横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

イヌトウバナかと思ったが

2019-08-31 05:47:55 | 日記



芦ノ湖西岸歩道。桃源台から湖尻水門を経て暫く行くと深良水門がある。
湖尻水門は早川につながっているが、水利権の関係で普段は閉じられている。
芦ノ湖から下流(静岡県側)へ放流されているのは深良水門だ。
徳川四代将軍家綱の時代に干害に苦しむ深良村(裾野市深良)の名主が尽力し、
3年半の歳月と7300両余をかけ1280mのトンネルを掘って芦ノ湖の水を深良川に流した。
明治43年には木造水門を石造りに改造された。







真田浜に向かう山道でシソ科の小さな白い花が咲いていた。

23日の記事 段々に輪生 で、トウバナの写真を載せて
「イヌトウバナというのもあるが、花の色は白というので区別できるようだ」と書いた。
それで、これがイヌトウバナかと思い込んだ。







しかし調べると花序がほとんど茎頂部だけであり、葉の縁に粗い鋸歯があることからヤマトウバナと思われる。
分布は中部地方以西とされているが、箱根はその範囲なのだろう。







そこから少し歩くとすぐに真田浜に出た。
後がすぐ山という狭い浜だが、対岸や遊覧船を眺めながらの休憩や昼食などにちょうど良い。







浜と山の境目辺りにもさまざまな花が咲く。
前に来たときにも見たイヌゴマもそんな一つだ。







イヌゴマは泉の森など家の近所でも見るので珍しくはないが、
芦ノ湖の浜辺でというのが魅力を増している。







砂浜の上を2cm弱ぐらいの黒い虫が徘徊していた。







砂利の上も歩き回る。何か食べ物を探しているのだろうか。
詳しい名前は分からないが、ゴミムシの仲間かもしれない。




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箱根の花と蝶

2019-08-30 06:10:14 | 日記



芦ノ湖西岸、花や虫を探して歩く。







芦ノ湖など箱根一帯でタマアジサイがまだまだ咲き続けている。
家の近所でもタマアジサイが咲くところがあるがかなり前に終わっている。
箱根は数が多いので長く見られるのかも知れない。







総苞に包まれて玉のような蕾の様子からタマアジサイの名前があるのだろう。








装飾花を頼りにチョウがやって来た。








アサギマダラだ。ヒヨドリバナも咲いていたのだけれどタマアジサイのほうに惹かれたか。
だいぶ前に来たときにはアザミの花の蜜を吸っていた。







アサギマダラは春には南方から北上し秋には八重山諸島や台湾までも南下し、
1頭が数千キロも飛行することがあるそうだ。

このアサギマダラは北上か南下か、どちらの途中なのだろう。


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久しぶりの芦ノ湖西岸

2019-08-29 05:58:33 | 日記



急に思い立って一人で芦ノ湖西岸歩道を歩いた。3年ぶりぐらいだ。
今回は前回までとは逆に桃源台のキャンプ場から西岸を南下することにした。







キャンプ場から湖尻水門辺りまでに、ギボウシ、キンミズヒキ、ゲンノショウコその他の花を見た。







湖尻水門は改修中でわたることが出来ず少し迂回した。







芦ノ湖西岸歩道はおおむね湖岸を歩くのだが砂浜というわけではなく、
斜面に付けられた山道で若干の上り下りがある。斜面はところどころ開けて杉林が見える。







湖面側の斜面にも草木が続いているが、ところどころで湖が見える。







道の両側を花を探しながら歩いているとヤマホトトギスが咲いていた。







群生にはならず思い出した頃にポツポツと咲いていた。

何か虫がいる。なかなか面白い模様で色も綺麗だ。







初めて見たので名前は家に帰るまで分からなかった。
調べた結果はアカアシカスミカメというカメムシの一種だった。


今回は11キロほどの道を歩き通すのに、初めて見た花もあり6時間もかかった。
何回かに分けて記事にしたい。



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お客さんが多い花

2019-08-28 06:10:36 | 日記



ヤブガラシの花期は長くて、その間に蜜を求めるさまざまな昆虫がやってくる。







最近見たのはオオモンクロベッコウ。狩りバチだ。
自分のためには蜜を吸うが、子供のためには別のものを用意している。
クモを狩り麻酔をして地中の巣に持ち込んで産卵し、孵化した幼虫の餌にするそうだ。







キチョウもやって来た。







口吻がずいぶんと繊細なのに驚いた。







ヒメジョオンにやって来たモンシロチョウもキチョウと似たようなものだろうと思ったが・・・







見たところキチョウよりもしっかりした口吻だった。
それぞれ直径(円ではないかもしれないが)は何十ミクロンぐらいなのだろう。







モンシロチョウはヒメジョオンの近くに咲くニラの花にもやって来た。







ニラもいろんな虫を呼んでいる。
蜜蜂たちは誘い合わせたようにやって来た。







ベニシジミも常連だ。
ほかにアリや甲虫などたくさんの虫が来ている。







せっかく会えたのに、名前の分からないのが残念だ。


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必要なことをちゃんとやる

2019-08-27 06:04:26 | 日記



上瀬谷を歩いているとニンジンの伸びた茎にキアゲハが止まっていた。







そのあたりを飛び回り、時には花が終り種ができはじめているところにも止まった。
しかし花が目的ではなさそうだ。







葉に止まることが圧倒的に多い。キアゲハの幼虫の食草はニンジンらしい。
口吻は延ばしておらず、お尻が葉の方に向かっているように見える。
キアゲハはニンジンの葉のところに産卵に来ているのだ。







これも上瀬谷で。こちらのキアゲハは地面に止まった。







チョウが土の上に止まるのはほとんどの場合に吸水だ。







8月の暑さ続きで水が欲しいというのは人間も同じ・・・?
いや、チョウの場合は暑いからとか水分不足になるからとか、そんな単純なことではないらしい。
アンモニアやミネラルが繁殖活動を高めるなどの効果があるのだとか。
人間と違って、動物たちは必要なことをちゃんとやるようだ。



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