日々好日・いちよう

ちょっとした日々の一コマです

エアープランツ

2008-05-31 | 自然・風景
春先に園芸店から出ようとして「!」引き返した。
何処かで見かけた不思議な植物
「エアープランツ」
「和子さんの絵と同じ!」
中学からの友人、来住野和子さんが日展の特選を受賞した
「エアープランツの杜」
不思議な雰囲気の女の人が佇む杜に白く漂うエアープランツ
絵の中の物が目の前に・・
衝動的に買ってしまった。
何やら今はやっているみたいだ。



水入らず・栄養いらず、
その辺に放り出しておいても勝手に育つ
空気中から水分と栄養をとっている
地球にとってエコ中のエコな生き物
パイナップルの親戚
花が咲いて株を増やして枯れるらしい。

・・とは言っても、週に1回水にポチャンとつけて2~3分
清潔にして水分補給をする。

小学生が「この氷どうしてとけないの?」
不思議がったガラスのキャンドル立てをいかして
トイレの窓辺を飾っている。
もう少しどうにかして恰好良くしなくては・・ね。

06年11月関連ブログ
コメント (2)
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誰もいない??

2008-05-30 | つぶやき
天気の悪い日が続く
晴れると暑いし、雨が降ると寒い・・
そんな昨日、通りがけに妙法寺に寄ってみた。



小雨のせいか人気が少なくヒッソリ・・
山門で出会った叔母様は境内を見て「誰もいない・・」
ワンちゃんを連れていってしまった。
・・私がいるのに・・・私と目があったのに・・
・・遠くから二人連れがやって来たのに・・

いつもの人出と比較したのか?
3人では人数のうちに入らないのか??

昔、母が近所に用事があって尋ねた
出てきたおじいさんが「誰もいません」と
「自分は人数に入らないのかしらねえ~」
と不思議がっていたっけ・・

私もおじいさんも亡霊か???
コメント (1)
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宮部みゆき「孤宿の人」

2008-05-29 | 読書
5月は後3日、雨の多い月だった。
このところ、読書は月5冊のペースで読み進んでいる。
4月は今野敏が3冊つづいたが
5月は「償い」矢口敦子「クレージーヘブン」垣根涼介
「真夜中の神話」真保裕一、どれも満足したが

今日の話題は売れっ子作家・宮部みゆきの大作「孤宿の人」



珍しくも新書判・始めて聞く「新人物往来社」刊
Wikipediaには「日本唯一の歴史小説専門の文学賞である歴史文学賞を主宰。
ミステリー小説などの人気作家、宮部みゆきは新人物往来社が歴史文学賞で発掘した。」
とあり、深いつながりがあるようだ。

それはともかく、表紙のうさぎ(下引き)が進行人物(主人公?)だが
題名は他の重要人物を差し、帯には「少女ほう・・」云々
ハラハラ・ドキドキ・涙あり・時代背景描写ありの盛り沢山。
書店で手に取るのには大事な帯の一文だが、読み進むうちにそれが邪魔になる。
感動は予告があると薄くなる
感動は不意打ちが一番!

・・まっ、一番の主題は封建制度における階級社会と庶民のけなげさ
キッチリ調べて、地方藩の中央に対する恐怖心と情報公開されないものへの畏怖
江戸時代の庶民の生活振りが良く分かる・・
なんて書くと誰も買ったりしない本になるが・・
決められた枠組みの中で誠心誠意に正直に生きることの難しさ 
ある時タガが外れると、とんでもない事態に発展する・・
そして、何事も無かったように収束する。
階級制度をまたぐことが出来ない庶民・士分の弱さとしたたかさ・・
・・ますます買わなくなりそう・・

「新境地を開く時代ミステリーの金字塔」これは言える!

・・しかし、宮部さん
人を殺しすぎではありませんか?
コメント (2)
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初夏の実り

2008-05-28 | 自然・風景
公園に群生していたコバンソウ(小判草)



建て主さんがベランダ栽培をしていて「可愛いですよ」と教えてくれた。
3本カキンと折って、徳利にさすとなかなかの風情

中ほどの土手にはチガヤ(茅)



風にさざ波を立てこちらも優雅
やはり以前このブログを見た人に名前を教えてもらった。
(まだ見て下さってますか?)

サクランボの木の横のグミ



収穫の後なのか3個だけぶら下がっていた。
一番熟れている1個を失敬してポケットに入れて帰ったら
潰れてグズグズになっていたが
やはり甘酸っぱくシブイ味は子供の頃と同じ

青葉が目に付く今の時期、実りの季節みたいだ。
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再び・東京モード学園

2008-05-27 | 仕事・建物
午後から都庁まで行った。
帰りはイヤでも目に付く、東京モード学園「コクーンタワー」



朝日生命ビルの跡に建設中、今年の10月完成予定だ。

先週の「ケンプランツ」のメルマガに掲載されていた
【新宿のモード学園コクーンタワー建設現場で作業員が墜落死(16日)】
新宿労働基準監督署や新宿警察署の調べによると、建物の地上4階で工事用エレベーターを解体していた作業員が、
地下2階に墜落した。警察は19日時点で、作業員が安全帯の着用を怠っていたとみている。清水建設によると、
作業員は二次下請けの会社に属していた。

今年の10月末に完成予定だが、間に合うのだろうか?
(工事中に事故が起こるとしばらく工事停止になる)

それにしても、モード学園は怒濤の勢い
3月に名古屋に「モード学園スパイラルタワーズ」が完成し、建築雑誌を賑わせている。
新宿のタワーは50階建て、新宿西口の景観を変えてしまっているが
名古屋スパイラルタワーの方はもっとすごいことになっている。
雑誌で見ると、十数階の建物のなかに(離れた場所にもっと高いビルはあるが)
36階建てに度肝を抜くデザイン!!

名古屋っこはこの数ヶ月で慣れただろうか??
新宿っこはこの景観に慣れるのにどのくらいたつのだろう??
2月の関連ブログ
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お勧め・お掃除「電動ブラシ」

2008-05-26 | 生活
住まいの設計には建て主さんのことをいろいろ尋ねるが
「お掃除や片づけが苦手です」の人が多かった。
共通項の私としては手抜き家事・さぼり家事の家づくりは得意(?)だったが
何故がこの数年は「お掃除が得意」な建て主さんが増えてきた。
これはこれで大歓迎だが、私の手抜き家事が終わるはずがない。

中でもやりたくない筆頭は「浴室の掃除」
ウンと汚れていたのがピッカピカになったら、やり甲斐があるというもの・・
・・で、我がユニットバスは年に数回の大掃除となる。

はだしで強力なブラシでこ汚れをこすりとった後は
手の指は傷だらけ、腕はブルブル・・・
・・で、ついに電動ブラシを買った。
昨日、ようようと試す気になった。

電動パワーで力いらず「汚れとりポリッシャー」



単三電池4本を入れてスイッチを押すと軽快に「シャ~~」と回転する。
怪我の元の隅っこもブラシの毛先で回り込める。

そこに買い置きの「湯あかを落とす浴室クリーナー(クレンザー)写真右下」の上に
ブラシを回転させからめ捕らせると泡立ち、いい感じ。
ついつい夢中になり、いつもの苦労もなんのその・・
ピッカピカには少し足りないものの、かなりキレイになった。

勢いあまって、ステンレスのシンクにも試した。
ユニットバスのポリよりも簡単に汚れは落ちる。
何よりも楽しく使えるのが一番いい!!
これで2000円弱!!
電池がどのくらい持つか心配だが、お買い得(太鼓判ポン!!)

しかし、指は何ともないが、腕はけっこう疲れる
回転ブラシを床に押し付けるのに力を入れていたようだ。

お掃除が苦手な私の掃除の極意
○汚さないこと
○散らかさないこと
物を増やさずに片づいていると
来た人の多くが「キレイにしてますね」と言ってくれる。
(目くらましの作戦)
建て主さんのアドバイスにはならないみたいだが・・
この電動ブラシはお勧めです。

楽天サイト
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いけばな教室 作楽会「花会」

2008-05-24 | 趣味・遊び
今日は午後からお花の展覧会に出かけた。
友人達は黒姫で蔓を取り作品に仕上げたようだ。

二年に一度の展覧会は毎回会場が変る
一昨年の「花会(はなえ)」は家づくりの会のギャラリーで開催された。
今年の会場は日本橋室町交差点の近く
三越の通りの中央通りから室町3丁目を曲がり江戸通りのビル街の中
アートスペースユーメリアβ(地図)

ガラス戸の正面が黒姫の蔓の作品



つるのかって気ままな曲がりを旨く利用して和紙のお花をさして
モダンで物悲しい雰囲気(?)になっている。

今回は「空」「雨」「壁」「土」「外(つる)」のグループに分かれてつくられている。
「空」は天井を伝う不思議な枯れ木や花たち
「雨」は大きな水盤に天井から伝うしずく群
「壁」は曲線を描く壁に帯のように絡み合う葉と花
「土」は金属の花器から生える枯れた草々
(間違っていたらごめんなさい)
一節もふた節も変ったお花の展覧会だ。



奥深いギャラリーのスポット照明を上手に使い
お花の姿を不思議な陰影で浮かび上がらせている。
それぞれの作者が制作意図や苦心を楽しそうに話されるのも面白かった。

今日・明日の二日間だけ、是非とも足を運んで頂きたい
雨の中帰りながら「一人で来たのはもったいない」思った。
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和田堀のコゲラ情報

2008-05-23 | 自然・風景
大雨の翌日、善福寺川のアオサギが心配で見に出た。
流されてしまわなかったか?
何処かへいってしまったか?
夕方6時前
川の工事は片づけ作業中
いつもの仮橋の辺りには姿がない
ヒョッとして和田堀まで飛んで行ったか?

日曜日はカメラマンや散歩の人で賑やかだが、人が少ない。



・・と、草むらにユリノキの花がそこかしこに散乱
嵐で枝ごとちぎれ落ちたらしい・・
公園の花は「見るだけ」自制しているが
落ちているものはOKのはず
あいにく花は全部虫あとか、傷がついたものばかり
それでも良さそうな枝を集めて、進むと・・

いつもの方向と反対側にカメラを向けた叔母様一人
カメラの先を見上げると木の幹に穴!
そっと近づくと
叔母様が自然体で「なかなか巣立たないんですよ」話しかける。
「なんの鳥ですか?」
コゲラ(!)が一羽だけ残っています」
親鳥が啼いて促しても身体は出すものの、飛び立たなくて
先に巣立ったもう一羽の小鳥と何処かに飛んでいいったらしい
「夜になったら戻ってきます」一安心!
双眼鏡で見ていると何やら動く姿
「なかなか決心がつかないみたい、今日はダメね」
「お先に」三脚を畳んで行ってしまった。

しばらく見ていたが変化なし
半日も待っていた人には気の毒だが
コゲラにはコゲラの都合があるのだろう。
池の反対側の薄暗がりの中には、マガモの抱卵らしい・・
やはり散歩には双眼鏡が欠かせない。



あいにく薄暮の時間で写真は無理・・
コゲラ情報に気を良くしてもどると
仮橋の近くに目指すアオサギ発見!!
前より元気そうで姿かたちも良くなったようだ。
こちら側にいたのでそっと近づくと
「あ・飛んだ・・」
近づかれるのを嫌っ手川の反対側へ・・
また落ち着いてゆっくりゆっくり歩く
アオサギは工事をしていない時に川に出るサイクルが出来ているらしい。

二つも発見があった平日の散歩
早速、拾ったユリノキを花瓶に挿すといい感じ

・ ・しかし、2日後の今日は花がしぼみ、蕾は堅いまま・・
やはり野に置け「ユリの花」・・・と。

(写真は11日のもの)
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星岡「跡見の茶事」

2008-05-22 | 趣味・遊び
日曜日にはお茶事があった。
星岡」に通いだしてからかれこれ15年
今までのお茶事のリストを見てもらうと
「端午の節句の茶事」だけが残っていたので今回はそのはずだった。

ところが寄り付きや待合の軸や飾り物は「渋い」ものばかり
鍾馗様もいなければ、菖蒲も見当たらない。
なにか特別な趣向でも・・と席入り
お軸は始めてみる読めない文字
お隣の趣味人さんは「厶かも?」無??



ご亭主の説明ですべて納得
最近、著名知識人をお招きしたお茶会を開いた。
その方の趣味趣向を調べ、著作を読み付くし、道具立てをし、とても好評だった。
「本来なら、依頼があって初めて開く跡見ですが
この機会を楽しんでもらえるはず、と思いました」とか
一同喜び「まあ楽しみです」お正客(私は4客め)
(注:跡見の茶事=参会出来なかった人のために、同じ趣向同じ道具立てで行う茶事
   跡見に限って客側から申し入れる)
・・それで、いつもは少し派手目、少しお茶目な道具立てのご亭主が渋く決めたようだ。
著名知識人(学者)はときに3チャンネルに登場し(見ました)、
茶人としても有名らしい。

懐石は渋いながらもモダンな「日月碗」に甘鯛若布馬鈴薯包みが香り高い


(星岡の先駆者魯山人の得意料理とか)
次から次へと続くお料理を楽しみながら拝見する道具は


(写真はお点前終了後)

古そうな「風炉先」銀箔が変色した渋さ
始めてみる「三成棚」に「古瀬戸」の水差し
気心の知れた(ご亭主の弁)おばさんばかりのお茶事と違い、
この前は緊張しながらも打てば響く会話が弾み
末客さんに「舞台を見ているようだった」といわれたそうだ。
丁々発止のやり取りだったのだろう。
(私達の場合はのんびり穏やかな空気が漂う)

席改めの後は大山蓮華の白い蕾に赤い河原撫子がかれんなお茶花
仕服に入った黒棗
一気にお抹茶を茶碗に開ける見事な手さばき
感心しつつ美味しいお濃い茶を味わい
つづいたお薄は太宰府から取り寄せたお菓子

たばこ盆にも驚かされた
刀の柄と鞘でこしらえ、腰に巻く紐通しの輪(?)までがみえる。


(「これで人をあやめたのだろうか?」と思うと恐ろしいものはあるが)

「明治になって不要な刀が使い回されたようですね」とのこと
刀は今なら大変な「お宝」なのだろうが
このたばこ盆もお宝に違いない。

いつもはお道具の拝見で終わりになるはずが
すべての箱書きを公開し、著名人の手紙を軸に仕立てたのを広げ
その間のエピソードもお話しして下さった。

お茶事だけでなく綴じ込み付録まで見せてもらえたような
一期一会のお茶会でした。
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昨日の天体ショー

2008-05-21 | 自然・風景
昨日の空模様は激しいかわりようだった。
午前中は嵐(おかげでベランダがきれいになった♡)
午後は普通??
夕刻はドラマチックな夕日



どす黒い雲を輝かせ
山並みの隙間に真っ赤に輝く6時半
(ハレーションを起こしてしまった)
所用で出かけるつもりが、靴をけ散らしてカメラを取りに戻った・・

11時半、寝ようとすると青空にポッカリ浮かぶ満月
(写真は上手に撮れなかった)

久々の天体ショー
今日の夕日はいかに??
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華やかな栃の木・嵐の危機

2008-05-20 | 自然・風景
今朝はひどいお天気だった。
土砂降りの雨と強い風で窓ガラスがビッショリ、外の景色が見られないほど
幸い、出かける8時過ぎには少し収まったものの
駅までの5分でひざ下はグッショリ・・

先方ではビル風で傘が壊れる寸前、前に進めなくなった。
ようやくエレベーターの飛び乗り、知らないお姉さんと
「大変な目に合いましたねえ」と慰め合った。

仕事が終わり、方南町駅に戻る頃には日が射して来たが
泉南中学の遊歩道は桜の折れた枝や葉っぱが散乱
今を盛りのベニバナトチノキの下はピンクの絨毯
せっかくの華やかな花が散ってしまった。


写真は先週のベニバナトチノキ

街路樹に増えてきたベニバナトチノキは
西洋トチノキとアカバナアメリカトチノキの合の子だそうだ。
図鑑で見るとセイヨウトチノキ=マロニエ
パリの並木を想像するととてもモダンに思え
栃ノ木とは別物に感じられる。

しかし、大木の栃ノ木も今は華やか



遠めに見ても



近くによっても雄しべと雌しべが曲線を描きなかなかステキ



高いところで気付きにくいが、
落ちている花を見かけたら上を向いて歩こう ♪♪♪~~
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杉並区役所・緑のカーテン

2008-05-19 | 自然・風景
夕方から区役所へ出かけた。
書類の提出チェックはあっという間に終わり
次の阿佐ケ谷地域センターに向かう。

その前に、新聞に掲載されていた省エネのための「緑のカーテン」を見る
青梅街道に面する南側の壁面一杯に緑のネットが張り巡らされ



1m程のびたツルがよじ登っている。
ゴーヤー・胡瓜・ヘチマの前にはアサガオやユウガオも目を出している。
たっぷりしたプランターには自動水やり装置(?)がのぞく

首尾よく育てば屋上に達する網をよじ登り、壮大な景色になるはず・・・
ゴーヤーや胡瓜やヘチマがぶら下がり
アサガオ・ユウガオが咲き誇る。
思うだに楽しい景色ではあるが
華奢なネットが豊作に耐えきれるか?
各地に横行する心無い輩の犠牲にならないか?
嵐に吹き飛ばされないか?
省エネ効果のデーターはとれるのだろうか?

担当者達は楽しみ半分・心配半分の日々だろう。
この先行く度に見る楽しみが出来た。
果たしてツルは何階まで延びることだろう・・

杉並区役所ホームページ
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「建築解放区」JAビル

2008-05-17 | 仕事・建物
「open! architecture 建築のまち・東京を開放する」最後のブログ



山梨銀行と同じ倉方先生とJAの人の案内があった。
大手町・JAビル 昭和40年1月竣工
来年3月に解体され再開発で高層ビルに変わるらしいが
今の建物も当時の再開発で建て、
周辺の建物と30mの高さ制限でスカイラインがそろっていた。
数年前の法改正で高さ制限は撤廃され、
容積率を活用した上でグランドレベルの利用に方向転換したこと。
わずか40数年で解体の憂き目に遭うなんて設計者の佐藤武夫氏は想像しただろうか・・
建築行政の一貫性のなさには困ったものだ。



延べ17000坪 総工費50億円(坪29万円)隔世の感があるが
当時建築雑誌を賑わせていたのを思い出した。
1階のロビーの大理石模様



手摺りのデザインや外観のガラスブロックなど



カチッとした中にも遊び心が見え隠れ
正面の時計(ホールの時計も)・手摺りのデザインなど
注目するとこまやかな心遣いが感じられる。



8階の農協ホールはバックヤードを通り、
壁の穴から座席を見学し、舞台に上り、屋上に上がる(御稲荷さんが鎮座していた)



説明を熱心に聞く人、勝手に動き回り写真を撮る人(私も)、
恋人(たぶん)にひょうきんに躍らせ写真を撮る人。
人様々ながらJAビルは専門家限定、
詳細に眺められて写真も取り放題・・よかった。
中の施設の案内(売店)には関心を示さない連中に
「農協の品物を買って下さいね」せめてもの一言。

JAビルは今年のうちが見ごろです(許可されるかは分かりませんが)
ただし、階段の写真を撮ろうとカメラを向けても
警備の方は仁王立ちのまま、キッとして微動だにしませんよ・・
(お役目ご苦労様)
コメント (4)
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「建築解放区」日本銀行本館

2008-05-16 | 仕事・建物
今週は建築見学週間(2日だけだが)
昨日に続き今日の見学先は「日本銀行」
地位とお金に縁のない私だが、古い建物には興味津々
「open! architecture 建築のまち・東京を開放する」の見学ツアーに参加した。

日銀はテレビでしか見たことがなかったが
神田駅から6~7分・三越のすぐ近くにあった。
茶色く薄汚れているが建築当初は白亜の殿堂だったらしい。
一番古い本館は明治29年(築112年・重要文化財)



設計と工事に8年もかかり、設計者の辰野金吾氏はまもなく亡くなった。
途中日本で最大といわれる濃尾地震(M24年)があり耐震性向上の設計変更をし
着工した後日清戦争(M27年)で中断、歴史の波にのまれたようだ。



あいにく中庭から先は撮影禁止
専用の部屋で、今どき珍しい程荒れて色が変わった映像を見た後
案内に従って見学ルートを回った。
日本で二番目に導入されたエレベーターは健在
(ちなみに一番は浅草の12階建て・よって現存する最古のもの)
籠はこった彫刻と、色合いがステキ・・
地下金庫室をあっけらかんと案内されたが、4年前に使用をやめたとのこと(あたりまえ)
ロビーや・松の廊下(歴代総裁の肖像画の展示)はこった柱頭や大理石の腰壁

関東大震災の被害は甚大で
遠くからみえる(遠くからしか見えない?)ドーム屋根は焼け落ち
自慢のガラス天井から火がはいり壊滅状態
構造以外ほとんどの部分が震災以後の改修らしい
しかし、万全の備えの地下金庫室は被害が無く、
震災の翌日からお金のは発給をしていたとか・・

壮大で立派な建物にしては入り口が目立たない
二期工事で建てられた部分は階段を上がった先が、いかにも「入り口」だが
最初の入り口は週ガードマンの仁王立ちでようやく分かる程度
当初は常磐橋側にあったらしいが・・

中庭の馬の水飲み場(ライオンの口から小さな吐水口がのぞく)
当時は馬車で紙幣を搬入した。



今はお土産店(自動販売機!)の入り口のハンドル



シャッターを開閉したのだろうか?(地下から3階までシャッター完備だった)

あまりにもスムーズにされる説明で、あっという間に次へ移動
もっと良く見たかった、残念!

日本銀行デジタル資料室(建築中の写真が見られます)
日本銀行バーチャル見学ツアー
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建築解放区・山梨中央銀行東京支店

2008-05-15 | 仕事・建物
新聞・雑誌に取り上げられている
「open! architecture 建築のまち・東京を開放する」
今日と明日申し込んでいた。

始めは神田駅から5分の「山梨中央銀行東京支店」
中央通りは高層のビジネスビルが建ち並ぶ中
静かに佇む銀行、昭和4年の建築(左手)



案内は支店長さんと東京理科大建築史科の倉方先生

始めは木造の蔵造りで営業していたものが関東大震災で壊れ
今の建物に建て直したとの説明
震災までの銀行はほとんどが火災に強い蔵造り
火事に強い建物は地震に弱かったためにRC造に入れ替わった。
/古典主義(クラシック)様式

店内は天井が高く柱頭や天井の装飾が遠慮なく見られる。
行員さん達も珍しげに見学者を見たり、写真を撮ったり(担当?)
普通の業務日、入ってこられるお客さんはビックリした様子

配られた建築当初の資料と若干違うカ所がある。
外壁の窓が3層にハッキリ別れていたが
今は二層分が繋がっているように黒い鉄板(?)がはめ込まれて
3層分の窓の上についていた装飾がなくなって
屋根の取り合いも簡素化されている。



これだけで雰囲気がかなり違っているが、メンテで難しいことがあったのだろう。


入り口・左右の黒い扉を閉めて・防犯・防火に

屋内のキャットウオークに上がると店内が一望出来る
窓のメンテナンスのためにあるらしい。
残念ながら店内は撮影禁止!
一番面白く、受けたのは
格子の付いた窓のシャッター操作


格子の内側にシャッターが降りる(格子は建築当初のではない)

壁の小さな鉄のふたを開けると布のテープが丸められていて
それを延ばしてブラインドのように手繰るとシャッターが開閉する。
あまりのローテクに感心しきり
手前の上げ下げ窓の開閉レバー(?)もステキな形
映像に出来ないのが残念至極・・

銀行ではこの建物に並々ならぬ愛着を持っていて
株主会で「高層に建て直す」要望をなだめ
メンテナンスの専門員を一人置き、毎日点検手入れをしている。
私だけがお借りしたトイレ、
古いながらも・男女兼用ながらも、チリ一つ・シミ一つない有り様
感心して支店長さんに話すと「それは嬉しい・明日の朝礼で話します」とのこと
見学のお礼代わりになったかな・・??

山梨中央銀行史(土蔵造の写真がある)

この後は大手町の「JAビル」
明日は「日銀」
報告は明日に続く・・
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