五反田谷戸の一番奥。
昨年はここでカキランに花が咲いていたが、今年は全く見なかった。
2週間ぐらい遅かったかも知れない。
コマツナギは今年も咲いていた。
低木だが茎が地面近くを這うように延びて、そこから10cm弱ぐらいの花序が立ち上がる。
一段高い所に上がるとウツボグサがいくつも咲いていた。
茎の先に花穂をつけ周りについたシソ科らしい花は下から上へ咲き上がっていく。
上まで咲き終わって残った花穂が枯れたのは夏枯草(かごそう)と呼ばれる漢方薬になるそうだ。
ウツボグサに比べると全く目立たなくて見過ごしそうだったがヒメヤブランが何株か咲いていた。
ヤブランに比べるとずいぶん秘やかな花だ。
気がつかなかったが、花の向こうに小さなバッタの仲間が止まっていた。