で身をたて、結婚にあこがれもしない30代の女性
高校時代の恋愛を思い出し「ある思い」に憑かれる

・・などなど
桐野夏生の解説通り「女性の、自覚すらしていないもやもやした思い」を
見事に短編にまとめている。

物事を思い詰められない性格の私は
「だから几帳面な人は行き詰まるのよ!」
読んでいるさなかに突っ込んでしまうが
「あるある」「いるいる」身近かな存在から
一気に異次元に突入する所も貫井徳郎なのだろう。

貫井徳郎ファンには捨て置けない一冊です。
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悲劇の渋谷川

2012-05-23 | 自然・風景
まだ土曜日の事です。

渋谷駅の東口から歩道橋を恵比寿の方向へ進むと



246号と上には首都高渋谷線が六本木方面へと向う
直交する明治通りの手前には渋谷川

  

杉並区を横断する善福寺川を見慣れた目には悲しい光景
川と言うより、掘り割り、と言うより下水の様相
東京屈指の繁華街渋谷の語源としてはあまりにも悲しい。

246号の手前は暗渠にされて、延長2.6キロ(たった)
東京の発展にかこつけて、オリンピック頃にこんなにされたらしい。

花展の会場「ギャラリー ルコルデ」の窓から渋谷駅方面を見ると見ると

   

駐輪場にされたり、利用する事ばかりしか考えられていない
恵比寿方面には東横線が延々

   

渋谷駅周辺の再開発ではどう位置づけがされるのだろう?
集中豪雨の際の洪水対策は?

無視だとしたら、らさらに悲劇の渋谷川になりそうだ。
コメント (2)
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渋谷ヒカリエ界隈

2012-05-22 | 仕事・建物
土曜日、花展の帰りオープンホヤホヤの「ヒカリエ」に寄った。
渋谷クロスタワーが、東邦生命ビルと言っていた頃に仕事で通い
ヒカリエの前身の渋谷文化会館にはよくランチに行っていた。

歩道橋からでも、のけ反らないと全部が見えない高層ビル/34階建て

   

文化会館は古いなりにも味のある建物だったが
ヒカリエは日本橋にでもありそうなビル。

駅前の道路を横断するブリッジも新しくなっている



ビルの入り口は大勢の人



ショッピングのつもりもないし
以前文化会館の裏路地にあった本屋さんに行く事にした。
奇麗な坂道になった路地を上がり、覚えのある店を見つけ
確かこの辺り・・と探すが影も形も、道路さえなくなっていた。

   

奥行きがグンと延びて周辺は「ヒカリエ」だけ
周辺も再開発されたらしい。

サッサカ、エスカレータを上る人について行くと
カフェやスポーツ屋さん、大勢の人で賑わう。

人をかき分けて、突き抜けると



円形部分のオープンスペース
こちらは閑散・・渋谷駅方向がよく見える。



外は右手が地下鉄銀座線
中が、もう使われていない元の横断ブリッジ、
左手が新しいブリッジ
スッキリ奇麗で明るいなっている。

しかし、渋谷駅周辺は再開発が始まったばかり
駅の構成が変わり、250mのツインタワーの計画がある。

来年から工事は本格化し、完成まで15年掛かるようだ。
マルチ情報誌

その他道玄坂の再開発やら、渋谷は大きく変わるらしい。
15年後には私は歳をとり、日本の人工は確実に減り
景気も日本国も、東京もどうなっているのだろうか??
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日食観察

2012-05-21 | 趣味・遊び
先日、ホームセンターで
「ただ今、日食グラスが入荷しました、店頭で販売いたします」
我も我もと群がる中、無事ゲット!


498円なり

今朝は6時半に起床
ベランダに出ると、見えました!
マークぐらいに欠けた太陽
雲があっても太陽はチャンと見える

ジュンジュンと欠けが進み
少しずつ暗くなり、烏が南の方に飛んで行ったが
大騒ぎする様子もなく、平穏無事
下の駐車場を見ると



日食グラスで観察する人達

三脚を据えて望遠をセット
7時28分
グラス越しの太陽は金環日食完成!

だが、普通のフィルターの写真は太陽の明るさには勝てず
この1枚がまあまあ



やはりカメラ専用フィルターを用意すべきだった。

途中金環部分が赤みが差し、動き回り
目の錯覚かと思ったが、コロナの動きだったのだろうか?
ここ杉並では午前9時には元通りのお太陽さんに戻った。

東京で金環日食は173年振りとか、
来月には「金星太陽面通過」が見られるようだ。
フィルターを用意しなくては・・
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作楽会いけばな展「花会/はなえ」

2012-05-19 | 趣味・遊び
今日の午後、渋谷へ出掛けた。

友人達のお花の発表会が2年毎に開かれる。
渋谷駅南口の明治通を恵比寿方向に進み歩道橋の先
ギャラリー ルデコビル6階

古いビルのエスカレータを下りると、花展会場



いつものごとく、花器を並べた普通のお花の展覧会とは違う



宙に浮かぶ球体

   

壁から突出するネギ坊主(?)

   

金物を使わない、お花の自然な形と説明して下さった。



葉を幾重にも重ねてウン百枚の作品

出来立てホヤホヤの渋谷「ひかりえ」の見学がてら
会場に足を向けて下さい。
20日午後4時まで

「ひかりえ」は来週アップします。
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殻付きアーモンド

2012-05-18 | 生活
今日もお八つの話題です。

生協のチラシに載っていたアーモンド
殻付き 焼きアーモンド
カリフォルニアの契約農園産を殻付きのままロースト



珍しいので注文した。
一個つまんでみると
「美味しい!!」

香りと香ばしさが剥きアーモンドとはまるで違った。

美味しくって、ついつい食べ進んでしまいそうだが
一日5個限定
カロリーオーバーを防止している。
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掛川の新茶

2012-05-17 | 生活
掛川の知人からお茶を送ってもらった。

   

ちょっとした連絡役を買って出たお礼のようだ。

少し前に掛川の人達の健康についてテレビ放映されていたが
お茶の消費量は全国一(?)で
メタボ・動脈硬化の予防改善、抗酸化作用、血圧抑制など紡機の予防に役立っているとか・・

早速こちらも頂き物の福砂屋のカステラと一緒にお八つタイム。



やはり新茶はひと味違う
写真は今一つ美味しさが出ていないが
渋みが少なく美味しい!

病気療養中の知人の健康を祈りつつ、毎日頂こう。
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モッコクの花

2012-05-16 | 自然・風景
南阿佐ヶ谷まで電車で行き、帰りはバスに乗った。
近道が工事で通行止め、遠回りの公園では
モッコクの花盛り



近くで見ると肉厚の白い花



一つ一つが奇麗
公園は親子連れで大賑わい
夕飯の支度の前の一遊びらしい

近くのマンションの前庭には



名前の知らない花が満開

夏日のような今日のお天気
花も子供もうれしい一日のようだ。

だけどリュックを背に歩くと暑かった!
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AERA 震度7を生き残る

2012-05-15 | 自然・風景
AERA臨時増刊 「震度7を生き残る」を買った。

   
アエラ編集部が総力を挙げて(たぶん)作ったのだろう。

日本列島の平野部が地震の危険地帯であるが
揺れやすい町東京横浜、大阪、名古屋、福岡、新潟、仙台
大きい都市の全てが大地震の危険性が高い場所にある。

地震と共に生きてきた都市だったが
京都大学の地震学者(派手ファッションの)鎌田浩毅教授は
「日本は千年に一度の活動期に入っている
 切迫感が共有出来ていないのが問題」
「高度成長期に何もなかったのはたまたまのラッキー
 首都機能を分散すべきだ」と言う。

また「活断層」のページで東大地震研究所の佐藤比呂志教授の取材では
地殻はバネと水あめで出来ていて
地震で動いた断層の周辺の「余効変動」の現象では
地震直後ではバネが反応して余震を次々と起こし
水あめはじわりじわりと遅れてくっついてくる。
水あめはドーナツ状に西に広がり、関東にはまだ届いていない
関東に届いて通過するには十数年掛かる。

震災後1年以上経過したと、考えるのは早計で
地殻変動進行中らしい。

津波の高さ予測や富士山の山体崩壊や想定外の被害の記事に続き
東京「魔の避難場所」のページがあり
せっかく安全な筈の広域避難場所が
実は関東大震災の時のような「30mの炎の津波」にさらされる場所のマップ

わが家の横の善福寺川流域はず~~と広域避難場所の公園になっているが
ここも、西や東から炎にあぶられる可能性も指摘されている。
避難場所は「点」は元より「線」状では安心は出来ない。
「面」状に東西南北に広がっていなければ「炎の津波」を防ぎきれないらしい。

さらに「死なない部屋の造り方」
裏表紙には
「災害にあったときのために」の必要事項記入書式が掲載され
一家に一冊まさに「サバイバルのための保存版」で
定価500円
今、本屋さんに並んでいます。
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