横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

古墳、往事の姿で

2022-10-30 18:57:28 | 日記



保渡田古墳群が気になったのは、子供の頃の思い出によるものだ。
住んでいた京都・太秦には蛇塚古墳があり、大きな岩がむき出しの石室が遊び場だった。
他にも太秦から嵯峨野あたりには多くの古墳があり、中学のクラブ活動で調べ歩いたものだ。


二子山古墳から見えるところに、もう一つの古墳がある。







八幡塚古墳だ。(はちまんづか)  埴輪も見える。







二子山古墳と違って土に覆われていない。







石と埴輪で飾られた姿は、往時を再現したものだ。手前から前方、後円墳となっている。
土や草木で覆われることなく、古墳をこういう形で見られるのは有り難い。








多数並べられた円筒埴輪、人物埴輪、動物埴輪は発掘された埴輪を再現したもののようだ。







何か儀式か会議か団らんか・・・ほほえましい。







後円部の石室に向かって両側に並び、さらに石室部を取り囲むように円筒埴輪が並んでいる。
悪霊から護る垣根のような意味合いがあるらしい。







二子山古墳と同様に4つの中島が配置されている。
石組みの上には2段の埴輪がぐるりと囲んでいる。







向こうに見える西光寺あたり(どうやら寺の下)に薬師塚古墳があるそうだが、今回は行かなかった。



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保渡田古墳群

2022-10-29 17:59:53 | 日記



一の倉沢や天神平を楽しんだ翌日は高崎に行った。
保渡田古墳群があるので前から訪ねたいと思っていたのだ。

高崎駅から北へ6kmほどの所にあるのだが、JRや私鉄の最寄り駅というのがない。
駅から多方面に出ている「ぐるりんバス」を利用する。
200円と安いのだが1時間に1本ぐらいしかない上、細かく止まっていくので時間も掛かる。







古墳時代に群馬地方は上毛野(かみつけの)と呼ばれていたそうで、
三つの前方後円墳や「かみつけの里博物館」を含めて「上毛野はにわの里公園」となっている。

博物館では5世紀頃の豪族の様子、村、水田、墓、埴輪などを展示・紹介・解説している。







博物館のすぐ隣は二子山古墳。全長100m超の大きな前方後円墳だ。







コスモスの花が周りを取り囲んでいた。







右が前方、左が後円。
墳丘の上に立つ人たち、堀や堤に立って花を楽しむ人たち。







後円頂上の中心部地中に舟形石棺が保存されているそうだ。
堀には4つの丸い中島(直径18m)がある。







中島では、埋葬者のマツリ(葬送儀礼)を行ったらしい。







右奥の方の山は榛名山だろうか。






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谷川岳はすぐそこ

2022-10-27 17:58:26 | 日記



標高・約1300mの天神平からリフトに乗って天神峠に向かう。








下に天神平とロープウエー駅があり、谷底に見える白いのが土合口のロープウエー駅だ。

そして向こうの山は天神平でも見た朝日岳など三山。







そして谷川岳がすぐそこに見える。
尾根道を行くと標高1977mの頂上まで3時間ほどらしい。
一の倉沢で見た岩肌を登るのに比べると楽そうに見えるが、安易に歩くと事故のもとだろう。







谷川岳は双耳峰で手前が「トマノ耳」そして奥が「オキノ耳」と呼ばれオキノ耳が1977m
トマは手前、オキは奥の意味で、水上から見た位置関係で呼ばれるようになったらしい。







リフト駅の直ぐ傍に二つの神社があった。
一番手前の鳥居が弁財天のもの、奥の二つが天満宮のものだ。







今は草が伸びているが、この鳥居を入ると小さな池があり、奥に弁財天の祠がある。
5月ごろ池のあたりにはミズバショウが群生するそうだ。







そして、こちらの狛犬もいる鳥居をくぐると、ごつごつした岩の奥に天神様が祀られている。
このあたりを天神峠と呼ぶ所以だ。







天満宮の境内を回るには岩場があって一苦労だ。







目を東の方に向けると尾瀬や日光に近い2000m超の山々が見える。
左のピークが至仏山、少し右へ行ったピークが笠ヶ岳、さらに右端は武尊山だ。
残念ながらどこも登ったことはないが、眺めているだけでも気持ちが良い。


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50年ぶりの天神平

2022-10-25 14:33:34 | 日記



一の倉沢まで往復したら昼になったので、うどんを食べてからロープウエーに乗った。
眼下に紅葉を眺めて標高差600m弱をゆったり上がる。







天神平は標高1319m。晴れていたためか思ったほど寒くはなかった。

向こうの方に見えている山々は、左から笠ヶ岳、朝日岳、白毛門だ。
水上側から歩くとすると白毛門、笠ヶ岳そして朝日岳(標高1945m)の順に並んでいるそうだ。







天神平はスキー場になっているがゲレンデでない部分は紅葉が美しい。







中でもナナカマドが真っ赤で目を惹く。







近くに目をやると、ところどころでリンドウが咲いている。







春から夏にはカタクリ、ニッコウキスゲ、ミズバショウその他の花々が見られるらしい。
いつか機会を作って、楽しみたいものだ。


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一の倉沢への遊歩道で

2022-10-23 18:03:48 | 日記



谷川岳ロープウエー駅から一の倉沢に向かう遊歩道。







道の両側にはブナの木が多く見られるほか、春夏に草花もいろいろ見られそうだ。







谷側では木々の間から紅葉の山が見え隠れする。笠ヶ岳と奥は朝日岳であろうか。







今は花の咲く時期ではないが何種類か実が見られた。
小さな紫色の実はムラサキシキブだろう。結構あちこちで見られた。







こちらも紫色の実。ノササゲであろうか。







ちょっとピンボケの写真になってしまったが、この実は何だか分からなかった。
一つ一つは何かマメの仲間のようにも見えるが・・・
調べたら、どうやらサラシナショウマの実らしい。花は何度も見ているが実は初めてだ。



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