横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

花には虫が

2019-06-30 06:42:23 | 日記



野反湖で。
イワカガミは広い範囲で咲いていたので、周りに別の花がいろいろと見られる。







ツマトリソウ(サクラソウ科)もその一つ。
ちょうど花期だったようで、遊歩道のあちこちで見られた。







花の大きさは2cm弱あるので、けっこう見栄えがする。

花弁が7枚のように見えるが、サクラソウと同様に合弁花なので花冠が7裂しているのだ。
雄しべは7本あるが、何本かは倒れているように見える。







体長が花よりちょっと小さい程度の虫が来ていた。
この虫がくるせいで雄しべが倒れるのだろうか。







ミヤマニガイチゴ(バラ科)もところどころで見る花だった。
神奈川の郊外でも見るニガイチゴの仲間だ。







実が出来始めているのもあった。
ニガイチゴと同じ木苺なので、甘みもあるが名前通り苦みもほんのりと感じられそうだ。







ニガイチゴにもツマトリソウと同じ虫が来ていた。
そのほかサラサドウダンでもたくさん見かけた。







この虫を撮っているときはアブかハエの仲間かと思うぐらいで名前は分からなかった。
帰って調べるとオドリバエの仲間で、キバネオオヒラオドリバエというものらしいと分かった。

長い口吻で花の芯の蜜を吸っている。蝶のように巻いてはいないけれど確りした口吻だ。
オドリバエの仲間は虫を捕まえて体液を吸うのだが、花の蜜も吸うらしい。



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山腹の野草たち

2019-06-29 06:40:00 | 日記



野反湖。峠から八間山への登り道のそばの山腹にもレンゲツツジがいっぱいだ。

少し進んだところの左側に白い看板が出ている。






看板を左折して進むとガレ場があって、コマクサ(ケシ科ケマンソウ亜科)が咲いていた。







コマクサはケマンソウ(タイツリソウ)に近い草花らしい。たしかに花の姿は似ている。






八間山への登り道の周囲では、さまざまな野草を見ることが出来る。
特に今の時期は、イワカガミ(イワウメ科)がたくさん咲いていた。

漏斗状の花冠は5裂した上にさらに細かく縁が裂けている。








10cmほどの花茎の先に数個の花を付けている。花の大きさは 1.5cmぐらいか。

前に箱根でアカバナヒメイワカガミが咲いているのを見た。花としてはよく似ている。

ところでイワカガミの足元に小さな花が見える。コケモモ(ツツジ科)だ。







コケモモは木だけれど地下茎から立ち上がった茎は高さが20cmぐらいのものだ。
5mmぐらいの小さな釣り鐘型の花をいくつかつけている。


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初めての野反湖

2019-06-28 06:06:09 | 日記



群馬県の野反湖(のぞりこ)に初めて行ってきた。
朝5時に家を出て電車を乗り継ぎ長野原草津口駅からはバスで12時前に着いた。







野反湖は群馬と長野の県境付近の自然湖をかさ上げした人造湖で湖面標高1514mだそうだ。
群馬、長野、新潟の県境にそびえる白砂山への登山口でもある。
12月から4月の冬季5ヶ月は雪で道路が閉鎖される







バスを富士見峠で下りると今の時期はレンゲツツジが満開だ。
レンゲツツジは湖畔のあちこちで見られる。

7月になるとニッコウキスゲ(地元ではノゾリキスゲともいう)の黄色い花が広がるそうだ。

レンゲツツジの木の下草あたりにはさまざまな山野草も見られる。それは次回以降に。







5cmぐらいの朱色の花がいくつか集まって花序‎になっている。







峠からダムの方まで歩いていく途中で崖の下から延びた木にピンクの花がいっぱいついていた。







タニウツギのようだ。
その少し前に仲間のニシキウツギが咲いているのを見たが、何気なく通り過ぎてしまった。







その日は少し下ったところにある尻焼温泉で泊った。
朝になると、窓から横手山の向こうに白い山肌の白根山が見えた。





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マサキの花に

2019-06-27 06:36:12 | 日記



上瀬谷の畑では地面に這うのではなくて、ネットに蔓を絡ませてカボチャが出来ていた。







このあたりの畑ではところどころにマサキの木が植えられている。
畑の境界の目安にでもされるのだろう。

仲間のマユミの木の花はしばらく前に咲いて今は実が出来はじめているが、
マサキは花期が少しだけ遅いようだ。花の形はよく似ている。






セイヨウミツバチが来ていた。
マサキの蜂蜜はどんな味なんだろう。ちょっと食べてみたい。







少し大きい蜂もいたので、スズメバチも来ているのかと少し警戒した。







セグロアシナガバチのようだ。黄色に黒の模様が面白い。

マサキやマユミなどが好きなカメムシとしてキバラヘリカメムシがあるが、ここでは見かけなかった。
蜂が気になって、ゆっくりは探さなかった。




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人参の花

2019-06-26 06:50:31 | 日記



近所の畑ではニンジンの栽培も盛んだが、花が咲く前に収穫してしまう。
しかし時たま花を見ることがある。農家の方が種を採るためであろうか。







左側が花で右側は花後、実になり始めている。
いつも食べるニンジンは実ではなくて根のようで、種を採る実は花の後に出来る。







ニンジンは丸い花序も一つ一つの花もセリ科らしい姿をしている。







花の後の姿
一つ一つの実にトゲトゲがいっぱい付いているのが面白い。何のためだろうか。

アカスジカメムシはヤブジラミとかシシウドなどセリ科の植物が好きだ。







ブチヒゲカメムシもひっそりと来ていた。
ブチヒゲカメムシはマメ科の実の汁を吸うそうだが、ニンジンにもやって来るのか。




都合によりコメント欄を閉じさせていただきます。
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