横浜のほほん・続

植物や生き物を見ながら歩いて感じたことなどを中心に日々を綴る。

五反田谷戸の奥の花たち

2021-06-30 06:00:59 | 日記



五反田谷戸の一番奥。
昨年はここでカキランに花が咲いていたが、今年は全く見なかった。
2週間ぐらい遅かったかも知れない。







コマツナギは今年も咲いていた。
低木だが茎が地面近くを這うように延びて、そこから10cm弱ぐらいの花序が立ち上がる。







一段高い所に上がるとウツボグサがいくつも咲いていた。
茎の先に花穂をつけ周りについたシソ科らしい花は下から上へ咲き上がっていく。








上まで咲き終わって残った花穂が枯れたのは夏枯草(かごそう)と呼ばれる漢方薬になるそうだ。







ウツボグサに比べると全く目立たなくて見過ごしそうだったがヒメヤブランが何株か咲いていた。







ヤブランに比べるとずいぶん秘やかな花だ。

気がつかなかったが、花の向こうに小さなバッタの仲間が止まっていた。


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漆ではなくて神樹

2021-06-29 05:58:01 | 日記



小山田緑地公園の「みはらし広場」は緑ゆたか。
天気が良いと富士山も見えるのだけれど、この日は残念。







草は青々としていたが花はあまり見当たらなかったが、林縁にヒカゲチョウがいた。
このあたりでは前にも何度か見ている。







向こうの大きな木が薄紅色に染まっている。
もちろん紅葉ではなく、前にも夏頃に見た記憶がある。







ニワウルシの実だ。ニワウルシは実り始めのしばらくの間、このように色づくようだ。
なおニワウルシと葉の形が似ているウルシは秋に紅葉する。






実は翼果で、ほんの少し捻れた鞘の真ん中に種が一つ入っている。
秋には薄茶色になった実が茎を離れヒラヒラと舞いながら落ちていく。

ところでニワウルシは雌雄異株だそうだ。
雌株の木と花は見たことがあるが、雄株は見ていない。いつか探してみよう。



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アジサイと昆虫

2021-06-27 06:19:19 | 日記



五反田谷戸から奈良ばい谷戸を見て道路を渡ると小山田緑地公園になる。
傍には白山神社もあり公園に向かう道を歩いていると葉の上に小さな蛾が止まっていた。
名前は分らないがエダシャクの仲間かと思う。







小山田緑地公園の入口でも草の葉の上に別のエダシャクが止まっていた。
蛾の仲間は夜行性のものが多く、昼間に見る蛾の多くは活動しないでじっとしている。







小山田緑地公園に入ると池や小さな流れがあって気持ちが良い。







アジサイは装飾花が目立ち両生花は奥に隠れているが、
ガクアジサイは多数の両生花が目立ち、その周囲にいくつかの装飾花が見られる構造だ。







そばの何かの細長い枝にオオシオカラトンボが止まっていた。
アジサイの花に止まるトンボは見なかった。






しかしアジサイの葉にはテントウムシが止まっていた。ホシの数が凄く多い。
初めて見たテントウムシだがヤマトアザミテントウというのかな。

よく探せば、このアジサイの木にはさまざまな種類の昆虫が住んだり訪れたりしているのを見つけられそうだ。




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田んぼの生き物

2021-06-26 06:19:00 | 日記



小山田緑地の近く、町田市の五反田谷戸でイネが生き生きとしていた。







透き通った水にオタマジャクシの姿もチラホラ見える。







5cmぐらいの長さで何かプニュプニュ動いているのがいる。ヒルの仲間だ。
帰って調べたらウマビルといい、貝を食べるらしい。従って人の血を吸うことは無い。







イネの葉に止まっているイトトンボがいた。







何か危なっかしい掴まり方だなと見ていると水面に落ちてしまった。







翅を動かすわけでもなくフニャーっとしている。
このまま翅が濡れたら飛び立つことも出来そうにない。







何とか掬ってイネの葉に近づけると抱えるように止まった。
翅が乾いて飛び立つことができるまで辛抱できただろうか。


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名前も知らないが

2021-06-25 06:01:04 | 日記



今ごろの季節に小山田緑地を歩くとアサザ池まで足を延ばすのが通例となった。







名前通りアサザの花が咲いているのを見るためだ。
残念ながら二輪ほどしか咲いていなかった。
時期的なものかも知れないが、葉の広がりも少なくなったような気がする。







アサザ池の後はゴルフ場を横切ってトンボ池など大久保分園に向かう。







目に入った大木はホオノキだ。
今年はホオノキの花を見ないで終わってしまった。







10cm以上の大きな実(集合果)が出来ていた。秋には赤く染まったあと熟し、さらには赤い種が飛び出すことだろう。







傍の木で何かが動いていると思ったら小鳥がいた。







初めて見た鳥で名前も分らないが、ノビタキとかの幼鳥であろうか。

歩いていると馴染みのものも初めてのものも色々と出会えるものだ。



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